第1回まちづくりオープンミーティングを実施しました

更新日:2019年12月23日

「徹底的にごみ減量! 市民のアイデアで燃えるごみ20%削減!!」

市では平成34年度を目標に、燃えるごみの“20%削減”に取り組んでいます。
この大きな課題を解決するには、市民のみなさんのアイデアや行動が一番重要です。
今回、平岡町南地区に岡田康裕市長がおじゃまし、地域のみなさんと“ごみ減量”を一緒に考え、ざっくばらんに懇談し意見交換を行いました。

概要

日時

平成27年7月28日(火曜日)19時~20時30分

場所

一色若宮会館(平岡町)

参加者

平岡南地区 町内会長、保健衛生推進委員 (27人)
岡田康裕市長
環境部 高見環境第1課長
環境部 生田環境第1課副課長

内容

  • 環境第1課職員による加古川市のごみ減量化及び資源化に向けた取り組みについての説明
  • ごみ減量に関する意見交換

会議資料

当日資料 (PDF:769.1KB)

当日の様子

ごみ減量、資源化の取り組みの説明会

ごみ減量、資源化の取り組みの説明会の様子

 

意見交換会の様子

意見交換会の様子

 

市長の感想

今回のオープンミーティングでは、市の大きな課題であり、目標である『焼却ごみの20%減量』を取り上げさせていただきました。平岡南地区の町内会長さんや保健衛生推進委員の皆さんにご参加をいただきましたが、環境部からの説明にも熱心にお耳を傾けていただき、非常に建設的なご意見やご提言を多数いただくことができました。
ごみに関する情報を、地域の皆さんと共有し、ざっくばらんに意見交換を行なうことで、地域で自ら実施していただけることや行政が果たすべき役割などについて互いに共通認識を醸成することができたように思います。
今後も、様々なテーマについてオープンミーティングを開催してまいります。
 

オープンミーティング要旨

 

(意見)

テレビなど回収してもらえないごみが出されることがある。出した人に持って帰るよう貼り紙をするが、持って帰らないので困っている。どうしようもない時には市で対応をお願いしたい。

【市長】

同じようなケースは、ほかにもあるのでは。

【環境部】

すぐに市が回収してしまうと「出したらすぐに片づけてくれる」と思われてしまう。貼り紙をして持ち帰りを促すよう、目立つようにしてしばらくは放置してもらいたい。どうしてもだめな場合は環境部へ連絡を。その都度、市で相談に応じる。

 

(意見)

今後はごみの有料化なども検討していくと思うが、有料化になるとあちらこちらにごみが捨てられる可能性がある。事前に関係機関と放置ごみの対策をしっかりと検討してほしい。

【市長】

有料化は最後の手段でなければいけないと強く思っている。有料化は他市町との関係もある。加古川市だけ有料というのは市民が違和感を感じると思う。今は、雑がみの分別と水切りだけでもきちんとすれば2割削減に近づく可能性もあると思う。まずそれをやることが大切。
剪定枝の資源化にも取り組みたい。また粗大ごみの有料回収は高齢者の方などは持って行くのが大変なので助かるという声もあると思うが、ごみの有料化についてはできるだけ避けたい。

 

(意見)

他市町はごみ袋に名前を書いて出している。加古川市でもごみ袋に名前を書いてはどうか。

(意見)

名前を書くことは、分別、減量化するという趣旨を考えればいいことだが、ごみは生活の負の財産でもある。おおらかにやっていただきたい。ごみはごみなので、多少は目をつぶらなければいけないところもあるのでは。

【市長】

いろいろなご意見があり対応は分かれるところもあるが、おっしゃることはそのとおりだと思う。

 

(意見)

生ごみの水切りをおこなっても、ごみ集積場に屋根がなかったら雨の水を含むことになる。ごみステーションの多くはほとんど屋根がないので集積場対策も必要。施設で焼却前に脱水するかプレスするなどして、まとめて水切りをしてから焼却をしたらどうか。

【市長】

ごみの袋をきつくしばって貰うことでかなり防げると思う。集積場によっては、屋根を付けるのは困難な場所もある。

 

(意見)

排熱を利用して生ごみを乾燥させてから燃やすというのはどうか。

【市長】

乾燥をさせるにはかなりの設備投資が必要となる。新しい施設は、2市2町で費用的な面も含めて合意して進めているため難しい。

 

(意見)

ごみ減量活動を小学校などでPTAを巻き込んで進めてはどうか。

(意見)

ごみを生ごみとそれ以外に分けて、生ごみ専用のボックスを各集積場においてはどうか。

【市長】

生ごみを分けるのであれば、段ボールコンポストを利用していただければ。

(意見)

家庭でやるのは大変。生ごみだけなら重量を抑えることも簡単では。

 

(意見)

以前は畑に置いておくコンポストの補助や、電気式のコンポストの補助制度があったが、現状はどうか。

【環境部】

補助制度を導入した当初と比較して件数が少なくなってきたため、現在は中止している。

 

【市長】

私の家には小学生がいますので、プリントなどの紙類が非常に多い。市議会からも学校の協力が得られないか、というご意見もある。環境部も学校に対し説明を行っている。学校で雑がみを回収するということも検討したい。

 

(意見)

事業所から出るごみはいろいろなものが混じっている。対応はどうしているのか。

【市長】

クリーンセンターでは月1回、持ち込まれるごみのチェックを抜き打ちでやっており、指導も行っている。回収業者だけではなく、事業所にも広報し啓発にも努めたい。搬入手数料も見直す中で、出来るだけごみを減らそうという気持ちにつなげていきたい。

【環境部】

回収業者からは市から直接、事業者へ指導するよう求められる。事業者にもパンフレットを送るなどPRに努めたい。

 

(意見)

光沢のある紙袋は雑がみで出していいのか。

【環境部】

ビニール類でコーティングされたもの、裂こうとしても裂きにくいような加工のしてあるものはリサイクルには不向きなので可燃ごみで出してほしい。

 

【市長】

雑がみは、少年団の集団回収の他は、市の資源ごみの回収は月1回しかないので、機会を逃すこともある。コスト面の課題もあるが、収集回数を増やすことも一つの方法と考える。スーパーの回収ボックスを利用いただいているケースもある。

(意見)

スーパーなどの回収ボックスを利用することは、市の資源ごみの収入減にもつながるし、少年団などが行っている集団回収の収入減にもつながる。

【市長】

例えば町内会で場所が確保されれば、町内会や少年団の収入にするために集めてもらったり、学校で回収してもらったりして、その収入を公益的なものに使ってもらえるなら、是非そうしていただきたい。市有地を多く持っているわけではないので、市が実施することはなかなか難しい。

(意見)

町内ですると毎日の管理は負担になるし、火事の心配もある。

 

(意見)

従前は不燃物の中に入っていた使い捨てライターをまとめて市に回収してもらっていたが、市民センターなどに回収ボックスを置くようになってから、不燃物として回収してもらえなくなった。
市民センターで回収するようになって、収集車の事故は減ったのか。

【環境部】

回収ボックスを置いてから収集車の火災事故は減った。
ライターを出される人に、直接市民センターなどへ持って行って捨てていただくよう促していただきたい。

【市長】

とても丁寧に分別をしていただいていることに感謝している。一度、不燃物の日にみなさんが分別を行われている状況も見せていただき、市としても勉強させてほしい。

 

【市長まとめ】

思っていた以上に地域で分別に取り組んでいただいていることがわかった。今日お伺いしたご意見は、持ち帰って今後の参考としたい。

8月1日よりごみ減量のアイデアの募集を始める。ごみ減量に対する市民の関心を高めていきたいと考えている。みなさんからも是非アイデアを出していただきたい。今後もご協力をお願いしたい。

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