鶴林寺鬼追い/市指定文化財

更新日:2021年05月07日

鶴林寺鬼追い

名称

鶴林寺鬼追い(かくりんじおにおい)

数量

1団体

種類

無形文化財

種別

風俗慣習、年中行事

時代

不詳(室町時代以前から、伝天徳年中(957-961)から)

運営団体及び所在地

鶴林寺鬼追い保存会(加古川町安田)

指定年月日

平成13年4月12日市指定

解説

 鶴林寺の鬼追いは、天徳年中(957-961)に始まったと伝えられ、国土安穏や五穀豊穣などを祈る行事で、毎年1月8日に実施されています。室町時代から江戸時代初期の形式を残す会式次第が伝わっていて、それに基づいて行われています。薬師如来の悔過作法(けかさほう)の最後に演じられます。
 災いに見立てた鬼が登場し堂内を周回するが、やがて追い払われて平和な年が来ることを暗示します。鬼は赤鬼、青鬼と小鬼4匹で、赤鬼は右手に松明(たいまつ)、左手に斧(おの)、青鬼は矛(ほこ)を持ちます。本堂正面を東から西へ7回まわり、最後の8回目は半ばまで行って戻って来るので、7回半踊るといいます。鬼役は尾上町安田村から選ばれ、願をかけて何年か続けていましたが、近年は3年で交代しています。
 市内では、このほか、報恩寺(平荘町山角)や日光山常楽寺(上荘町井ノ口)で鬼追いの行事が行われています。

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この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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