西公学園(高齢者大学)の活動の様子
令和6年度の加古川西公民館の高齢者大学『西公学園』が4月26日に開講しました。
学習日は、第2・4金曜日の9時30分から11時です。その活動の様子を紹介していきます。
令和6年度 西公学園カリキュラム(PDFファイル:61.7KB)
1月10日 音楽講座「民謡コンサート」
講師:日本民謡・三弦 鈴乃恵会会主 大黒恵子先生
講師:大黒恵子先生
民謡歌手であり、津軽三味線奏者でもある大黒先生にお越しいただきました。
前半は、三味線と民謡についてのお話です。驚いたのが、三味線が分解できるということ。持ってきた三味線を組み立てながら、構造や素材などを教えていただきました。そして、唄と演奏を交えつつ、民謡の唄い方や地域による違いをお話しくださいました。
後半は、民謡コンサートです。華やかなお着物に着替えられ、いろんな民謡を素晴らしい唄と三味線で披露くださいました。民謡の魅力をたっぷり味わえる講座となりました。
迫力ある津軽三味線と通る声が心に響きます!
「ソーラン節」「花笠音頭」「淡海節」…いろんな曲を楽しみました。
12月13日 研修旅行
行先:岡山方面「備中国分寺・倉敷美観地区」
令和6年度の研修旅行として、31名の学生とともに岡山県に行ってきました。朝9時にバスに乗り込み公民館を出発。まずは「備中国分寺」を目指します。バスの中では会話も弾み、皆さんワクワクしているのが伝わってきます。
五重塔前での記念撮影
「備中国分寺」では、県内唯一の五重塔や景観を楽しみました。ゆったり見学した後は、昼食の時間です。美味しい料理をいただき、満腹・満足の笑顔が見えました。
倉敷美観地区の街並み
午後からは、「倉敷美観地区」に移動し、各学年自由散策です。それぞれ気になった場所やお店、カフェなど、思い思いに楽しんだようです。じっくり見て回るには時間が足りなかったかもしれませんね。
この日は天気も良く、思ったほど寒さを感じない旅行日和でした。トラブルもなく旅を終えられ、より親睦を深められた1日となりました。次の学習日は1月ですので、少し早いですが「皆さん、よいお年を!」。
11月22日 教養講座「美文字レッスン!」
副題:書道家が教えるピタ・カク・ピトの法則
講師:書道師範 橋本幸楓先生
講師:橋本幸楓先生
ボールペンで美しい文字を書くことを目指し、法則と練習方法を学びました。
字を上手く書くには、「字形よく書くコツ」と「字配りを磨くコツ」の二つがあるそうです。そして、そのコツを身に着けるための法則を教えていただきました。法則に沿って一つずつ練習していきます。
まずは準備運動。文字を書く前のトレーニングです。
自分の名前が美しく書けるよう頑張りましょう!
右上がりを意識して「五」の字を…、右下重心を意識して「大」の字を…。集中して文字を練習します。皆さんお上手で、全員が先生から花丸をもらいました。
丁寧に書くのは結構疲れるけれど、綺麗に書けると嬉しいとの感想が多くありました。「ゆっくり文字を書く時間」の良さを感じられたようです。
11月8日 学年活動(3回目)
今年度最後の学年活動がありました。各学年、案を出し合い計画を立てていました。
- 1年:見土呂地区の史跡見学
- 2年:あずきミュージアム見学と調理体験
- 3年:公民館の清掃、除菌、花苗の植栽ボランティア
1年生と2年生は館外活動です。出発前から会話がはずんでいました。帰館の報告を受けた時も楽しげで、良い活動になったようです。
表紙の除菌と整理を行いました。
3年生と4年生は合同でボランティア活動です。公民館の「母と子のオープンルーム」で使われる玩具や絵本の除菌と整理を行うチームと、花壇にビオラを植えるチームに分かれて作業してくれました。
夏の暑さの影響か、まだつぼみもついていない状態なのですが、これから綺麗な花を咲かせてくれると思います。
皆さん、ありがとうございました。
おもちゃの除菌完了。安心して遊んでね♪
事前に整えてくれていた学生さんのおかげで、早く終わりました。感謝です!
10月11日 音楽講座「アンチエイジングボイストレーニング」
副題:腹式呼吸で身体スッキリ!目はパッチリ!
講師:ボイストレーナー 江本あきこ先生
講師:江本あきこ先生
江本先生は、声楽家でもあり、かつて劇団四季にもいらっしゃった方です。最初に歌を披露いただいたのですが、とても素晴らしい声で圧倒されました。そのお声で、学生の元気と熱意を引き出されました。
教えていただく「アンチエイジングボイス」は、先生が考案されたシニアのためのボイストレーニングです。発声だけでなく、肩こりや頭痛、不眠症、腸の動きにも効果があるそうです。
腹筋を使う体操や腹式呼吸の仕方、正しい姿勢などを指導していただくうちに、血流がよくなって身体がポカポカしてきました。また、指導前と比べて声も出るようになりました。コロナ禍以降、久しぶりに大声を出したという学生も多かったようです。
勉強になり歌って元気にもなれる、とても楽しい時間を過ごすことができました。
腹式呼吸と姿勢を意識すれば声が出る!
皆で「ふるさと」を歌います。ここでも腹式呼吸のための一工夫が。
9月27日 地域学講座「播州弁おもしろ講座」
講師:元・園田学園女子大学教授 黒崎良昭先生
講師:黒崎良昭先生
播州弁はガラが悪い?それとも上品?
播州弁といったら荒っぽいイメージがあると思います。でも播州弁と一口に言っても地域によって違いがあり、方言としては「神戸・播磨方言」と「西播方言」の二つに分かれているそうです。「えびる(実る)」や「ほめく(蒸す)」は初めて聞きました。
他にも、語彙の違いだけでなく、音声的ななまりやアクセントといった特徴があることも学びました。また、「ずつない」「べっちょない」など伝統的な上方語もあって、実は柔らかくて上品な言葉もあるのも特徴の一つ。なるほど確かに!と感じることがたくさんあって面白かったです。方言のよさを感じられる講座でした。
9月13日 健康講座「心と体が元気になる体操」
講師:健康運動指導士、青山美貴先生
講師:青山美貴先生
「明日も元気に、笑顔でいられるために」を副題として、フレイル予防に役立つ体操を教えていただきました。何より皆で楽しく運動することが元気の秘訣とのことです。
椅子に座ったままでできる簡単なストレッチや筋力トレーニング、それから2つ以上の課題を同時に行う「二重課題トレーニング」を楽しみました!
この動きがどこに効果があるのか、わかりやすく教えてくださったので、とても参考になりましたね。皆さんぜひ続けてくださいね。
先生のお手本を見ながら、足のストレッチ!
しっかり足の先まで意識できてますか?
8月23日 環境講座「生活の中の化学物質~農薬、食品添加物、洗剤など~」
講師:環境カウンセラー、菅原啓高先生(ひょうご出前環境教室)
講師:菅原啓高先生
天然物や食品が安全とは限りません。
身の回りにあるものは、すべて化学物質からできています。その中でも、生活に密着した農薬、食品添加物、洗剤などの安全性がどのように調べられているのかを学びました。
厳しい審査や規制を経ているのはもちろんのこと、「一生涯摂取し続けても影響のない量」を設定され、使用されています。しかし、それも正しい使い方をしてこそです。用法・容量をきちんと守ることが大切だと先生はおっしゃいました。皆さんも農薬や洗剤を使うときは、必ず「使用上の注意」をよく読んでから使ってくださいね。
生活の中の化学物質の安全性と、そのための付き合い方を学んだ、とても有意義な講座でした。
7月12日 防火出前講座「救急教室」
加古川市防災センターより4名の方に来ていただき、「救急教室」を実施しました。救命のために大事なことや処置の仕方と、熱中症など身近に起こりうる危険への対処法などを教えていただきました。
最初にDVDで勉強した後は、4つのグループに分かれて、学んだことの実践です。人形を使って、胸骨圧迫とAEDの使い方を全員に体験してもらいました。
傷病者の反応確認、119番とAEDの手配、呼吸を確認、胸骨圧迫と人工呼吸、そしてAEDの使用。いざという時、焦って手順を忘れてしまわないよう、しっかり学びました。
脈をはかるのは、手首よりも首筋。普段からはかる習慣を身に着けるといいそうです。
胸骨圧迫…思ったよりも力がいるし大変です。
6月28日 教養講座「紫式部と源氏物語」
講師:日本語パフォーマンス研究家、松帆知昭先生
講師:松帆知昭先生
当時のことがわかる資料
「小右記」「権記」「御堂関白記」について
現在放映中の大河ドラマの主人公、「紫式部」と彼女の作品「源氏物語」についてご講演いただきました。
紫式部が生きた時代や、「源氏物語」を書くに至った背景など、とても興味深いお話でした。大河ドラマにも触れられたので、より理解が深まり、ドラマを見るのが楽しみになりました。
また、現代にいたるまで「源氏物語」を題材にした作品がたくさんあると紹介されました。書籍だけでなく、映画、演劇、歌舞伎など…とても魅力的な作品だということがよくわかりますね。
先生のわかりやすい説明と楽しいおしゃべりであっという間に時間が過ぎてしまいました。
6月7日 レクリエーション大会
6月7日(金曜日)は、西スポーツ広場でグラウンドゴルフを行いました。天気も良く暑いくらいでしたが、皆さん元気に和気あいあいと楽しんでいました。
全員集合。8組のチームに分かれてゲームスタートです!
狙いを定めて打つ。…今何打目だっけ?
約半分の人がグラウンドゴルフは初めて。いつもクラブ活動でプレーされている同好会のメンバーやOBの方に教えてもらいながら、コースを回ります。レクリエーション大会なので、初心者も上級者も協力し合うチーム対抗です。初めてなのにとっても上手な人も、いつもの調子が出ない人もいて、面白い結果になりました。学年混在のチームなので、いつもと顔ぶれが違いますが、仲良く笑顔でプレーしていました。
皆でグラウンドゴルフは初の試みでしたが、頼りになる同好会員のおかげで、大成功でした。
5月16日 学年活動
学年活動は、学年ごとに学生が自分たちで企画・実行する活動です。
5月16日(木曜日)は、ボランティア活動として、1年生と2年生が公民館の花壇にペチュニアを植えてくれました。あいにくの天候でとても風が強い中、草を抜いて肥料をやって花苗を植えて…とテキパキ行動されていました。
1年・2年合同で花壇を綺麗にしてくれました。
これから夏にかけて、綺麗に咲いたペチュニアが、公民館に来られた方の目を楽しませてくれると思います。
ありがとうございました。
3年生と4年生は、5月24日(金曜日)にそれぞれ高砂市の神社や旧跡を散策する予定です。
5月10日 コミュニケーション講座「笑顔でイキイキ」
講師:トータルマナー研究所所長、河本栄味子先生
講師:河本栄味子先生
口角を上げて笑顔の練習です。
第1回目の講座は、学生同士が仲良く協力し合って活動できるように、コミュニケーションについて学びました。
大切なのは「笑顔」と「挨拶」。話は眉で聞く、というほど表情は大事なので、笑顔を意識することで、気持ちの良いコミュニケーションがとれる。そして、いつも明るく挨拶することが、人間関係の第一歩だと話されました。
先生の素敵な笑顔をお手本に、学生たちも皆笑顔で講座を終えました。
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更新日:2025年01月15日