定例記者会見(令和7年4月23日)
定例記者会見の概要を動画で紹介しています
発表内容
会見要旨
【市長】
はい、今日もどうもありがとうございます。よろしくお願いします。
みなさんとともに取り組むまちづくり!
一つ目ですけれども、みなさんとともに取り組むまちづくりということで、お手元の資料、すぐその下に書いておりますように、毎年度やっております市民団体やグループの活動を補助する協働のまちづくり推進事業補助金の制度のことになります。
今年度の予算に基づいていろんな活動していただくわけですけれども、何をしていただくかっていうことの審査などは前年度に済ませております。昨年度の秋ごろ、10月から12月にかけて、市の方に事前相談、まず来ていただくところから始まり、提出期間が1月にあって、最終的には3月にそれぞれの団体から提案内容を審査員の前でプレゼンテーションしていただきます。その結果、ぜひこれやっていただこう、補助しようというところを選ばれたものがここで紹介しているということです。
資料に記載しているように、採択件数25件、内訳ということで、いろんな型があります。例えば、地域協働型というのでありましたら、PTAや町内会などの団体が他団体と協働してこういう活動をしたいというご提案に対して、30万円までの上限で補助率は50パーセントというかたちで、ご案内をしているものになります。他にも、スタート応援型学生枠っていうのがあります。これは高校生、大学生などがグループで取り組んでいただく活動を応援しようとするもので、補助率も100パーセントということにしているんですけども、令和5年度は1件、6年度は4件、7年度は5件と、この3年間で増えてきています。今年の25件の詳細は資料の一覧表でご紹介していますが、例えばスタート応援型学生枠でしたら4番から8番の団体の活動になります。4番から7番は団体名にありますように兵庫大学のグループの皆さんだったり、8番の団体は、高校生がチャレンジしようとしてくれているものになります。スタート応援型学生枠に関しましては、メンバーが年度替わりで、春になって違うメンバーになるっていうこともあるというご要請を受けて、今年度からは年度中に早々に追加募集ができるように準備をしているところです。
テーマ設定型は、かわまちづくりの河川敷スペースを使って何かイベントをしていただける方に100万円、100パーセントという特別大きな支援を行っているものでありまして、今年度も続けていきたいと考えております。すでにご案内のとおり、かわまちづくりのハード整備工事も始まってきています。そういった河川空間内の工事は、いわゆる非出水期といわれる11月以降でしか工事ができないものですので、工事期間中はイベントができないという関係もありまして、ここ1・2年は件数が少し抑え気味になっています。ただ、大きなイベントが資料の一覧表のとおり予定されております。
また、課題解決型は行政提案、団体提案がありますが、行政提案の方は、行政の各担当課が取り組んでもらいたい内容をご提示しまして、それに応募してきていただくというスキームです。例えば、認知機能の低下された方の支援のことだったりとか、障がい者スポーツの振興だったりとか、そういったテーマを打ち出しております。団体提案は、団体からのご提案でいいものがあれば選ばせていただいたということです。
河川敷のことで少しプラスアルファの情報としましては、今、国交省さんと市の方とで、それぞれかわまちづくりのハード整備も進めてきてまして、国交省さんにおきましては、これまでにも堤防内側のスロープの階段護岸を作っていただいたり、通路を付け替えていただいたりしています。7年度中は、JRの鉄橋すぐ南の、いわゆるカフェができる予定のにぎわい交流拠点予定地に盛り土をして堤防を強化するような工事をしていただくことになっています。主体的に河川敷空間の整備を進めてきていますけれども、上流側はバイパスの辺りから下流の方に進めてきて、今の駐車場の周辺も工事をしていくことにしています。
令和6年度市民意識調査の報告書がまとまりました
続きまして二つ目は、市民意識調査の報告書がまとまりましたということで、ご案内しております。これも毎年度してきております調査でして、総合計画のPDCAを回すための指標にも使っている項目が入っているんですが、各分野の満足度などを調査しています。今日の資料にはないんですが、ウェルビーイングの地域幸福度調査のアンケートっていうのも別にやっておりまして、昨年度までは二つのアンケートを無作為で選ばれた方にセットにしてお送りするかたちにしていたんで、質問項目が莫大な数になってしまったという反省もありまして、今回の調査では、従来からの市民意識調査と地域幸福度調査を分けて実施するかたちにさせていただきました。
本日の発表内容の市民意識調査の結果について、お手元に資料を付けさせていただいております。一つ一つはあえて申しませんけれども、例えばアンケートでは郷土愛とか定住意向などを聞いております。資料の結果グラフを見ていただきますと、定住意向は「現在の場所に住み続けたい」「市内の他の場所に移りたい」を足した割合は若干減った数字になっていますけども、郷土愛の方は微増となっています。サンプル数は約1,500件取れていますので、2.数パーセントぐらいは誤差の範囲ということになってくるかなと思います。複数年で見ていただいても分かるんですが、郷土愛なんかはじわじわ増やしてこれているかなというところです。そういったことにつきましては、近年、加古川ならではの魅力作りっていうのをやっていこうというようなことを盛んに広報しておりまして、公園の再整備だったり、かわまちづくりの進捗だったり、いろいろお伝えしてきていますので、誇りを持っていただける率が上がってきているのかなというふうに数字を見ております。
その他47項目にわたりまして、満足度調査を継続して実施してきております。黄色い網かけ、青い網かけが付いていますが、ぐっと上がった項目が多いんですけど、前年度がどうだったかというと、ドーンと下がった項目が非常に多かった年がありまして、ちょっと調査の仕方が変わっているとこもあるんですね。令和4・5年度は地域幸福度調査のアンケート項目をセットで載せた結果150問ぐらいの質問項目の後ろに満足度調査があったので、回答疲れがあったんじゃないかと思いたくなるほど軒並み悪い結果でした。また、若年層の回答率が低めだったので、今年度は若年層の割合を増やしてアンケートをお送りしているということもありますから、経年比較という意味では、前年度比っていうのはあんまり参考にしにくいかもしれません。ただ、一つ一つの数字については、非常に大事に受け止めて毎年やっていまして、「消防・救急体制の充実」の項目は、いつどなたにお送りをしても、70パーセント以上の満足度を得られています。目標が何パーセントっていうものではないんですけども、4割・5割の項目は、ぐいっと6割超えてくるように押し上げていかなきゃいけないという見方もできますし、非常に低い数字もありますんで、そういったところは真剣に受け止めなきゃいけないと思っています。
今回改善してよかったものとしては、「シティプロモーションの推進」は市の施策を新聞折り込みチラシやSNSも駆使してPRしてやってきていますので、満足と言っていただける方がどんと増えていたりとかですね。あと、「文化・芸術の振興」の項目も、音楽のまち加古川とか将棋のことを繰り返し広報しているところですが、数字がぐっと上がったりしている傾向も見られます。その他、子育てのこととか、いろんな取り組みの認知度も測っていまして、まだまだ知ってもらえてないようなことも明らかにありますんで、そういったこともしっかりやっていかなきゃなと思っております。
加古川市は市制75周年を迎えます!
では、最後になりますけども、75周年迎えますということで、このような記事提供をさせていただいています。10年刻みでは、これまで式典のようなことをしてきておりました。ただ、70周年がちょうどコロナ禍の2020年でして、記念行事がことごとく中止になっておりました。10年ごとの周年で、いつも大変お世話になった方に感謝状をお渡しするっていう表彰式をしてきてたんですけれども、70周年でできず、71年、72年当たりのタイミングでもやっておりませんでしたので、そういった感謝の気持ちを表させていただく表彰式を特別に75周年のタイミングでさせていただきたいなと思っております。
お手元の資料の一覧で見ていただくと、ずらっと記念事業を書いているんですけども、毎年させていただいている事業に、75周年という冠を付けるというような位置付けです。6月のところで、75周年の写真展とか、記念表彰式とかが75周年で新たに追加したものになります。
私からは以上3点とさせていただきまして、あとはご質問、ご意見いただけたらと思います。
質疑応答
市民意識調査について
(記者)
市民意識調査の報告書で、青く色塗りされている項目が下がったものということなんでしょうか。
【市長】
そうですね、いわゆるその誤差の範囲を超えて下がっているとこに青色を付けています。市としましては、防犯の関係のことでは見守りカメラを置き替えたりとか、年々強化しているつもりではありますが、その満足度を聞いたときに、例えば、最近は特殊詐欺のニュースとかもよく繰り返されてたりとか、被害額なんかも結構出ていますので、そういったことで、体感治安が悪くなっているのかなと推測しています。あとは、「商業・サービス業の振興」につきましては、事業者の皆さんは頑張っていただいているんですけど、物価高騰が激しく進んでいて、老舗のお店が閉まったりしていますので、そういったこともあるかなと思います。
(記者)
頑張っていてもなかなか知ってもらえていない部分もあってという話もあったんですが、それはどのあたりの項目でしょうか。
【市長】
そうですね、満足度の低い数字っていう意味では、毎回低いのは「公共交通の充実」の項目です。バス路線はあちこち張り巡らされているんですけれども、普段から車を利用されている方もこのアンケートを答えますので、そういう方が満足とはなかなか書いてもらえないのかなとは思っているんです。ただ実際、北部地域などにお住まいの方で移動手段で困ってらっしゃるのも事実で、ここは年々広く予算措置をしてきたんですが、やれどもやれども数字が上がらないっていう状況です。確かに公共交通手段はすごく予算を増やして取り組みをしてきていますので、今後この項目なんかも、総合計画を作り直していくときに、聞き方をもう少し活用できる聞き方にしていかなきゃいけないのかなという話も出ています。これだけだと、どこのことの課題なのか分からないので、例えば、北部の地域の課題が明らかになる、地域に限って聞いていくとか、そういった実用的な質問の聞き方に変えていく必要があるのかなと感じています。
(記者)
市民意識調査の報告書ですが、各結果グラフの問2-1で「通勤、通学に不便だから」の割合が増えていますが、これも住んでいる場所によりけりな感じでしょうか。
【市長】
これはその上の問2で「市外に移りたい」という人に聞いていまして、ですからサンプル数が少なくて分からないんですけれども、増えてきているのはいいことではありませんよね。住んでいる場所からのってことなので、加古川の場合は電車に近い人は便利といわれるし、そこから離れると不便といわれますので。
市制75周年について
(記者)
75周年ですけれども、記念表彰式の対象の方は何人程度なんでしょうか。
【職員】
164名と2団体になります。
(記者)
これ以降は75周年記念に絡めた式典とか行事は他に予定されていますか。
【市長】
特別にはないですね。
協働のまちづくり推進事業補助金について
(記者)
協働のまちづくり推進事業補助金の活用事業の決定ですが、今回これだけの団体が採択されていますが、特徴や特筆すべきものはありますか。
【市長】
かわまちづくりとそれ以外とでだいぶ違っています。例えばかわまちづくり関連だと、10団体ありますが、すべて2回目以上の開催になります。ここ何年かやっている中で参加者も慣れてきているので、ステージを設置してブースを出すだけだと人が集まらなかったりもします。ですので、繰り返し同じ団体が継続して応募してくれているのが特徴ですね。
(記者)
年々大きくなってきている印象でしょうか。
【市長】
皆さん改善されながらうまくやっていただいていると思います。
(記者)
今回は25件ということですが、前年度からの推移はどうなっていますか。
【職員】
前年度は32件です。
【市長】
25件のうちの、新規の提案は6件ですね。
この事業をすると、いろんな主催ができる団体が出てきて、やってよかったと思っています。特にかわまちづくりでは、イベントが主催できる人が見つかったというのは成果ですね。
以上
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更新日:2025年05月08日