知れば安心!正しい119番通報の方法!

更新日:2023年04月10日

いざという時、冷静に119番通報ができる人は多くありません!

「目の前で人が倒れた!」「自宅で火災が発生した!」「交通事故が発生して怪我人がいる!」など、119番通報の内容は様々です。

119番通報をする時、あなたにとって一生に一度、あるかないかの非常事態に陥っていることが考えられます。そんな時、あなたは冷静に通報ができるでしょうか?

119番通報をされる方の多くは冷静さを失っています。「火事や、火事!」「救急車、救急車、早く来て!」だけでは出動することはできません。1秒でも早く出動させるためには、皆さんの正確な通報が必要です!119番通報を受信する通信指令員(オペレーター)が聞く内容に落ち着いて答えてください。

119番通報の流れをイメージしましょう!

加古川市、加古郡稲美町及び播磨町からの119番通報は、加古川市加古川町北在家2000番地にある加古川市役所内の加古川市消防本部につながります。加古川市消防本部につながると通信指令員が「はい、119番、加古川です。火事ですか?救急ですか?」と問い掛けますので、あなたの目の前で起こっていることを詳しく教えてください。

では、さっそく、119番通報のイメージトレーニングをしましょう。

火災の場合

【ここがポイント!】

火災には建物火災、車両火災、林野火災、船舶火災、航空機火災など様々な種類がありますが、通報するポイントは同じです。

  • 何が燃えているのか
  • どんな建物(建物構造や用途)なのか
  • どこが燃えているのか
  • どんな規模で燃えているのか
  • 怪我人はいるのか
  • 怪我の程度はどうか
  • 周囲への延焼の危険はあるのか
  • 危険物等の特殊な物品の有無
  • どんな車(普通自動車、トラック、塵芥車…)が燃えているのか
  • 建物の中や車内に取り残されている人はいないか(逃げ遅れた人はいないか)

この他にも質問されることがありますが、ゆっくりと落ち着いて職員の質問に答えてください!

救急(急病)の場合

【ここがポイント!】

家族やあなたの大切な人が急に具合が悪くなった場合、不安になって焦る気持ちは十分に分かりますが、まずは落ち着いてください!正確な出動場所を伝えていただくことが、実は救急車が到着する一番の近道です。

  • 誰の具合が悪いのか
  • どんな症状(怪我)を訴えているのか
  • いつからその症状があるのか
  • 冷や汗をかいたり、皮膚が冷たくなっていないか
  • 意識はあるのか
  • いつもどおりの呼吸をしているのか
  • 出血はあるのか
  • 怪我の程度はどうか 
  • 持病(既往歴)はあるのか
  • 掛かり付けの病院はあるのか

この他にも質問されることがありますが、ゆっくりと落ち着いて通信指令員の質問に答えてください!質問の内容は出動する救急隊員に情報提供され、現場に到着するまでに必要な資器材を準備するのに役立ちます!

※通報の内容から心肺停止状態であると職員が判断した場合は、傷病者(怪我をしている方や倒れている方等)へ心肺蘇生法をお願いすることがあります。救急隊が到着するまでの間、救命処置にご協力ください。

いざという時のために救命講習を受講してはいかがでしょうか。

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交通事故の場合

【ここがポイント!】

目の前で事故が起きた場合、あなたが迅速に119番通報することで救える命があります!勇気を出して119番通報をしてください。

  • どんな事故が起こったのか
  • 現場はどのような状況か
  • 怪我人は何人いるのか
  • 怪我の程度はどうか
  • 車内に閉じ込められたりしていないか
  • ガソリン等のオイルが漏れていないか

また、高速道路やバイパスで事故を起こしてしまった時や事故を発見した場合、運転中の自動車からの通報は危険です。安全な場所に停車してから通報してください。

高速道路の道路名、上り車線と下り車線の区別、KP(キロポスト)標示を伝えてください。

「050」から始まるIP電話は注意が必要です!

電話番号が「050」から始まるIP電話の中には「発信者の位置情報等を通知する機能」が備わっていないため、緊急通報をかけられないものがあります。電話番号が「050」から始まるIP電話をお持ちの方は携帯電話から119番通報をするか、加古川市消防本部の代表番号(079-424-0119)へ通報をしてください。

よくある質問

119番通報で多い、皆さんの疑問・質問にお答えします!

【Q1】救急車を呼ぶ必要はないけれど、診察してくれる病院を教えて欲しい。

【A1】119番通報は火災と救急の専用電話です。各種問い合わせや病院の問い合わせは加古川市消防本部の代表ダイヤル(079-424-0119)におかけください。

病院や火災などのお問い合わせはこちらから
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【Q2】大した怪我でなくても、救急車を呼んだ方が思い通りの病院に連れて行ってくれて、診察までの待ち時間もないと聞いたことがありますが、本当ですか?

【A2】そのようなことはありません。救急隊員は現場で怪我や病気の方を観察し、症状に応じた適切な病院へ搬送します。病院でも重症度・緊急度に応じて対応します。救急車を本当に必要としている方の所へすぐに出動できるよう、救急車の適正利用にご協力ください。

 

【Q3】携帯電話で加古川市から119番通報をしたところ、神戸市消防局へつながりました。どういうことですか?

【A3】携帯電話で119番通報をされた場合、市の境界付近では他の消防本部につながることがあります。この場合には加古川市消防本部に電話転送されますので、係員の指示に従ってください。

 

【Q4】救急車を呼んだのに、救急車だけではなく消防車もたくさん来たのはなぜですか?

【A4】119番通報の内容(建物の中に閉じ込められている・ガソリン等の危険物が漏れている・すぐに救出できない場所に倒れているなど)から消防車を出動させることがあります。たくさんの車両を出動させるのは、迅速に救出し、現場を安全な状態にするためです。予め、ご了承ください。

 

【Q5】救急車を呼ぶ住所が分からない時はどうしたらいいのでしょう?

【A5】ご安心ください。加古川市消防本部では平成21年12月1日から「携帯電話・IP電話等位置情報通知システム」を導入しています。これは119番通報を受信すると同時に通報者の位置情報が自動的に通知されるシステムです。(対象となる電話は「079」から始まるIP電話や第三世代以降の携帯電話です。詳しくはお持ちの電話機を管理する各事業所へお問い合わせください。)なお、位置情報は携帯電話の機能や地理的条件等によって大きな誤差が生じることがあるため、住所や目標物、交差点等の通報場所からの視覚情報を教えてください。

 

【Q6】非通知でも119番通報はできますか?

【A6】「184」の番号を付けても119番通報は可能ですが、通報者の位置情報が通知されないため、出動場所の特定に時間がかかることがあります。119番通報をする場合は非通知設定を解除した状態で通報していただけるとスムーズに出動させることができます。

 

【Q7】外国語でも119番通報を受信してもらえますか?

【A7】安心してください。2020年4月から多言語同時通訳サービスを開始しました。現在、対応可能な言語は、31言語(英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・ロシア語・タイ語・ネパール語・ミャンマー語・ヒンディー語・フランス語・モンゴル語・タガログ語・インドネシア語・ペルシャ語・広東語・アラビア語・ウルドゥー語・クメール語・台湾語・ダリー語・パシュトー語・ベンガル語・ラオス語・イタリア語・ドイツ語・シンハラ語・トルコ語・タミル語・ウクライナ語)について24時間365日対応可能となっています。119番通報時、日本語での会話が困難と判断した場合は電話通訳センターを交えて3者で会話を行い、通報内容を聴取します。

詳しくはこちらをご覧ください👉👉👉  👈👈👈

119番通報をするのは大人だけではありません!

子どもだけで留守番をしている時、通学途中や帰宅途中、急に具合が悪くなったり、事故に巻き込まれるかも分かりません。そんな時、119番通報をしてくれる大人がいつも近くにいるとは限りません。また、あなたの具合が悪くなり、話すことができなくなった時、119番通報をしてあなたの命を助けてくれるのは誰でしょうか?年齢に関係なく、誰もが119番通報を行うことができるように、このホームページを参考にしてご家庭で、地域で、友達同士で機会をとらえて119番通報について考えてみてください!

1秒でも早い到着のために・・・

いざという時のために正しい119番通報の方法を身につけましょう。大切なあなたのために、そしてあなたの大切な人のために、私たち消防士を1秒でも早く、現場に向かわせてください。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:消防本部指令課(消防庁舎3階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-424-0119
ファックス番号:079-425-7587
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