報恩寺の石造十三重塔/県指定文化財

名称
石造十三重塔(せきぞうじゅうさんじゅうのとう)
数量
1基
種類
建造物
材質及び技法
石造、花崗岩(かこうがん)製
寸法
総高564cm
時代
鎌倉時代/元応元(1319)年
所有者及び所在地
報恩寺/平荘町山角466番地の1
指定年月日
昭和37年6月15日 県指定
解説
報恩寺本堂の西側に建っている花崗岩製の大型で美しい層塔で、基礎、塔身、十三層の笠、相輪部からなっています。相輪の一部は補修していますが、そのほかの部分は、状態も良く形態も整っています。
基礎の西面に「常勝寺、元応元年己未十一月六日」の銘があり、元応元(1319)年にこの塔が造立されたことがわかります。「常勝寺」については不明ですが、中世に報恩寺が栄えていた当時の塔頭寺院のひとつであった可能性が考えられています。塔身は、すべて素面で、種子や仏像などは彫られていません。相輪は、伏鉢、請花、九輪、宝珠を一石で彫出されています。
この塔は、全体の形態がよく整った造立年代のわかる資料として、加古川市を代表する層塔と言えます。報恩寺にはこの塔をはじめとして、五輪塔や板碑、石棺石仏など、中世の石造品が数多く残されています。
文化財解説シート(内部リンク)
文化財解説シート第8号(石造美術8)報恩寺の十三重塔 (PDFファイル: 783.6KB)
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
問合せメールはこちら
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更新日:2021年04月13日