JR加古川駅南広場で社会実験を実施しました!(令和6年度)
社会実験の目的
人工芝を設置したJR加古川駅南広場において、滞在空間を創出する社会実験を実施し、その効果を分析することで将来の駅前広場計画等の検討を行います。
実施期間
令和6年11月1日(金曜日)~令和6年12月26日(木曜日)
11月1日(金曜日)は新しい広場空間の誕生を記念して、オープニングイベントを実施しました。主催者を代表して岡田市長が挨拶を行い、社会実験に協力いただいている事業者である西日本旅客鉄道株式会社様、西尾レントオール株式会社様にもご挨拶いただきました。
実施内容
Aゾーンコンセプト:安心して子供を遊ばせられるくつろぎ空間
Bゾーンコンセプト:リモートワークも可能なサードプレイス



協力
- 西尾レントオール株式会社
- 西日本旅客鉄道株式会社
- 一般財団法人加古川市ウェルネス協会
- 大阪工業大学工学部 都市デザイン工学科 社会資本計画研究室
実施結果について
これまでのワークショップ等の意見で多かった駅前における滞在空間不足という漠然とした課題に対し、この社会実験により駅前広場は若者の新たな居場所となっていたほか、キッズスペースやビジネスマンのワークスペースとして活用されるなど、多世代に受け入れられる滞在空間として利用者ニーズが確認できました。
■分析方法
- 委託事業者(西尾レントオール株式会社)による利用者への意見聴取、ビッグデータ分析
- 大阪工業大学との連携によるアンケート調査
■結果概要
- 10分~1時間の割合が前年度比で増加し、特に10代・20代の割合が高かった。
- 満足度として「とても満足」「やや満足」が83%、ストリートファニチャーの常設について「賛成」「どちらかというと賛成」が86%となり、特に10代・20代の支持が高かった。
- 設置物に対する利用者ニーズとして、駅前で滞在しやすくするためのベンチや日除けシェード、天候に左右されない半屋内や大屋根空間などの要望が多かった。
- 休憩の場としての役割が評価されていたほか、広場内に設けたキッズエリアに対する好意的な意見が多かった。
- 一方、飲酒、喫煙、ごみの放置などのマナー違反が発生している等、治安に関する意見も多く、利用ルールの徹底や監視体制の強化が必要との意見もあった。
今後に向けて
令和7年度には、駅南広場に加え、周辺道路にも範囲を広げて社会実験を行う予定です。今回実施した社会実験結果も踏まえ、滞在空間の規模感や利用者ニーズをさらに深掘りし、将来の駅前における公共空間の活用可能性や空間づくりの参考としていきます。
この記事に関するお問い合わせ先
担当課:加古川駅周辺再整備推進課
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-3153
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更新日:2025年03月31日