猛暑に耐えられる身体づくり!!暑熱順化トレーニング実施中!!
過酷な火災現場🔥
消防隊員は、炎の熱から身を守るために防火服を身に着け、有毒な煙を吸わないように、空気呼吸器を背負い火災現場へ出動します。それは、真夏の炎天下でも同じです。
7月から9月の猛暑の中、重装備で現場活動を行うことは、普段訓練で鍛えている消防隊員でも、熱中症のリスクが高まります。
そこで、加古川市消防本部では、気温が高くなる前の5月から、暑さに身体を慣らす「暑熱順化トレーニング」を組織的に取り入れ、消防隊員が夏場の火災現場で熱中症にならないように備えています。
暑熱順化トレーニングとは??
暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、身体が暑さに慣れ、その環境に適応することを言います。
熱中症にならないためには、適切な水分補給と健康管理が重要ですが、予防としては、まだ気温が高くない時期からトレーニングで暑い環境を体験し、熱中症になりにくい身体づくりが大切です。
実施時期📅
加古川市消防本部では、気温が高くなる前の5月中旬から厳しい暑さになる8月末まで暑熱順化トレーニングを行っています。
5月中旬から6月中旬の1か月間は、暑さに慣れて過酷な環境でも動ける身体を作り上げる暑熱順化形成期間といい、6月中旬から8月末までの約2か月は、暑さに慣れた身体を維持するための形成維持期間といいます。
暑熱順化トレーニングは運動負荷を上げすぎる必要はなく、何よりも継続することが重要なので、災害対応に影響がでない程度で行っています。
最後に
加古川市消防本部では、厳しい暑さの中の現場活動でも、消防隊員自身が熱中症にならず、最後まで市民の生命、身体及び財産を守るという任務を遂行できるように、日々訓練を重ねていきます。
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更新日:2024年05月31日