広尾西墓地の弥陀三尊種子板碑/市指定文化財

更新日:2022年02月20日

名称

弥陀三尊種子板碑(みださんそんしゅしいたび)

数量

1基

種類

考古資料

材質及び技法

石造、凝灰岩(竜山石)製

寸法

地上高208cm、幅76.5cm、厚21cm

時代

鎌倉時代/正和3(1314)年

所有者及び所在地

広尾西町内会/志方町広尾西墓地

指定年月日

平成16年3月11日 市指定

解説

 この石造品は、中道子山麓の広尾西墓地に建つ、「正和三歳」(1314年)と判読できる銘文がある石棺板碑です。古墳に埋葬されていた組合式石棺の底石の右側部分を縦に割り、上部の左右を円弧状に加工しています。
 正面である底石の内面側には、上段に命点と荘厳点を付けた真言の冒頭句として大日如来(オン)、中段に阿弥陀如来(キリーク)、下段右側に観音菩薩(サ)、下段左側に勢至菩薩(サク)の種子が薬研彫りされています。銘文は、向かって左側の凹部下方に陰刻されています。
この板碑は、加古川地域で多く見られる石棺板碑の中で最も大きく、記念銘があることから、鎌倉時代の基準資料として貴重なものです。

文化財解説シート(内部リンク)

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

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郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
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