「燃やさないごみの日」に燃えるごみ収集車
火事だ!!
令和4年5月25日、ごみ収集車が燃やさないごみの収集作業をしていたところ火災が発生しました。今回の火災事案は、ごみ収集車の中で燃やさないごみを圧縮する際に、中身が残っているカセットボンベから液化ブタンが漏えいして気化し、金属同士が擦れた際に発生した火花がブタンガスに着火して、周囲のごみに燃え移ったことが原因でした。
ごみ収集車の運転手が積載の消火器で消火しようとしましたが、消し止めることができず、消防車が到着し、消火することができました。幸い、負傷者はいませんでした。

現場到着時の状況
消火活動時の状況
排出したごみの状況
原因となったカセットボンベの状況
主な原因
過去3年間では加古川市消防本部管内で発生したごみ収集車の火災は10件で、そのうち8件がカセットボンベ、スプレー缶等が原因で発生したものでした。
再発防止のためにはどうしたらよいでしょうか?
カセットボンベ等の出し方と分別方法
カセットボンベやスプレー缶は、中身を使い切り、ガス抜きマウスやガス抜きキャップを使用し、火気のない風通しの良い屋外で完全にガスを抜いてから、「かんの日」に出して下さい。
※屋内でガス抜きをした場合、調理中のガスコンロ等の火源により引火する恐れがありますので、必ず屋外で行って下さい。
カセットボンベは「燃やさないごみ」ではなく、「資源物(かん)」になります。「資源物(かん)」の回収日(月1回)に出すようにしましょう。

ガス抜きマウス
ガス抜きマウスの使用方法
ガス抜きキャップの使用方法
ガス抜きを容易に行ってもらうために、加古川市ではガス抜きマウスを無料で配布しています。詳しくは、環境部環境第1課(079-426-1561)までお問い合わせ下さい。
市民の皆さんのご協力を!
何気なく出されたごみが火災を引き起こし、ごみ集積場付近の住居や市民、収集担当者が危険にさらされます。また、収集時間が大幅に遅れるだけでなく、ごみ収集車を修理するために多額の費用が必要となります。ごみは正しい出し方、分け方でお出し下さい。
加古川市の「安全安心のまちづくり」のために、皆さん一人一人のご協力をよろしくお願いします。
更新日:2022年07月22日