定例記者会見(令和6年11月27日)
定例記者会見の概要を動画で紹介しています
発表内容
会見要旨
【市長】
皆さん、今日もどうもありがとうございます。私からは3点、お伝えしたいと思います。
風しん抗体検査・予防接種の無料期間は3月末までです
まず1点目は、風しん抗体検査および予防接種の無料期間は3月末までとなっております。もうご存じかもしれませんけども、風しんについては平成30年度に流行があって、当時30歳代から50歳代の男性が多く罹患していまして、その世代の抗体保有率が低いため、それ以来、法的な予防接種を受ける機会がなかった世代に抗体検査を受けていただきたいということで、当初は3年間の期間でしたが、コロナ禍もありましたので延長されていまして、今年度末までの期限ということになっています。
これまでにもご案内はしてきておりますが、最終のご案内というかたちで、11月29日に対象の方々にはがきをお送りします。無料クーポン券は今年の3月に発送しておりますので、紛失された場合は再発行が可能ですが、それを使って、まずは抗体検査を受けていただき、陰性だった方は予防接種を受けていただきたいということです。
かわまちづくり社会実験を実施!
2点目は、かわまちづくり社会実験を実施ということでございます。かわまちづくりにつきましてもたびたび記者会見で発表させていただいておりますが、ここでいう社会実験というのはですね、賑わい交流拠点と呼んでいるニッケさんの駐車場の横の堤防上の場所において、過去2年、2回やってきているのですが、堤防上にキッチンカーを集めて、どれくらいの方がそこまで足を運んで利用されるかということを、利用者数などをカウントしてきた経緯があります。
3年目、3回目になるんですけれども、その堤防部分を今後整備されていく事業者がSAVE KAKOGAWAコンソーシアムさんに決定しておりますので、その代表企業でありますムサシさんと市で12月28日の9時から13時という時間で開催したいということです。具体的にどんなキッチンカーとか、どんなブースになるかっていうのは今、選定中です。3回目をぜひやってみてですね、今後、国に対して「都市・地域再生等利用区域」の指定を要望していきたいと考えています。
令和6年度暮らしと幸福感に関するアンケート調査報告書がまとまりました
令和6年度暮らしと幸福感に関するアンケート調査報告書がまとまりましたと書かせていただいています。添付資料もいろいろつけているかと思うんですが、非常に大事にしてきている市としてのアンケート調査でございます。過去から市民意識調査という名前で、いわゆる施策満足度の調査を続けているんですが、令和4年度からは幸福感に関するアンケートも合わせてやってきたということになります。
今回は令和6年6月18日から7月5日の期間で実施していまして、4,500名の方に無作為抽出でアンケートを送らせていただいた結果、1,651票の回収になりました。これぐらいの数がありましたら出てくる数値もプラスマイナス2.数パーセントぐらいの誤差があるという、そういうサンプル数が得られています。
資料にグラフなどをつけさせていただいているんですが、 ポイントだけ少し触れますと、まず1番最初に、「現在、あなたはどの程度幸せですか。」という質問があって、これが0点から10点まで選んでいただけるようになっているんですけども、その平均値が今年の場合は6.85点、去年が6.89点ですから、ほぼ横ばいになっています。全国平均が6.5点ですので、国と比べますと加古川市の方が高めで続いております。加古川市民の回答内容を内訳の点数で見ていきますと、10点を選ぶ人や8点を選ぶ人の割合が全国平均と比べても高いっていうのが1つの特徴で、これが3年続けて超えています。もちろん答えている人は3年違うんですけどね。
また、主観偏差値っていうのがありまして、例えば、私は身体的に健康な状態であるっていうふうなことについて、5段階で答えていただく、それは、その人の主観なわけです。その主観の点数を、全国アンケートでも同様に実施しているわけですが、加古川市の偏差値で見ると、健康状態については74.1で、文化・芸術は60.9というかたちで偏差値が非常に高く出ている項目があります。その他は、地域とのつながりが60.0、自己効力感が59.9、住宅環境も58.8という高い主観偏差値が出ています。
資料の下の3番のところですが、今触れた項目というのは、まさに幸福度と相関関係が強いとされる、つまり相関係数が0.4以上や0.4付近にある分野・項目として、健康状態、自己効力感、住宅環境、公共空間、地域とのつながり、文化・芸術がございます。例えば、市民の幸せを増進したいと考えた時に、こういう分野を充実させることで、より幸福感を高められることができるんじゃないかという仮説が立てられるわけなんですけど、そういう分野がまさに加古川市民のアンケート結果からすると、市民の主観として高い数字を出していただけているので、もちろんこれで十分ということは全くないんですけども、全国平均に比べて幸福度が少し高く出ているというところとも整合しているのかなと思っています。
良い部分だけではなく、その他を見ていきますと、例えば、自然景観や自然の恵みについて、主観的には良いよっていうふうにあまり言ってもらっていない偏差値になってしまっているわけです。こういうところは今、「加古川ならではの魅力づくり」ということで、かわまちづくりや公園の再整備に取り組んでいて、大きく伸ばせるところだと思っています。本来、本市の強みであって、こういうところもしっかり伸ばせられるかなと思いますし、また、市民が誇りと思えるような場所ができるということは自己効力感を高められることに繋がるので、このような調査も大切にしながら様々な取り組みを来年度予算に反映させていきたいと考えています。
質疑応答
かわまちづくり社会実験について
(記者)
前回と同様の取り組みですか。
【市長】
そうですね。ただ、今回はムサシさんが主体となってお店も選ばれますので、おそらく厳選されたお店が並ぶのではないかと思います。ちなみに、前回実施した昨年度の実績は7月に2日間やっておりまして、7月7日の金曜日が夕方4時以降で438人、7月8日の土曜日は午前11時から夜9時までということで、957人ですね。昨年は確か雨だったように思います。
(記者)
年末の時期ですが、何か狙いがあるのですか。
【職員】
ムサシさんとの調整の中で、この日でいきましょうということになりました。
【市長】
28日でしたらね、帰省して来てくれる人もいたらうれしいですね。今年は年末年始が長いらしいですね。
【職員】
こちらの内容は詳細が決まりましたら、また随時提供させていただきたいと思っています。
暮らしと幸福感に関するアンケート調査について
【市長】
ウェルビーイングや幸福感のアンケート調査は、なかなか記事的に扱いにくい問題なんですけども、国が先行して調査していますので、あまり選挙では議論にならないのですが、物価高騰が続いているご時勢にどうやればより心が豊かになるのかっていうのを考えています。行政運営においてもこういう考え方を大事にしていきたいと思っています。
(記者)
例えば、住宅環境や公共空間は高いですね。
【市長】
そうですね。自分にとって居心地のいい場所がある、という聞き方をしていたりしますね。
(記者)
住んでいる場所によって捉え方がちょっと違う可能性もありますかね。
【市長】
そうですね。1,600程度の回収票ですと、やっぱり地区割りにしてしまうと本当に数百ちょっとになるので、サンプル数は多い方がいいんですけどね。
以上
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更新日:2024年12月09日