日下真太朗【総務省消防庁出向・平成25年度採用】
これから消防職員を目指す皆さんへ
どのような仕事をしているのか教えてください!
私は、平成25年度に消防士を拝命し、救急隊、消防隊、予防課を経験し、現在は総務省消防庁に令和4年度から出向しています。私の所属している部署は、「危険物保安室」といい、主な業務は危険物保安制度の企画立案等です。
皆さんは「危険物」と聞くとどのようなものを想像するでしょうか。ガソリンや灯油、アルコールといったもののほか、リチウムイオン蓄電池にも危険物が使用されています。リチウムイオン蓄電池は、電気自動車のバッテリーや、日常で使用しているスマートフォンやパソコンといったあらゆる電子機器のバッテリーで使用されている身近なものです。
危険物は、私たちの生活を豊かにしてくれるものではありますが、ひとたび危険物による火災が発生するとその被害は甚大なものとなるため、危険物の保安を推進していくことは、国民の安全・安心に大きな影響を与えることとなります。
消防庁では、様々な要因で発生する危険物施設における事故の対応に取り組むだけでなく、近年の科学技術の進展に伴う社会のニーズに応じて、国民の利便性と安全性を確保するためのルールをつくる必要があり、そのための調査・検討等に取り組んでいます。
このように「消防」という仕事は、直接人命救助に関わるもの以外にも、様々な観点から市民生活に貢献できるやりがいのある仕事です
消防士を目指した理由を教えてください!
私は、就職活動をする中で、人の役に立てる仕事に就きたいと漠然と考えていました。そんな中、高校生の時に見た映画に影響され、消防士という職業に憧れていた自分をふと思い出しました。具体的に消防士という仕事を調べるうちに、消防士がリアルなものとして想像でき、様々な形で市民の安全と安心を守る素晴らしい仕事なのだと知ることができ、加古川市消防本部を受験しようと思いました。始まりは単純な動機ではありますが、今では誇りを持って消防業務に取り組んでいます。
消防士を目指す方へエールをお願いします!
消防士は、訓練や災害現場といった過酷な部分も多くありますが、そこから生まれるやりがいは何物にも代えがたいものです。強い信念を持って日々の業務に取り組む加古川市消防本部の仲間として、一緒に地域の安全・安心に貢献しましょう。
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更新日:2023年07月05日