消火器の破裂事故に注意してください!
火災の時に効果的な初期消火が期待できる消火器ですが、古くなり腐食が進んだ消火器が破裂し、負傷したり死亡する事故が発生しています。
ご自宅や勤務先など、設置されている消火器を今一度、確認してください。
また、消防法令に基づいて設置されている旧規格の消火器は2021年12月31日までに新規格消火器へ交換する必要があります。
古い消火器は、こんな危険があります!!

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消火器破裂動画(提供:日本消防検定協会) (動画ファイル: 18.1MB)
すべての消火器が対象ではなく、法的に設置義務がある建物に設置している消火器を対象としており、一般家庭等に任意に設置されているものについては、交換の義務はありませんが、消火器全体の錆がひどい場合は取り替えてください。

ひどく錆びている消火器

容器等に大きな傷や変形した箇所がある消火器
消火器の事故
令和3年5月、兵庫県姫路市において、火災の際に使用した点検未実施の消火器が破裂し、初期消火を行っていた従業員が負傷する事故が発生しました。使用された消火器は製造後30年以上経過しており、底部が腐食していました。
また、過去には同様の事例による死亡事故や老朽化消火器の破裂事故など各地で発生しており、製造から10年以上を経過したものや、容器に錆や変形がみられる消火器は、重大な事故が発生するおそれがあり注意が必要です。
消火器を廃棄する際の注意事項
・絶対に自分で解体したり、内部の薬剤放出を行わないでください。
・粗大ごみには出さないでください。
・消防署では、消火器の廃棄処分等は行っておりません。
消火器をリサイクルする制度(廃消火器リサイクルシステム)の運用が2010年から始まっています。消火器を廃棄するには、リサイクル窓口へ持ち込むか、又は引き取りを依頼してください。
消火器リサイクル推進センター「廃消火器リサイクルシステムについて」(一般ユーザー向け) (PDFファイル: 393.6KB)
消火器リサイクル推進センター「廃消火器リサイクルシステムについて」(事業系ユーザー向け) (PDFファイル: 505.0KB)
更新日:2023年06月30日