自転車の安全利用
自転車は、子どもから高齢者まで多くの人が利用できる、手軽で便利な乗り物です。しかし、交通ルールやマナーを無視した乱暴な運転をしていると、悲惨な事故につながります。
加古川警察署管内で、令和5年に発生した人身事故のうち、自転車関係事故は322件でした。この数字は人身事故全体の28.4% を占め、兵庫県下の平均を上回っている状況です。
自転車のスピード走行にご注意ください

【自転車のスピード走行にご注意ください】
ロードバイクが「みとろの丘」付近の市道を猛スピードで走行していると近隣住民より市に報告がありました。
市道はロードバイクの練習場ではありません。特に、勾配が急な坂道は、必ず速度を落として運転してください。
また、自転車運転中に人身事故を起こし、相手に怪我を負わせた場合は、刑罰が科されるほか、相手から治療費や慰謝料などの損害賠償請求をされる可能性があります。
罪名 | 刑罰 |
過失致死傷罪 | 30万円以下の罰金または科料 |
重過失致死傷罪 | 5年以下の懲役・禁錮または100万円以下の罰金 |
ヘルメット着用が努力義務化
令和5年4月1日から改正道路交通法が施行され、自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。また、同乗者にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。
なお、引き続き保護者等の方は、児童や幼児が自転車に乗るときは、ヘルメットをかぶらせるよう努める必要があります。

ヘルメットの重要性
警察庁のホームページによると、自転車乗車中に交通事故で亡くなった方の約5割が頭部に致命傷を負っています。また、ヘルメットを着用していた方と比較し、着用していなかった場合の致死率は約1.9倍となっています。(令和元年から令和5年の合計値。詳しくは下記の関連リンクから警察庁ホームページを確認してください。)
交通事故の被害を軽減するためにも、ヘルメットの着用は大切なことです。市販されている乗車用ヘルメットには様々な種類がありますので、自分に合ったものを選びましょう。
事故事例の紹介
横断歩道以外の場所を自転車が斜め横断途中に、自転車と衝突

交差点で自転車が一時停止を怠ったため、自動車と衝突

自転車のルール
自転車は、「車両であり車道通行が大原則」という考えに基づき、道路交通法などで定められたルールがあります。必ず守りましょう。

自転車安全利用啓発ポスターの作成
作成したポスターと兵庫大学・加古川警察署の皆さん
毎年、恒例となっている交通安全啓発ポスターの作成。令和5年度は、自転車事故防止を図るため、自転車の安全利用やヘルメットの着用を呼びかけるポスターを兵庫大学、加古川警察署と加古川市が協働で作成しました。
ポスターは、兵庫大学のサプライズ企画部に所属される学生の皆さんがデザインしてくれました。ありがとうございます!
※ポスターは市内の公共施設や商業施設等に掲示
チラシ


自転車安全利用五則チラシ (PDFファイル: 919.7KB)
関連リンク
【警察庁】「頭部の保護が重要です~自転車用ヘルメットと頭部保護帽~」
【警察庁】「自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~」
・自転車無料点検
市では、自転車の安全利用促進のために、毎月自転車無料点検を実施しています。
・平成27年6月1日より悪質な自転車運転者には講習が義務付けられました
平成27年6月1日、改正道路交通法の一部施行に伴い、危険な交通違反(危険行為)を繰り返した自転車利用者を対象とした自転車運転者講習制度が始まりました。
・平成27年10月1日より自転車保険の加入が義務化!!
兵庫県では平成27年10月より、自転車損害賠償保険等への加入が義務づけられています。
更新日:2024年11月19日