定例記者会見(令和6年10月24日)

更新日:2024年11月08日

定例記者会見の概要を動画で紹介しています

発表内容

会見要旨

【市長】
皆さん、今日もどうもありがとうございます。それでは、2点、お手元の資料を見ていただきながら説明をさせていただきたいと思います。

 

 

まちづくり活動を応援します

1つ目は、まちづくり活動を応援しますとありますけれども、これは平成29年度から毎年続けてきております。いわゆる市民活動団体に対する補助金制度を通じて活動の支援、バックアップをしますという補助金制度のご案内になります。4月の頭から活動自体を実際に展開していただくために、前年度のこのタイミングから毎年事前相談期間、本提案期間、プレゼン期間というのを設けておりまして、予算は来年度の予算になりますので、 3月の議会で承認を受けないことにはもちろん実行できないんですけれども、この期間から事前提案、審査をしていって、 それで予算額も見えますので、その予算額を3月に承認を受けて4月以降に活動を始めていただけるという立て付けになっています。
補助金の区分は1枚目のプレスリリースの真ん中に書いていますが、一覧を見ていただいた方が早いですね。こういうかたちになっておりまして、スケジュールもここに書いておりますけども、 制度自体は、この裏面を見ていただきますと、4つの型が書いてあると思います。
例えば、河川敷でイベントをしていただいているものは、実はこのテーマ設定型の上限100万円、補助率100パーセントという制度でやっていただいているわけです。 いよいよ工事が進んできていますので、今年度もそうなんですが、11月以降は渇水期で工事期間になりますのでイベント自体は10月までで、来年度も同様になります。その他は、補助率100パーセントではないんですけれども、例えば活動費が80万円だったら、補助率50パーセントとして、40万円までを補助することになっています。
上限もそれぞれ条件がついています。例えば、右上の地域協働型は、 いわゆる地域団体、つまりPTAや町内会などがいろいろ課題を持っていらっしゃるので、市民活動団体と連携してその課題解決に取り組むとか、あとはスタートアップの支援として、スタート応援型があって、まだ活動を始めて3年未満の事業で、補助回数が2回までとか、そういう感じです。学生枠っていうのもありまして、兵庫大学の方とかいろんな方にチャレンジしていただいてますけども、こちらは補助率100パーセントでできるだけ提案していただきたいと。
1番下の課題解決型は、この冊子でですね、行政提案枠は我々行政・市の立場として、こういう課題があるので何か提案してもらえませんかっていうことで、冊子の5ページから見ていただくと、課題解決型の行政提案枠は、それぞれ担当課がありますけれども、 例えば認知症高齢者の支援で何か事業をしてもらえませんかいうことで、行政提案枠として活動の提案を求めています。次のページを見ていただくと5つまでございます。
次に団体提案枠は団体の方から、市の総合計画に合致する事業と書いてますけれども、総合計画は市民生活全般にあたってのものですので、団体として市民のためになるような事業をしてみたいということについて、もちろん審査はありますが、提案を求めるものです。ホームページには出てるんですけれども、令和6年度に補助をさせていただいている活動の団体名とか事業内容とか、実際の補助金の申請予定額、事業が終わった後は実績額も全てホームページで掲載しております。ご覧いただけましたら、こういう事業かっていうふうなイメージが湧いていただけると思います。
最初に言うべきだったんですが、事前相談は必須で、必ず最初に相談していただいて提案内容自体をプラッシュアップする意味でもですね、ぜひ来てくださいというふうにしています。それを経て、1月下旬に本提出期間を設けてまして、3月12日・13日に市民が来られる公開プレゼンテーションを開催し、審査員の方に審査をしていただくことになっています。
新しいという意味では、変更点として、課題解決型の行政提案枠に「かこのちゃんを活用したPR」を出しているのと、「若い世代への男女共同参画の啓発」っていうのが、行政提案枠として2つ追加しています。また何かございましたら後ほどお願いします。
 

 

 

加古川駅南広場にくつろぎ空間登場!

2つ目にいかせていただきます。加古川駅南広場にくつろぎ空間が登場しますということです。プレスリリースの表面にありますように、11月1日から12月26日までの約2カ月間、クリスマスの頃までですね。加古川駅南をくつろぎ広場としていろんな仕掛けをしていきたいと思っています。ちょっと写真が小さくて申し訳ないんですが、実際にこんなふうにしようとしています。11月1日から14日、その後の11月15日から12月12日までと13日以降のクリスマス頃の26日までで、駅南にこういうものを置いて、 市民の皆さんや加古川に来た人に楽しんでいただきたいと、1つの社会実験としてやってまいります。

加古川駅南の再整備自体はですね、今どういう状態だったかと申しますと、先般、基本計画を作っていく事業者が決定したところです。その事業者のサポートを得ながら市民アンケートを今とっていまして、いろんなお声をいただきながら、どんな駅周辺にしていくのか、その中身は今ヤマトヤシキさんが入っていらっしゃるカピル21ビルやロータリー東側のサンライズビルなどの建物をどうするのか、また、ロータリー自体の形状をどうするのか、交通体系をどうするのか。北側の31街区という停車場をどういうふうに使っていくのか、どんな機能を有しているのか、市民会館を持っていくとしたらどうするのかとか、そういうことを全て決め込んでいって、スケジュールも明らかにしていこうとして、契約で事業者を決めています。その計画を作っていくのに令和7年度から9年度ぐらいまでかかりますので、その後に都市計画決定をしてできるところから事業を進めていくものですから、本当に完成まで言いましたら10年を超える長期のことになりますので、それまでの間の賑わいという意味もありますけれども、いろんなことをちょっと試行してみてですね、 どういうものがより喜ばれるのかっていうことをやって、アンケートを取って検証していきたいと思っています。

プレスリリースの1番下のアンケート調査というところに書いておりますけども、大阪工業大学の工学部都市デザイン工学科社会資本計画研究室というところと連携してアンケート調査もしています。なぜここの学科になったかという意味では、今、駅周辺のまちづくりを長期的に進めていく上で、まちづくり検討会があるんですけれども、そこにお入りいただいている山口先生という方がまさにその教授でいらっしゃいますので、その先生の生徒さんがアンケート結果を研究というか、課題として捉えてやっていただけることになっています。そんな学生さんの取り組みにもしていただけるということです。

このようなことをするに当たりまして、オープニングイベントを記載のスケジュールで予定しております。また裏面になりますけども、5番のところで、社会実験期間において、もちろんそこでイベント、人工芝を使ってほしいんですけども、この社会実験をしていただく受託者の西尾レントオールさんがイベントを開催する団体に、レンタル品を無償で貸出させていただきますということです。

人工芝を敷くことになっていまして、今ちょうど工事が始まって、人工芝も敷き始めているらしいですね。お手元の別紙資料のようになっていこうとしています。この期間中はトレーラーハウスが設置されて、受託事業者において人も9時から18時で人を配置していただけるようになっていますので、夜、あそこでブースが出たイベントなどもありますので、そういう時はまた相談していただこうというふうになっています。内容につきまして、ご質問がございましたらお願いします。

 

 

 

質疑応答

加古川駅南広場のくつろぎ空間について

(記者)
このくつろぎ空間、楽しそうでいいんですけど、今何があるところですか。特に駅前の方は。
【市長】
この場所は、今は駅南にモニュメントがあって、よくここで演説している場所で、ここがこの資料のAゾーンですね。
(記者)
座るところとか、ベンチが少しあるくらい。
【市長】
そうですね、はい。それから、南の商店街の手前、道路の手前までです。
(記者)
はい。丹波屋や餃子屋さんがある。
【市長】
ありますね。あの縦のとこですね。そこに人工芝を敷いて、ストリートファニチャーを置いていこうとするのが、Bゾーンです。
(記者)
人工芝の大体の広さは。
【職員】
人工芝の面積として、Aゾーンが115.8平米で、Bゾーンが190平米、全体で305.8平米です。
(記者)
Bゾーンは車が通らないところか。
【市長】
はい、もちろんそうです、どちらも通らないです。結構こういうこと自体、新しいやり方でしてね、今でこそイベントをしてもらったりしてるんですけど、やっぱり元々あそこは人が通る道路みたいな位置付けなので、そういうところに障害物じゃないですけど、物を置いてゾーニングするっていうのは普通では、まずないことなんですが、そこをいろいろと検討してもらいまして、JRさんの理解も得て、これ自体が社会実験です。
(記者)
市有地ですか。
【市長】
加古川市ですね、その駅に近いところはJRとの境目があるんですけどね。
(記者)
JRの土地も一部入っているのか。
【職員】
芝生のところにも一部入っています。モニュメントの北側付近の一部がJRさんの土地になっていますので、そこをお借りして、今回使わせていただいています。
(記者)
11月1日は開会式があって、ダンスイベントがあるが、これはこどものダンス。
【職員】
そうです。キッズダンスということで、近隣の園児の方に来ていただいて、芝生の上を園児に使っていただきながらキッズと一緒にダンスをするようなイベントがあります。
(記者)
この社会実験期間中は、何かお酒を飲むようなイベントはあるのか。
【職員】
12月末までの期間ということですね。通常通り、駅周辺の公共空間を活用したイベントを開催してもらえる団体は随時募集していますので、その空間を使って今までの団体さんが実施されるイベントもあります。
(記者)
もうすでに予定がある。
【職員】
2日にあります。それ以外にも入ってはきておるんですが、オープニングイベントとして位置付けているのはその1団体だけです。
(記者)
実際に12月26日までの期間にも何回かイベントが開催されると。
【職員】
はい、そうですね。
(記者)
キッチンカーもあるから、お酒飲んでも構わない。
【職員】
お酒などの提供は特に禁止はしていないです。
【市長】
すでにこれまでにもイベントでやっています。結構ね、金曜日の夜とかに仕掛けてくれていまして、割と人が滞在されていますね。
(記者)
人工芝は靴履いたままでも大丈夫。
【市長】
大丈夫です。
(記者)
この芝生の開放時間は決まっているんですかね。
【職員】
はい、決まっていません。ただ、ストリートファニチャー自体は、例えばソファーの上にクッションがあったりするので、雨で濡れてしまったら困るようなものは一応18時ぐらいに撤去する予定になっているんですが、芝生の開放時間については基本的には設けていません。
(記者)
今のお話からすると、雨の日は濡れるようなファニチャーを片付けるっていう理解でいいですか。
【職員】
はい。物に応じてということにはなるんですが、基本的にはファニチャーは出てるんですけど、上にクッションがあるソファーみたいな物もあるので、そういったものは片付けます。
(記者)
高校生などの若者のたまり場がないので、いいかもしれないですね。
【市長】
ニッケさんのところでも、スターバックスの横の芝生で遊ばれていますね。
(記者)
姫路駅前の階段状のような、あんなふうに、加古川駅前も滞留すればいいですね。
【市長】
結構、皆さんいらっしゃるみたいですね。そして、再整備については、先に出したイメージ図でも、例えば芝生が敷かれていますように、駅前の滞在時間はこれまでほとんどないっていうのが課題だったので、ふらっと来て、そこでゆっくりしてもらえるような場所になりたいと思っていますので、そのための社会実験です。あとは駐車場の有料、無料、導入をどうするかっていう問題はあるんですけどね。
(記者)
学生が来て、ここで勉強してもいいわけですよね。テントの中でも。
【市長】
大丈夫です。期間によっては、カフェテラス風ワークスペースで勉強しても構わないですね。
(記者)
将棋のベンチは取り払うってことですか。
【職員】
いえ、ベンチはそのままです。
(記者)
第2期間では、プールみたいなものがあるのですか。
【職員】
キッズゾーンとして設置するもので、木製の玉が入っていてボールプールになっています。
(記者)
第3期間のバブルドームはどういうものですか。
【職員】
クリアの球体で、中にソファーがあって、イルミネーションもあるので、いわゆる映えを狙っているような感じのものになっています。
(記者)
カップルとかに楽しんでもらうもの。
【市長】
そうですね、楽しんでもらえれば。順番に入って写真撮ったりするんでしょうね。
(記者)
このLEDキャンドルは、何か形を作るみたいな感じでしょうか。
【職員】
そうですね、今このような感じのイメージですが、ライトアップという感じで、モニュメントではなく、あくまでキャンドルで何か形を作るようなイメージですね。
(記者)
クリスマスシーズンに向けて、このLEDキャンドル以外に何かイベントみたいなものは考えられている。
【職員】
いえ、市で何かを考えてはいないので、このような情報を見て、地域の団体さんがやりたいっていうふうな声をいただけるのを期待しているところです。
(記者)
今回はAゾーンのところだけする。
【職員】
そうですね。
(記者)
第1期間からくつろぎ空間やカフェテラス風ワークスペースとかって書いてあるんですけど、飲食も大丈夫なんですよね。
【職員】
もちろん大丈夫です。
(記者)
お酒も大丈夫。
【市長】
お酒も基本的には大丈夫です。ただ、エリアは禁煙です。
(記者)
賑やかになったら結構だけど、確かに寒々しいですね、人が通るだけだと。
【市長】
確かに。クリスマスシーズンもね、なんかライトアップしてほしいみたいな声はちらほらずっとありましたから。
(記者)
滞留時間の話もあるんですけど、周辺への波及効果みたいなのもちょっと期待しているのもありますよね、市としても。
【市長】
元々、やっぱり駅周辺と河川敷も含めた面での回遊を目指しているので、まずはここでというかたちです。また、防犯カメラもあって、1台はロータリーの角だから餃子の王将の向かいぐらいの屋根のところにAI機能付きカメラがあるんです。それはパソコンで打った文字が音声で出るようになっていまして、悲鳴とかサイレンが鳴ったりできるようになっています。もう1台は、ベルデモール手前の横断歩道のマツモトキヨシのところにあって、そのカメラ自体が人流計測もできるものになっています。もちろん、それだけできっちり全部のカウントはできないんですけど。
(記者)
大きく言うと、将来の加古川駅周辺整備の中で、こういう機能ってニーズがあるよねみたいなところを、大工大の先生や学生さんも入ってこられて、調査もされる。
【市長】
そうですね、ピックアップしてアンケート調査もしていただく。
(記者)
駅前から商店街に入るところは、見た目もいいしきれいですね。
【市長】
ところが、カピル21ビルが古いんです。ヤマトヤシキさんはテナントで入っているだけなんですけど、権利をほとんど持っている第三セクターがありまして、サンライズビルもそうなんです。そして、他の地権者さんも交ざっているんですけどね。この2つの建物をどう再生するかっていうのが1つの課題です。実際、駅周辺の再整備の方向を出したことで、駅周辺にマンションが建っているそうですね。
(記者)
アンケート調査は、学生さんがこの期間に調査票を渡していくみたいな。
【職員】
そうですね、10月も実施していただいてるんですが、駅前で利用していただいている方にお声かけさせていただいて、ヒアリングをするかたちですね。
(記者)
このレンタル品の貸し出しですが、事前にどこに問い合わせたらいいのか、どういうイメージ感ですか。
【職員】
基本的な仕組みとしては、公共空間を活用するガイドラインで、駅前の公共空間を活用いただくような制度を作っていますので、ご相談いただいて、物品を借りたいっていうことになれば、西尾レントオールさんにお繋ぎさせていただきます。
(記者)
市が窓口ですか。
【職員】
はい、市企画広報課が窓口になります。
(記者)
具体的にはどのようなものを貸してくれるんですか。
【職員】
具体的に聞いているのは、3メートル×3メートルのテントを大体6基まで。後は、店舗運営をしていただく際に必要な机や椅子です。それ以外にも、実施される方の内容に応じてご相談いただいて、貸し出せるものは貸し出しますということで聞いています。
(記者)
キッチンカーが毎日来たりしないですか。1日1台は来て、ここでお昼出ますよとか、そういうのは。
【職員】
1日1台というかたちではちょっと予定はしていなくて、現状はあのエリアを活用いただくには、1台ではなく、ある程度の団体で使ってもらうということを原則にしています。
 

協働のまちづくり推進事業の提案募集について

(記者)
協働のまちづくり推進事業の提案について、補助制度は平成29年度から実施されていて、課題解決型の行政提案枠や団体提案枠っていうのを設けて、行政が解決したいような問題について解決してくださいよっていうものに応援していたんだと思いますけども、これまでの中で成果みたいなのがあれば教えていただければなと思います。
【市長】
例えば今年度では、行政提案枠の1つ目の認知症高齢者等の支援ですと、加古川認知症の人と家族サポーターの会「元気会」って言うんですけども、その団体がいろんな講座をしたりとか、認知症カフェなんかをされたりしています。あと、障がい者スポーツについてもボッチャなどを長くしていただいていますね。
【職員】
昨年はボッチャで、今年はパラカヌーを実施いただいています。
【市長】
そういうところは何年か回数を重ねてきていると思いますね。今年度の事業で言いますと、最近のトレンドですけど、縁結びや婚活などをしたいって言ってくれている団体や、LGBTQ関係でかこがわレインボー in HIOKAYAMAっていう事業をやろうとされている団体がいますね。 
(記者)
例えば長く続いているものについては、その人たちは応援がないと事業が続けられないっていうようなことにもなりかねないように思うんですけれども、そのあたりはどうお考えですか。
【市長】
そうですね、常にあり得ることなんですね。ですから、もう1つのスタート応援型っていうのもありますけど、3年経っていない事業に対して確か2回までしか使えないということにしています。その後は自立してくださいというかたちです。今、河川敷においてはですね、100万円の補助をしてまして、大小さまざまなイベントをやっています。このテーマ設定型は100パーセント、100万円っていうのをどこまで続けていくかっていうのはまだ不透明なわけでして、こっちの公園でもさせてほしいだとか東加古川でも支援してほしいってなっていきますんでね。ですから、そこはちょっと今後考えていかないといけないので、主催者団体にも永続的なものではないっていうのは言ってありましてね。だから協賛とかを自分たちで集めながら自立できる土壌が整えていけばいいなと思っています。
(記者)
10月までの間は、この河川敷でいろいろとイベントがあって、100万円って結構大きな金額ですね。
【市長】
そうですね、市民団体がさまざまなイベントを実施してくれて、水面でカヌーやボートを浮かべたり、レースをしたりもしています。
(記者)
11月入ったらイベントはできない。
【市長】
実は一昨年まではずっと年中やっていたんです。ただ、今、かわまちづくりで国交省さんと市の工事が始まったので、11月以降はイベントができなくなっていますね。
 
以上

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