令和7年度 新たな課題に対応した人権教育研究推進校としての取組

更新日:2026年03月13日

1 研究当初の児童生徒の状況と課題

 中学生という多感な時期において、客観的な自己理解や他者意識の育成、自律した自分づくりが課題であった。また、多様な価値観が存在する現代社会において、様々な人権問題に対する正しい知識を身に付け、互いを尊重し合う仲間づくりを実践する必要があった。

2 研究テーマ

『多様性を認め、自他の存在を大切にする生徒の育成』

3 ねらい

・命の大切さや尊さについて考えを深め、自他を思いやる心を育む。

・多様な性についての基礎知識を学び、自分もその一員であることを自覚するとともに、誰に対しても寄り添い尊重できる心を育む。

4 具体的な取組

(1)研究の概要

(2)各領域における取組

  ア 教科における取組

     教科:家庭科 ~赤ちゃん先生~

  イ 道徳における取組

     東日本大震災から学ぶ ~差別や偏見のない社会に実現に向けて~

  ウ 総合的な学習の時間における

     多様な性について(第2回/全3回)

  エ 特別活動における取組

     ヒラナン学 (第1回/全8回)

5 成果と課題

 成果としては、「ヒラナン学」や「赤ちゃん先生」の体験を通して、親への感謝や命の尊さを実感し、他者を思いやる心を育むことができた。また、「多様な性について」では、命に関わる重大な問題として自分ごとに捉え、真剣に学習に向かう生徒が多く見られた。また、各学年の担当者が教材研究を行い、その後学年内で研修を実施する組織的な体制が整った。これにより、学習のねらいや留意点が授業者間で共通理解され、学校全体としての指導力が向上した。

 課題としては、今年度は事後アンケートを実施して成果を確認したが、事前アンケートを行わなかったため、学習前の生徒の実態把握が不十分であった。今後は事前調査を取り入れ、生徒の意識や実態に即した継続的な学習を計画・実践していく必要がある。新たな課題として、他者を思いやる心に加え、自分自身の命も大切にする「自己肯定感」の育成が新たな課題となった。また、知識の習得にとどまらず、実際にカミングアウトを受けた場合の具体的な留意点やSNS上での対応力など、学校全体でより深く共有し実践につなげることが求められる。

 

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