ヒトパピローマウイルス(HPV/子宮頸がん)ワクチンについて

更新日:2023年10月19日

 子宮頸がんのほとんどが、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染で生じるとされています。定期接種で受けられるHPVワクチンは、子宮頸がんをおこしやすい高リスク型の16型と18型を含む複数のヒトパピローマウイルスの感染を防ぐことができます。

 HPVワクチンについては、厚生労働省の通知により、平成25年6月14日以降、市から接種券を一斉送付するなどの積極的勧奨は見合わせていたところですが、国の審議会において、最新の知見をふまえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和3年11月26日付の厚生労働省通知により、積極的接種勧奨が再開されることとなりました。

 詳しくは厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/)で「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン~」と検索してください。

HPVワクチン定期接種について

対象

 小学校6年から高校1年相当までの女子

接種間隔

 ワクチンの種類によって接種間隔が異なります。最初に受けたワクチンと同じ種類を接種することが原則ですが、接種(1回目または2回目)を終了した場合でも、医師と相談のうえ、シルガード9に変更することも可能です。

以下の(1)と(2)いずれかの方法で接種することができます。

1)3回接種

ワクチン名 サーバリックス(2価)

ガーダシル(4価)

シルガード9(9価)

標準的な接種時期 中学1年生の間

接種間隔

2回目:1回目から1か月以上間隔をおく

3回目:1回目から6か月以上間隔をおく

2回目:1回目から2か月以上間隔をおく

3回目:1回目から6か月以上間隔をおく

上記の間隔で

接種できない場合

2回目:1回目から1か月以上間隔をおく

3回目:1回目から5か月以上、かつ2回目から2か月半以上の間隔をおく

2回目:1回目から1か月以上間隔をおく

3回目:2回目から3か月以上の間隔をおく

(2)2回接種 

ワクチン名

シルガード9(9価)
対象

平成23年度生まれから15歳になる誕生日前日まで

接種間隔   6か月以上の間隔をおいて2回接種する

上記の間隔で

接種できない場合

5か月以上の間隔をおいて2回接種する

※5か月未満の場合、3回目の接種を実施することになります

 

接種にあたって

 上記の予防接種協力医療機関で予約し、接種を受けてください。

 ワクチン接種後は注射による痛みや心因性の反応等による失神などがあらわれることがあります。接種後30分は、接種を受けた医療機関で、座って様子を見ることになります。

 満16歳未満の方の接種には、原則は保護者が同伴してください。ただし、接種を受ける方が13歳以上の場合は、「ヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票(保護者が同伴しない場合)」を熟読の上、予診票に、保護者が同意する旨の自署をすることで、保護者の同伴なしで予防接種をうけることができます。

[持ち物] 

 ・予防接種券

 ・予診票(保護者の署名が必要)

 ・母子健康手帳

 ・健康保険証

ワクチンの効果・リスクについて

 下記のリーフレットをお読みいただき、ワクチンの効果とリスクについてご確認ください。

キャッチアップ接種について

対象

平成9年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた女性

接種間隔

ワクチンの種類によって接種間隔が異なります。最初に受けたワクチンと同じ種類を接種することが原則ですが、接種(1回目または2回目)を終了した場合でも、医師と相談のうえ、シルガード9に変更することも可能です。

ワクチン名 サーバリックス(2価)

ガーダシル(4価)

シルガード9(9価)

接種間隔

2回目:1回目から1か月以上間隔をおく

3回目:1回目から6か月以上間隔をおく

2回目:1回目から2か月以上間隔をおく

3回目:1回目から6か月以上間隔をおく

上記の間隔で

接種できない場合

2回目:1回目から1か月以上間隔をおく

3回目:1回目から5か月以上、かつ2回目から2か月半以上の間隔をおく

2回目:1回目から1か月以上間隔をおく

3回目:2回目から3か月以上の間隔をおく

接種にあたって

   接種履歴について、必ず事前に母子健康手帳・接種済証等で確認し、予診票に記入してください。接種記録をお持ちでない場合は、接種したときにお住まいの市町村に問い合せる(自費で接種した場合は、接種した医療機関に問い合せる)などして接種日とワクチン名のご確認をお願いいたします。

 接種できる医療機関について、協力医療機関一覧表(PDFファイル:197.2KB)をご確認いただき、予約のうえ、受診ください。

自費で接種された方へ

 定期接種の対象年齢を過ぎて(高校2年生相当以降)令和4年3月31日までの間に、HPVワクチンを国内で自費で受けた方は、かかった費用のうち既定の額を払い戻す(償還払い)ことができます。

 償還払いについては、令和4年3月31日までにHPVワクチンを自費で接種された方へをご覧ください。

転入された方へ

 転入された場合、以前の住所地で発行された接種券は使用できません。

 加古川市の接種券を送付いたしますので、加古川市役所育児保健課(079-454-4188)までご連絡ください。

その他キャッチアップ接種について

その他キャッチアップ接種については下記のリーフレットをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:育児保健課(本館1階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9217(子育て世代包括支援係)
     079-427-9216(母子保健係)
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