良野の石造宝篋印塔/県指定文化財

名称
石造宝篋印塔(せきぞうほうきょういんとう)
数量
1基
種類
建造物
材質及び技法
石造、花崗岩(かこうがん)製
寸法
現高168.7cm
時代
南北朝~室町時代/14・15世紀
所有者及び所在地
良野中町内会/野口町良野1027番地
指定年月日
昭和50年3月18日 県指定
解説
良野の観音堂に面する墓地の南側に建つ、南北朝時代末~室町時代初頭の造立と考えられている花崗岩製の宝篋印塔です。
反花(かえりばな)式の二重基壇の上に建ち、基礎は、各面に輪郭を巻き格狭間(こうざま)を入れており、現在の北面だけに開花蓮を刻んでいます。塔身は、蓮華座の上に月輪(がちりん)を彫り沈め、中に金剛界四仏の種子を配していますが、四仏の方角が本来のものと違っています。笠の隅飾(すみかざり)は二弧で輪郭を巻き、西面の2か所だけに月輪と胎蔵界大日如来の種子(ア)を刻む珍しい配置です。
この塔は、比較的大型の七尺塔であり、中世の加古川地域を物語る貴重な石塔と言えます。
文化財解説シート(内部リンク)
文化財解説シート第27号(石造美術19)良野の宝篋印塔 (PDFファイル: 2.8MB)
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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更新日:2021年04月13日