鶴林寺の朱漆塗り机/県指定文化財

更新日:2026年07月21日

鶴林寺朱漆塗り机

朱漆塗り机

鶴林寺朱漆塗り机裏朱書銘文

机裏朱書銘文

名称

机(つくえ)

数量

1脚

種類

工芸品

材質及び技法

木造、朱漆塗

寸法

縦54.8センチメートル、横232.7センチメートル、高さ30.0センチメートル

時代

室町時代/天正4年(1576)

所有者及び所在地

鶴林寺(加古川町北在家424)所蔵

指定年月日

昭和48年3月9日県指定

解説

 鶴林寺太子堂東南隅の厨子の前に置かれた大型で堅牢な漆塗りの前机で、以前は、この上に平安時代の聖徳太子坐像が祀られることもあった。厚さ6.6センチメートルの1枚板の甲板の上面と側面、脚部には朱漆が塗られている。脚部の前二脚は強い刳形をもった猩々足が、後二脚は簡素な角材が付けられている。
 裏面には、高砂城主梶原平三兵衛尉景秀が天正4年(1576)、御太子御宝前机として寄進したという朱書が記されている。室町時代後期の高砂上は小松原付近にあり、高砂浦を固め荒井付近を中心とした地域にかなりの勢力をもっていたと考えられている。三木合戦では、城主梶原景行は、三木城別所長治方につき、天正8年(1580)、羽柴秀吉方によって滅ぼされることとなる。
 この机のほか、鶴林寺文書の中には、梶原氏が鶴林寺に充てた書状もあり、戦国期における在地の高砂城主が、太子信仰で知られた鶴林寺を厚く崇敬していたことが知れる。
《朱書銘文》
播州賀古郡刀田山御太子御宝前机寄進 梶原平三兵衛尉景秀敬白
天正二二(四)年丙子二月吉日

地図情報

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