定例記者会見(令和7年11月26日)
定例記者会見の概要を動画で紹介しています
発表内容
会見要旨
【市長】
今日もよろしくお願いいたします。
使用済み食用油の回収を始めます
1点目は、使用済み食用油の回収を始めますという件です。
7月23日付で「SAFの普及促進に係る連携協定を締結します」という内容でプレスリリースしておりましたが、日揮ホールディングス株式会社さん、株式会社レボインターナショナルさん、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYさんと連携協定を締結しておりました。内容としては、「Fry to Fly project」ということで、いわゆる植物性の食用油を回収して、それをリサイクルするかたちで航空燃料に使えるというプロジェクトです。
その連携協定に基づいて調整を進めてきた結果、本日のプレスリリースに記載している市内3カ所に家庭用の使用済み食用油の回収ボックスを設置することになりました。回収開始日は11月27日から、回収場所は市役所1階市民ロビー、東加古川公民館、加古川西公民館です。
令和7年度 暮らしと幸福感に関するアンケート調査報告書がまとまりました
2点目は、令和7年度の暮らしと幸福感に関するアンケート調査報告書がまとまりましたということです。これは毎年やってきており、4年間続けてやってきています。
国のデジタル庁が導入している国民の幸福度調査のアンケート調査項目をほぼ使うかたちで、市独自の質問項目も一部加えながら、市として市民向けにアンケート調査をしてきました。その結果を整理分析して、本日の発表とホームページなどでの公表となっています。
概要としては、あなたはどの程度幸せですかという、0から10で答える質問肢に始まるわけですが、資料のグラフに記載のように、加古川市の場合は平均値が6.82、昨年度は6.85でした。全国平均値が6.4でしたので、平均よりは毎年高い状況になっています。
また、資料の3ページ目に記載している相関という項目で棒グラフがあります。これは幸福かどうかということとの正の相関関係の強さを、相関係数を縦軸に取って表していますが、これまで4回やってきて、その都度ランダムに違う人に調査していますが、毎回相関関係が高い項目は同じになっています。
1番高い項目は健康状態です。要は、健康状態がいいという質問肢に答えてる人ほど幸せだという人が多く、健康状態がいまいちだと答えてる人は、あまり幸せじゃないと答える人が多いということを示しています。
プレスリリース資料に記載していますが、加古川市は健康状態、文化・芸術、自己効力感、住宅環境の項目が、主観的にいいと答えてくれる人が全国平均と比較して多いのも特徴です。先ほどの相関係数の高さを見ていただいても、これらの項目が幸福度と相関係数が比較的高いので、市が全国平均より幸せだという人が多いということと関係しているのかなと想定しています。アンケート調査を通じて、どの分野が市民の皆さんの幸せを高める上で大事なのかを分析し、市の施策の参考にしているという調査です。
私からは以上とさせていただきまして、ご質問などありましたらと思います。
質疑応答
令和7年度 暮らしと幸福感に関するアンケート調査報告書がまとまりました
(記者)
過去3年度分と比較して、目を引くポイントはどこになりますか。
【市長】
4回実施して、4回ともほぼ同じような結果が出ています。それなりのサンプル数、例えば今回でしたら1,635件の回答があり、配布したのは4,500件なので、回収率は36%になります。違う人が答えても、同じような結果が出るということを、改めて自信を持って確認できたと感じています。
(記者)
今回のアンケート調査報告書を、市ではどのように活用していくのですか。
【市長】
例えば、市が進めている音楽のまちづくりは以前からやっていますが、やはり市民の皆さんに文化・芸術に触れるような機会を市として提供していくことは大切なことだなと自信を持てました。文化・芸術の分野は、費用対効果が分かりにくい性質もあり予算を配分しにくいとされてきたのですが、数値的な根拠を持つことで、改めて文化・芸術に触れる機会があることは大事だと感じています。
使用済み食用油の回収を始めます
(記者)
回収した食用油は市が直接リサイクル工場へ持ち込むのですか。
【市長】
株式会社レボインターナショナルさんが運搬します。
(記者)
この取り組みはいつまで行うか期間はあるのでしょうか。
【市長】
継続してやっていきたいと考えています。まずは3カ所から始めますが、他にも置いてほしいという声があれば広げていきたいと思います。
(記者)
置いてほしいというという声は、アンケートなどを行って確認するのですか。
【職員】
アンケートの予定はありませんが、今後ニーズが多ければ搬入量が増えてくると思いますので、そのあたりの数値を見ながら検討していく予定です。
(記者)
県内で食用油を航空燃料にリサイクルする取り組みをしている自治体はありますか。
【市長】
食用油を回収している自治体は多数ありますが、航空燃料にリサイクルしているのは神戸市と伊丹市だけです。他の自治体はバイオディーゼル燃料にリサイクルしています。
(記者)
航空燃料にリサイクルすることにしたのはどんな理由がありますか。
【職員】
国の目標で航空燃料の10%をリサイクル燃料にすることが閣議決定されていています。リサイクル燃料であるSAFは、化石燃料を使用する従来の航空燃料に比べ、大幅に二酸化炭素の排出を抑えることができるので、バイオディーゼル燃料ではなく航空燃料のリサイクルをすることとしました。
以上
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更新日:2025年12月11日