Fry to Fly project
Fry to Fly projectとは
「揚げ物(Fry)油を燃料にして、空を飛ぶ(Fly)」世界を実現するという設立趣旨に賛同する企業・自治体・団体が相互に連携し、家庭や店舗等から排出される廃食用油の収集の促進、廃食用油の持続可能な航空燃料(SAF)への活用に関する教育活動の実施など、日本国内において脱炭素化に向けた資源循環の促進に積極的に参加できる機会の創出をめざすプロジェクトです。詳しくは、Fry to Fly Projectについてはこちら(外部リンク)からご覧ください。
SAFとは
「Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)」の略称で、循環型の原料で製造された航空燃料を指します。
従来使用されている化石燃料(石油など)からつくったジェット燃料とくらべ、CO₂削減効果があると考えられています。
たとえば家庭や飲食店などから排出される廃食用油といった、バイオマスから作られる燃料は、燃やすとCO₂を出しますが、その原料である植物が育つ過程でCO₂を吸収しているため、全体として大気中のCO₂を増やさないと考えられています。従来の航空燃料に比べると、こうした燃料を使えばCO₂の排出量を80%以上削減することができるとされています。
廃食用油の資源化促進に関する協定の締結
日揮ホールディングス株式会社、株式会社レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYと、持続可能な社会の構築に向けて、SAF及びその他の原料となる廃食用油の資源化促進を図るため、「持続可能な航空燃料の普及促進に関する連携と協力に関する協定書」を締結しました。
協定締結式
日時
令和7年8月4日 午前11時~
場所
加古川市役所 本館3階 秘書室会議室
出席者
・日揮ホールディングス株式会社
専務執行役員 TCO サステナビリティ協創ユニット 部長 秋鹿 正敬 氏
・株式会社レボインターナショナル
代表取締役CEO 越川 哲也 氏
・合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY
最高執行責任者 西村 勇毅 氏
・加古川市
市長 岡田 康裕
協定の連携内容
- 家庭から排出される廃食用油の回収に関すること
- 廃食用油を用いたSAF等の製造及び維持継続するために必要な活動に関すること
- 廃食用油をSAFに再資源化することを広く市民等へ情報発信する機会の提供及び普及啓発活動に関すること
- その他、本協定の目的を実現するために必要なこと
加古川市での取り組み
- 年内に、市の施設3か所に回収専用ボックスを設置し、家庭から排出される廃食用油の回収を行い、持続可能なSAFへ再利用する。
- 加古川市が保有する施設から排出される廃食用油のSAFへの活用について、次年度以降の実現に向けて調整を図る。
- ゼロカーボンパートナーシップ協定を締結している市内の事業者に対して情報提供を行い、本資源化に賛同する事業者と協力等を行い、SAFの普及促進に努める。
- 本市が実施する無料の「かんきょう出前講座」の講義メニューの1つに、SAFへの再資源化に関する内容を加え、小学校をはじめ、広く市民に環境教育啓発を行う。
この記事に関するお問い合わせ先
担当課:環境政策課 循環型社会推進係(新館7階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-426-5440
ファックス番号:079-422-9569
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更新日:2025年08月07日