ごみ収集車の火災が発生しました!(令和6年3月20日)
令和6年3月20日(水曜日)、ごみステーションに排出された燃やさないごみの収集中に、ごみが収集車の中で発火し、車両火災事故が発生しました。
取り出したごみの中から出てきたものは
【破裂した制汗スプレー缶】
【電池や充電式電池の入った小型家電】【ライター】などがあり、今回は小型の制汗スプレーの缶が破裂したことによる可燃性ガスの放出が発火の原因とみられます。
火災発生現場です。ごみ収集が停止し、住宅街において道路を封鎖しています。
火災の原因と思われる小型の制汗スプレー缶です。穴を開けた形跡はなく、膨張して破裂しています。
スプレー缶の他にも、電池のついた小型家電やライターの混入がみられました。
ごみ収集車両の火災による影響は?
ごみ収集車は火災が発生した際に、ごみの更なる炎上、爆発や車両本体の炎上を防ぐためにその場でごみを排出し、燃えているごみの消火をします。火災が発生すると、
- ごみの収集が停止します
- 周辺家屋や住民、収集員に危険が及びます
- 周辺道路が封鎖され、地域交通に影響が出ます
- 車両の損傷により高額な修繕費用が発生します
ごみ収集車両の火災の原因
ごみ収集車両の火災の原因は、ほとんどが分別が不十分の「燃やさないごみ」です。穴が開いていない、使い切っていないスプレー缶、カセットボンベ、使い捨てライター、電池、リチウムイオン電池(モバイルバッテリー)などをごみ収集車内で圧縮する際に、破裂や発火が発生します。
また、「燃やさないごみ」には「燃やすごみ」であるプラスチック類が混入していることが多く、発火した際に炎が大きくなる原因の1つになっています。プラスチック製品の容器、衣装ケース、おもちゃ等は「燃やすごみ」ですので、分別のご協力をお願いします。
ごみや資源物を出す際にご注意いただきたいこと
スプレー缶、カセット式ボンベは使い切り、穴を開けて「かんの日」に出してください。
いずれの場合も、火の気のない風通しのいい屋外で、ガスを抜いてください。
中身を使い切ることが困難なスプレー缶の処分にお困りの場合は、日本エアゾール協会(tel:03-5207-9850)へ、カセットボンベの処分にお困りの場合は、カセットボンベお客様センター(tel:0120-14-9996)へご相談ください。
使い捨てライターの処分は、市役所、各市民センター・公民館、環境美化センターに設置している使い捨てライター回収箱をご利用ください。
設置場所の確認はこちら(ページ下部に回収場所一覧があります)
使い捨てライターをごみステーションに出す場合は、残留ガスを出し切ってから、2か月に1度ある蛍光灯・乾電池・ライターの収集日に出してください。
リチウムイオン電池の廃棄は家電量販店などに設置されているリサイクルボックスをご利用ください。小型家電の場合、バッテリーが取り外せるものは取り外してください。
「燃やさないごみ」の出し方
燃やさないごみは袋に入れずに、ステーションにある「資源ごみ分別用かご」に入れて出してください。かごの目より細かいものは中身が見える袋に入れてください。
燃やさないごみは重たい金属製のものが多く、かごに入れ過ぎると収集が困難になりますので、かごの7割程度を目安に入れてください。
更新日:2024年03月20日