子どもの予防接種
子どもの予防接種と乳幼児健診は適切な時期に受けましょう
予防接種や乳幼児健診は、お子さんの健やかな成長のために適切な時期に受けていただくことが大切です。
予防接種のタイミングは、感染症にかかりやすい年齢などをもとに決められています。特に赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性も高まります。
お子さんの健康が気になるときだからこそ、予防接種と乳幼児健診は、遅らせずに、予定どおり受けましょう。
遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診 (PDFファイル: 187.6KB)
子どもの予防接種について
子どもは病気にかかりやすく、かかると重くなることがありますので、病気にかからないよう守ってあげなければなりません。
お母さんが赤ちゃんにプレゼントした抵抗力(免疫)は、生後数か月を過ぎると自然に失われていくため、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防することが必要となります。これに役立つのが予防接種です。
予防接種は、その病気にかかりやすい年齢、あるいは重くなりやすい年齢などを考慮し、できるだけ標準的な接種期間で接種しましょう。
予防接種手帳と予防接種券の送付
加古川市に住所を有する(住民票がある)方
生後2か月ごろに予防接種手帳と予防接種券を郵送します。
※ヒトパピローマウイルス(HPV/子宮頸がん)ワクチンの接種券は、接種可能時期を迎える小学校6年生になるころに送付いたします。
加古川市に転入された方
転入月の翌月に予防接種の接種状況を確認する文書を郵送しますので、必要事項を記入し、返送してください。予防接種手帳と未接種の予防接種券を郵送します。
予防接種手帳が届いたらよく読んで、予防接種の必要性や副反応について理解しましょう。
予防接種を受けるには
予防接種協力医療機関(予防接種手帳に記載してある医療機関)に予約し、
- 予防接種手帳についている予診票(必ず事前に記入してください)
- 予防接種券
- 母子健康手帳
を忘れずに持っていきましょう。接種当日は朝から子どもの状態をよく観察し、ふだんと変わったところがないことを確認してください。
- 予防接種は対象年齢内に接種してください。対象年齢を過ぎると任意接種(有料)となります。
予防接種協力医療機関
市外で予防接種を受ける場合
明石市・高砂市・稲美町・播磨町の協力医療機関であれば、市内の協力医療機関と同様に接種いただけます。
以下の(1)~(3)の場合は、接種の2週間前までに申請(接種の2週間前まで)が必要です。
申請にあたり、ロタウイルス、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)の予防接種を受ける場合は、ワクチンが複数種類あるため、どのワクチンを使用するのか医療機関に事前にご確認ください。
(1)県内(明石市、高砂市、稲美町、播磨町以外)の協力医療機関(※)で接種する場合
※協力医療機関かどうかは接種する医療機関にお問い合わせください。
1.【オンライン申請 広域的予防接種】からお申込みください。
※18歳未満の接種のときは保護者名でログインしてください。
ご不明な場合は育児保健課(454-4188)までお問合せください。
2.後日、「予防接種に関する連絡書」等を住民票の住所に送付します。(滞在地が異なる場合は郵便の転送などご対応をお願いします)
3.加古川市から届いた書類と、母子健康手帳等をお持ちの上、事前に予約した医療機関で接種を受けてください。
(2)県外の医療機関で接種する場合
1.医療機関のある市区町村の予防接種担当部署に
○ 実施依頼書の宛名(市区町村長宛/医療機関宛/その他)
○ 依頼書の提出先(接種する市区町村/医療機関/その他)
をご確認ください。
2.【オンライン申請 他市依頼】からお申込みください。
※18歳未満の接種のときは保護者名でログインしてください。
ご不明な場合は育児保健課(454-4188)までお問合せください。
3.後日、「予防接種依頼書」等を住民票の住所に送付します。(滞在地が異なる場合は郵便の転送などご対応をお願いします)
4.加古川市から届いた書類と、母子健康手帳等をお持ちの上、1.で確認した手順にしたがい、接種を受けてください。
5.接種費用はいったん、全額自己負担となります。接種の日から6ケ月以内に育児保健課に払戻し手続きをしてください。(払戻し手続きの詳細は予防接種依頼書等を送付する際にご案内します。)
(3)基礎疾患等により、兵庫県立こども病院で接種する場合
1.県立こども病院に、接種を受けられるか事前に相談してください。
2.こども病院予防接種申請書(Wordファイル:16.3KB) を記入し、育児保健課に郵送してください。
2.後日、「小児予防接種業務委託依頼書」等を住民票の住所に送付します。
3.加古川市から届いた書類と、母子健康手帳等をお持ちの上、接種を受けてください。
ヒトパピローマウイルス(HPV/子宮頸がん)ワクチンについて
ヒトパピローマウイルス(HPV/子宮頸がん)ワクチンについては、こちらをご覧ください。
BCG
対象年齢
1歳未満
標準的な接種期間
生後5か月から8か月に達するまでの期間
接種回数
1回
注意事項(受け方等)
BCGの予防接種のできる医療機関に予約し、接種してください。
ロタウイルス感染症
対象年齢、接種回数
ワクチンの種類によって回数が異なります。(下表参照)
最初に受けたワクチンと同じ種類を接種してください。
ワクチン名 |
ロタリックス |
ロタテック |
接種期間 |
出生6週0日後から24週0日後まで |
出生6週0日後から32週0日後まで |
標準的な 接種期間 |
どちらのワクチンも、初回接種は生後2ヵ月から出生14週6日後まで |
|
接種回数 |
2回(27日以上の間隔をあける) |
3回(27日以上の間隔をあける) |
留意事項(受け方)
ロタウイルスワクチンはロタウイルス胃腸炎の重症化を予防するために飲む生ワクチンです。赤ちゃんのお腹がいっぱいな時は、上手にワクチンが飲めないことがありますので、接種前30分ほどは授乳を控えることをお勧めします。なお、ワクチンがうまく飲めなかったり、吐いたりしてしまった場合でも、わずかでも飲み込みが確認できていれば、ワクチンの効果に問題ありませんので、再度接種する必要はありません。
B型肝炎
対象年齢
1歳未満
標準的な接種期間
生後2か月から9か月に至るまでの期間
(注意)母子感染予防として健康保険の適用によりB型肝炎ワクチンの投与を受けたことのある人は、接種対象外となります。
接種回数
3回
(注意)任意接種として、B型肝炎予防接種を受けたことのある人は、既に接種した回数分は定期予防接種の回数から除かれます。
注意事項(受け方等)
第1回目を接種してから27日以上の間隔をおいて第2回目を接種、第1回目の接種から139日以上の間隔をおいて第3回目を接種します。
Hib(ヒブ)
対象年齢
生後2か月から5歳未満
接種回数
接種を開始する年齢によって異なります。【標準的な接種期間は1です。】
1.接種開始年齢が生後2か月以上7か月未満の場合
初回免疫として3回、追加免疫として1回 合計4回
2.接種開始年齢が生後7か月以上1歳未満の場合
初回免疫として2回、追加免疫として1回 合計3回
3.接種開始年齢が1歳以上5歳未満の場合
1回接種
受け方
初回免疫は27日(医師が必要と認めるときは20日)の間隔をおいて接種します。追加免疫は初回免疫終了後7か月以上の間隔をおいて接種します。
小児用肺炎球菌
小児用肺炎球菌ワクチンについて、令和6年4月1日(月曜日)から、「沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(PVC13)」に加え、「沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PVC15)」が定期接種に追加されました。「13価ワクチン(PVC13)」から接種を開始した場合でも、「15価ワクチン(PVC15)」に切り替えて接種が可能です。
接種回数や接種スケジュールについては、特に変更はありません。ワクチンの変更に伴う留意事項などについては、厚生労働省のホームページ「小児用肺炎球菌ワクチンQ&A」をご覧ください。
厚生労働省のホームページ「小児用肺炎球菌ワクチンの切替えに関するQ&A」
対象年齢
生後2か月から5歳未満
接種回数
接種を開始する年齢によって異なります。【標準的な接種期間は1です。】
1.接種開始年齢が生後2か月以上7か月未満の場合
初回免疫として3回、追加免疫として生後12か月から15か月までに1回
合計4回
2.接種開始年齢が生後7か月以上1歳未満の場合
初回免疫として2回、追加免疫として生後12か月後に1回
合計3回
3.接種開始年齢が1歳以上2歳未満の場合
2回接種 60日以上の間隔で接種
4.接種開始年齢が2歳以上5歳未満の場合
1回接種
受け方
初回免疫は27日以上の間隔をおいて接種します。追加免疫は初回免疫終了後60日以上の間隔をおいて接種します。
5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)
5種混合は、これまでの4種混合とヒブワクチンを含む予防接種で、令和6年4月1日から開始されました。
令和6年4月1日以降にジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブワクチンの接種を開始する場合は、5種混合ワクチンの接種が基本となります。ただし、すでに4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種を開始している人は原則として同一ワクチンで接種を完了させる必要がありますので、引き続き4種混合ワクチンとヒブワクチンを接種してください。
対象年齢
生後2か月から7歳6か月未満
標準的な接種期間
1期初回(3回):生後2か月から7か月に達するまでの期間
1期追加(1回):1期初回接種(3回)終了後6か月から18か月に達するまでの期間
接種回数
4回
受け方
1期初回として20日以上の間隔をおいて3回接種します。1期追加として、初回3回目の接種後から6か月以上の間隔をおいて1回追加接種をします。
4種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)
3種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)
不活化ポリオ(単独)
4種混合は、これまでの3種混合と不活化ポリオを含む予防接種で、平成24年11月1日から開始されました。また、百日せきによる乳児の重症化予防のため、令和5年4月1日より4種混合ワクチン又は3種混合ワクチン、不活化ポリオワクチンが生後2か月から接種できるようになりました。
対象年齢
生後2か月から7歳6か月未満
標準的な接種期間
1期初回(3回):生後2か月から1歳に達するまでの期間
1期追加(1回):1期初回接種(3回)終了後12か月から18か月に達するまでの期間
接種回数
4回
受け方
1期初回を20日以上の間隔をおいて3回接種します。1期初回3回目の接種後から6か月以上の間隔をおいて1回追加接種をします。
水痘
対象年齢
1歳から3歳未満
標準的な接種期間
初回:1歳から1歳3カ月に達するまでの期間
追加:初回終了後6カ月から12カ月に達するまでの期間
接種回数
2回(3月以上の間隔をおく)
受け方
初回から3カ月以上の間隔をおいて、1回接種をします。
その他
みずぼうそうにかかったことがあるお子さんはすでに免疫を獲得しているため接種対象外となります。
麻しん風しん混合
対象年齢
1期 12か月から24か月未満の間
2期 小学校入学前の1年間
接種回数
2回(1期を1回、2期を1回)
日本脳炎
日本脳炎予防接種の特例措置について
平成17年度から平成21年度までの接種の積極的勧奨の差し控えによる特例措置があります。
1)平成7年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた人で、次のいずれかに該当する人は、残りの回数を20歳になるまでに接種できます。
- 1期の3回接種が済んでいない人で、接種期間(7歳6ヵ月まで)を過ぎた人
- 2期の1回接種が済んでない人で、接種期間(13歳未満)を過ぎた人
第2期の接種は第1期の接種が済んだ9歳以上の人が対象となります。
2)平成19年4月2日から平成21年10月1日までの間に生まれた人
第1期の3回接種が済んでいない人で、接種期間(7歳6ヵ月まで)を過ぎた人は、残りの回数を第2期の接種期間(9歳以上13歳未満)に接種できます。
特例措置により接種される人へ
1.加古川市・高砂市・稲美町・播磨町の協力医療機関で接種される場合
すでに送付している未接種分の接種券・予診票(接種期間を過ぎたもの)を使用できます。接種券・予診票のない人は、母子健康手帳を持って、市役所育児保健課まで再発行の手続きにお越しください。
2.明石市の協力医療機関で接種される場合
すでに送付している未接種分の接種券・予診票(接種期間を過ぎたもの)は使用できませんので、母子健康手帳・接種券・予診票を持って、市役所育児保健課までお越しください。また、接種券・予診票のない人は、母子健康手帳を持って、市役所育児保健課まで再発行の手続きにお越しください。
対象年齢
1期 6か月以上7歳6か月未満
標準的な接種期間
1期初回(2回)3歳から4歳に達するまでの期間
1期追加(1回)4歳から5歳に達するまでの期間
2期 9歳以上13歳未満
標準的な接種期間
9歳から10歳に達するまでの期間
接種回数
4回
受け方
1期初回を6日以上の間隔をおいて2回接種します。1期初回2回目の接種後から6か月以上の間隔をおいて1回の追加接種をすることで基礎免疫が作られます。また抗体の維持のため、9歳から12歳の間に2期としてもう1度接種してください。
注意事項
夏は蚊の多い季節です。蚊(コガタアカイエカ)に刺されると日本脳炎に感染する可能性があります。蚊に刺されないようにすることが日本脳炎の感染予防に効果的ですので、積極的に防蚊対策に取り組みましょう。詳しくは日本脳炎予防のポスターをご覧ください。
日本脳炎ワクチン接種に係るQ&A (PDFファイル: 368.1KB)
2種混合(ジフテリア・破傷風)
対象年齢
11歳から13歳未満
標準的な接種期間
11歳から12歳に達するまでの期間
接種回数
1回
予防接種の保護者同伴について
予防接種には、原則として保護者(親)の同伴が必要です。保護者(親)が特別な理由で、予防接種を受ける子どもに同伴できない場合、保護者(親)の代わりとして子どもの健康状態を普段からよく知っている親族等が同伴することで接種できます。
親族等が予防接種に同伴する場合には、保護者(親)からの委任状が必要になりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。
副反応がみられたら
ワクチンの種類によっても異なりますが、発熱、接種局所の発赤、腫脹(はれ)、発疹などが認められます。通常、数日以内に自然に治りますが、接種局所のひどい腫れ、高熱、ひきつけなどの症状があれば、医師の診察を受けてください。
ワクチンによって重い副反応が生じた場合、予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となる場合があります。予防接種に係る健康被害救済制度をご確認ください。
この記事に関するお問い合わせ先
担当課:育児保健課(本館1階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9216(母子保健係)
079-427-9217(訪問指導係)
079-427-9325(子育て世代包括支援係)
問合せメールはこちら
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2024年06月04日