こんな効果がありました!住宅用火災警報器!
住宅用火災警報器の設置効果
住宅用火災警報器を設置することで、火災発生時の死亡リスクや被害拡大リスクの減少に大きな効果があります。
加古川市消防本部管内における住宅用火災警報器設置による効果
- 設置ありでは、死者が発生していない。
- 設置ありでは、設置なしに比べて負傷者が大幅に減少している。
- 設置ありでは、設置なしに比べて全焼・半焼火災が大幅に減少している。
令和3年
住警器設置状況 |
火災件数 | 死者数 | 負傷者数 |
焼損程度 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
有 | 7 | 0 | 4 | 全焼 0 | 半焼 0 | 部分焼 3 | ぼや 4 |
無 | 12 | 4 | 8 | 全焼 5 | 半焼 0 | 部分焼 3 | ぼや 4 |
令和2年
住警器設置状況 |
火災件数 | 死者数 | 負傷者数 |
焼損程度 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
有 | 7 | 0 | 1 | 全焼 1 | 半焼 0 | 部分焼 1 | ぼや 5 |
無 | 8 | 3 | 5 | 全焼 3 | 半焼 2 | 部分焼 2 | ぼや 1 |
全国の状況
平成30年度から令和2年度までの3年間における消防庁の調査においても、住宅火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、死者数と焼損床面積は半減、損害額は約4割減との結果がでています。(総務省消防庁調べ)
住宅用火災警報器の奏功事例
ここでは、加古川市消防本部管内(加古川市、稲美町、播磨町)の住宅用火災警報器の奏功事例を紹介します。
- 共同住宅において、隣室の住人が、住宅用火災警報器の鳴動音に気付き火災を発見、すぐに消防へ通報し、玄関横の腰高窓から初期消火を実施した。出火室の住人は、到着した消防隊により救出され、一命を取り留めた。(令和3年5月・平岡町)
- 住人が帰宅したところ、建物の内部から住宅用火災警報器の音が聞こえ、玄関を開けると、内部に黒煙が充満していた。炎が見えなかったため、初期消火はせず、119番通報し避難した。 (令和2年2月・播磨町)
- 共同住宅1階の住人が揚げ物を揚げていることを忘れて入浴中、住宅用火災警報器の鳴動音に気付き、共用廊下に設置してある消火器により初期消火できた。 (平成30年8月・播磨町)
- 共同住宅の1階で発生した火災による煙と住宅用火災警報器の鳴動音に気付いた2階の住人が、屋外に出て火災を発見し、早期通報を行った。 (平成27年9月・加古川町)
- 2階にいた家人が1階に設置した住宅用火災警報器の鳴動音に気付き、駆け付けたところ、仏壇から炎が上がっていたため、水道水で消火した。 (平成27年8月・山手)
さらに過去には以下のような奏功事例がありました。
- 台所でてんぷら油の入っているフライパンを火にかけ、その場を離れたため出火。住宅用火災警報器の鳴動を聞いて台所に戻るとレンジフード付近まで炎が上がっていたため、濡れたバスタオルで消火した。 (平成26年10月・加古川町)
- 共同住宅において、「下階からベルの音とタバコの臭いがする。」との通報を受け、消防隊が出動して現地を確認すると換気口から白煙が出ていた。居住者が不在の部屋に進入すると、ごみ箱から煙が出ていたので消火にあたった。 (平成25年9月・別府町)
- 家人が居間でテレビを見ていると、住宅用火災警報器が鳴動した。確認すると延長コードやトイレットペーパーなどが燃えていたため、水道水で消火し、大事には至らなかった。 (平成25年4月・東神吉町)
- 家人が食事をしていると、隣の部屋に設置した住宅用火災警報器の音声メッセージが聞こえた。見に行くとテレビの後ろから炎が上がっていたのですぐに通報し、水道ホースで水をかけた。 (平成24年8月・加古川町)
- 2階にいた家人が、階段上部に設置した住宅用火災警報器の鳴動音に気付き1階を見ると、煙が充満していたため、2階の窓から玄関上の庇に避難し、駆け付けた消防隊員に救助された。 (平成24年1月・加古川町)
- 居間にある木製椅子のクッション部分に火の着いたタバコを落としたため、水をかけて消火し就寝したところ、住宅用火災警報器が鳴動し火災を発見した。すぐに119番通報して、近所の住人と協力して初期消火を行った。 (平成20年8月・加古川町)
平成23年6月に既存住宅を含めたすべての住宅への設置が義務化された住宅用火災警報器、まだ設置していない方は販売店へお急ぎください!また、電池切れや故障により、いざという時に作動しない可能性があります。定期的な点検と交換をお願いします!

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更新日:2023年06月27日