坂元の石造宝篋印塔/県指定文化財

更新日:2024年03月05日

名称

石造宝篋印塔(せきぞうほうきょういんとう)

数量

1基

種類

建造物

材質及び技法

石造、花崗岩(かこうがん)製

寸法

総高227.5cm

時代

南北朝~室町時代/14・15世紀

所有者及び所在地

坂元町内会/野口町坂元508番地の2

指定年月日

昭和50年3月18日 県指定

解説

 野口町坂元の西国街道沿いに建っている、南北朝時代から室町時代に造られたと考えられる花崗岩製の宝篋印塔です。
 反花(かえりばな)式基壇の上に建ち、基礎は上部に二段を造り付け、各面に輪郭を巻き格狭間(こうざま)を入れています。格狭間の中は、東面に珍しい意匠の一茎蓮を、ほか三面は開花蓮を刻んでいます。塔身は各面に月輪を彫り沈め、中に金剛界四仏の種子を配していますが、四仏の方角は本来の位置から90度回転しています。笠は下二段上六段の定形式で、隅飾(すみかざり)の各面に月輪を刻み、胎蔵界大日如来の種子を配しています。
 平安時代の女性歌人である和泉式部の供養塔という伝承が残されているこの塔は、市内で最も大きい七尺五寸塔として造立されたもので、加古川市を代表する宝篋印塔と言えます。

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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