定例記者会見(令和6年8月22日)

更新日:2024年09月12日

定例記者会見の概要を動画で紹介しています

発表内容

会見要旨

【市長】
今日はどうもありがとうございます。それでは、4点先にお話をさせていただきたいと思います。
 

 

 

かわまちづくり賑わい交流拠点整備運営事業の優先交渉権者を決定しました!

今日の1点目は、目玉案件でもありますので、お手元にA3版のカラーの資料をお配りして、それとまったく同じものをモニターに映しています。かわまちづくりの案件で、プレスリリースのタイトルとしておりますように、賑わい交流拠点整備運営事業者の優先交渉権者を決定いたしましたというお知らせになります。かわまちづくりのこれまでの取り組みも少し振り返りながら、今日はお話をさせていただきたいと思います。
加古川市におきましては、加古川ならではの魅力づくりをしていきたいと打ち出しています。その一環で、神戸や大阪にも近い場所でありながら、身近に自然を感じられるところがたくさんあり、特に一級河川加古川の川辺などですね、そういった身近な自然の魅力をより磨いて、大きな1つの魅力、顔となるようにしていきたいということを方向性として持っております。そのために、このかわまちづくりでありましたり、日岡山公園だったり、みとろの丘でしたり、いろんな既存の大きな公園の再整備なども同時に進めているという状況です。
その中でも、このかわまちづくりは、加古川駅から歩いて10分くらいで行ける場所に非常に広大な土地がありまして、ここを生かさない手はないということで取り組みを進めてきたものであります。かわまちづくりというものは、国交省が管理される水辺や河川敷を使ってくださいっていうような旗を振ってくれているものなんですが、我々としましても加古川市かわまちづくり計画を策定しまして、令和4年8月にご登録をいただいて、国交省さんと一緒にハード整備なども含め、進めているところになります。
このたびは、左下の図にありますように、JRと加古川バイパスがあって、そのJRより少し南西側になります。JRの北側では、これまでもイベントを補助してたくさんやっていただいているエリアになるんですけども、JRよりも南側になります。ここに河川敷の部分もあるんですが、ニッケさんの駐車場や加古川中央市民病院との間にいわゆる堤防があるわけですね。 その堤防の上に建物を建てて、賑わいの拠点を作っていこうとするプロジェクトです。なかなかないような事例になっていることをしています。そして、また、その自然の魅力を生かした新たな魅力づくりのほかにですね、加古川駅周辺の再整備も方向性を打ち出しておりまして、こちらの方はまだ年数が5年から10年はかかりますが、追いかけて進んでいきます。それもここの河川敷と一体的に回遊できるような、 そういう空間にしていきたいと思っておりまして、このようなコンセプトも改めて示させていただいた次第です。
今回の賑わい交流拠点というのは、まさにここの、堤防の上のところになります。南側の部分の堤防部分に少し盛土をして広くもするんですが、そこを賑わい交流拠点と位置付けておりまして、そこに民間事業者が自らのお金で建物を整備していただいて、 リスクも含め取っていただきながら事業をしていただくということで、プロポーザル方式で募集をしてきました。募集自体は今年の1月からやってまいりまして、締め切った後に第三者で審査をいただいて、このたび決定したということになります。
次のスライドを見ていただきますと、事業者のことなどが書いてあります。SAVE KAKOGAWAコンソシーアムで、代表企業は株式会社ムサシさんで、ムサシさんといえば、最近河川敷などでもSAVE KAKOGAWA FESという立派なイベントを度々開催してきてくれている企業さんでもあります。センサーライトなどを扱っていますけれども、 そのムサシさんを代表企業として、地元の前川建設さんや、大阪の株式会社クルさんとで構成をしてこのたびの提案をいただきました。
お手元の資料で、堤防の上にですね、ちょっとこの三角みたいな形になっていますけど、 私の予想ではこちらに西日が見えたりするので、そういう景色も意識されてるんじゃないかと思うんですけど、いわゆるその飲食施設、おしゃれな施設が入ると思います。民間ゾーンでは、川遊びのカヌーなどを含めてですね、そういうのもイメージされてるんだと思いますが、シャワーの設備などの提案をしていただいています。また、アンケートなどからですね、河川敷にぜひきれいなトイレが欲しいっていうのはずっとお声を受けておりましたから、このたびは、この公共ゾーンっていうところにありますように屋外トイレ、いわゆる公衆トイレの良いものを作っていきたいと思っています。ただ、民間事業者さんがその堤防に何かを作られる時に、すごく空間デザインにこだわられる事業者さんなんで、やはりトイレの部分も含めて一体的にそのデザインなどはですね、 そろったものの方が良いだろうというふうに、私たちもどこが提案されるにしても思っていましたので、工事の仕方としては一体的に民間事業者さんに整備をしていただくことになります。
公共ゾーンの部分につきましては、このたびの募集段階から条件を設定しておりまして、その部分で公共ゾーンの整備をしていただいて、出来た際には市へ返していただくんですけれども、管理運営は民間事業者で実施していただくかたちになっています。こういうふうに、公共用地で公共事業の部分も含めて民間事業者で整備をしてもらって、市はお金を払いながらその運営をしていただくというふうな事業スキームは、本市ではもちろん初めての手法となっております。
今後のスケジュールが右下にございますけれども、令和6年8月に基本協定を締結し、7年から9年にかけて、目標としましては令和10年4月にフルオープンできればというふうに思っています。景色のイメージはここにありますが、この辺りのパース図というかイメージ図はこのたびの事業者の提案資料そのものですので、 これから詳細を協議しながら完成形を目指して進んでいきますから、若干変更が出るということは想定していただきたいと思いますし、例えばここの水辺の使い方なんかもですね、こちらの提案者のデザインでは、ここにわんどができて、我々も元々その募集段階からわんどを作って、子供が水遊びをできるような空間をつくることは案として見せていたんですが、最終的にこういうふうになるかどうかはちょっとまだわからない部分もあります。
そして、この提案に関係して新しい取り組みがありまして、国交省さんの河川空間の利用に関する規制緩和制度、通称リバサイトという制度を全国で初めて利用する事例となっていきます。このかわまちづくりは、最初申し上げましたように、国交省さんと一緒にハード整備を進めているわけですけども、国交省さんがその河川敷などに民間の力を呼び込んで、賑わいづくりをしていくっていうことを促進するためにこのたび大きな規制緩和をして、その最初の利用事例になろうと今しているところです。
その内容というのは、そもそも河川敷などのこういった堤防も含めた空間自体は、占用期間というのが最大10年とされていたわけですが、民間の方に自らのお金もかけて建物を建てていただくとなると、10年で回収しなきゃいけない、その後は引き続きできるかどうか分からないということにさせてしまいますので、若干条件は付くんですが、更新すればさらに10年更新できることを保証しますと。それで20年かけて事業をしていただいてもいいように規制緩和をしてくれてるんですね。その条件というのは、例えば占用する区域の周辺の、例えば堤防の法面などの除草や草刈り、清掃などをきちっとやっていただけるということであれば10年更新いたしますというふうになっていますので、事業者の方もそのことは見越して提案をしてきておられると思います。国交省さんにおかれましても、この規制緩和の最初の事例になっていきますので、かわまちづくりの完成形自体は全国あちこちであるんですけれども、またいろいろなホームページなどで紹介していただけるのかなというふうに思っている次第です。はい、1点目は以上になります。
 

 

 

加古川駅周辺の再整備基本計画策定等業務の契約候補者(優先交渉権者)の選定について

次に2点目です。こちらも目玉事業になります。プレスリリースの真ん中に代表事業者、構成員などを記載させていただいていますけども、業界ではかなり大手というか有名なところの3者の競い合いで最終的にこちらに決定したということです。

これは今、加古川駅周辺の再整備をしていきますということを市として打ち出していまして、イメージ図などを先行して公表しているような段階なんですけれども、 駅周辺はいろんな地権者の方がおられます。そういう方々との勉強会なども令和5年度から進めてきているところなんですが、 今後、加古川駅周辺のほぼ全てのもの、つまり、例えば市民会館を駅前に持っていきたいなっていう案としては出しているわけですが、どんな公共機能などを駅前に持ってくるべきなのか、そしてどんな建物がそこにあるべきなのか、どんな駅ロータリーなのか、どういう交通形態、バスなどを含めて形成していくのか。一般の駐車場や駐輪場のこともありますし、ウォーカブルなまちづくりにしていきたいというふうな思いもあれば、加古川らしい、例えば水や緑が感じられる空間だとかいろんなことがあるんですけども、また、駅北にも停車場として使っている31街区というところが近くにもありますけども、そこもどういうふうにしていくかということも含めてその案を具体化していく業務、そのスケジュールを決め込んでいくという業務で、複数年にわたってこの事業者とやっていこうとしています。

今年度は当初予算で5,100万円をかけて進めていまして、債務負担行為の予算としては令和9年度まで業務をしていただくことになっています。

 

 

 

加古川駅周辺の再整備に関するアンケートを実施します

3点目は先ほどの2点目に関することですけども、そのような計画策定を進めていくに当たりまして、地権者の方々の意見はもちろんなんですけれども、こちらのプレスリリースの真ん中に書いていますけれども、いろんな方々からご意見を賜りたいと思っていまして、アンケート調査を開始したいと思っています。これまでも、デジタルな取り組みの一環で、Decidim(デシディム)なんかも使ってワークショップもしながら、いろんな声を聞いてきてはいるんですけども、本格的にアンケートを取っていこうとしています。

アンケートの質問紙などを後ろに付けさせていただいておりますので、具体的にはそこをご覧いただきたいと思いますが、9月中旬から10月末〆切でやってまいります。質問紙に書いてある通りですけども、どんな駅周辺であって欲しいか、どんな機能が欲しいか、どんなイメージをされているか、そういったことをお聞きしていきます。対象としましては、15歳以上の3,000名の方に無作為抽出で調査票を送らせていただいて書いていただくというかたちになります。同時にまた、駅周辺の公共施設に来られた方、市の広報紙を見てアンケートに答えられた方、市の公式LINEでもご案内していきます。リリースの裏面には、ABCDの対象の方にもヒアリングを行い、いろんな立場の方の声を集めて、それを令和9年度までの駅周辺の姿を描いていく計画の中に反映させていきたいと思っています。

 

 

 

新たに農業を始める人を応援します!

最後、4つ目になります。新たに農業を始める方を応援いたしますということです。これは新規就農などの支援をしていきたいということで、当初予算で予算計上させていただいているもので募集を開始するということになります。
アグリスタートとありますが、新しく農業をされたい方は、例えばAの準備型というのは120万円の予算を組んでいるのですけれども、研修を受けていただき加古川で耕作をする予定の方に対して月2万円、 12ヶ月にわたって24万円を補助するものです。
また、Bの開始型というものにつきましては、 実際に農業をされるに当たって、対象としては、認定農業者や認定新規就農者の方々を1アール当たり1万円で補助させていただいて、予算としては180万円で、180アール分の予算です。あとは、2つ目の黒丸のところで認定新規就農者サポートとありますけれども、これは実際に新しく就農された方、計画の認定を受けている方ですけれども、その方に一定の所得をあげているような先輩の認定農業者の方がアドバイザーとして1対1で面談をしたり、相談にのったり、指導したりできるようにする、そういう予算として35万円分を確保しています。
4点は以上とさせていただきます。あとはご質問をお待ちしております。

 

 

 

質疑応答

かわまちづくりについて

(記者)
かわまちづくりのリバサイトについてですが、全国で初めて規制緩和制度の先行事例になるということですか。
【市長】
そうですね、国が去年の5月から規制緩和に関する社会実験を始めてくれていますので、この制度を使って、20年を想定して何かしていくという事例は初めてになります。
【職員】
リバサイトの制度について、この制度が始まってからこのような制度を活用しようとする事例というのが初めてで、実際こちらを活用するタイミングが使用許可の手続きなどを進める時になりますので、まだ少し先になります。そのため、その間に他の事例が出てくる可能性もあるのですが、この制度をしっかり活用してこのスキームに乗って事業を進めていこうという事例は、今のところ全国で加古川市が初めてという状況です。
(記者)
こういう制度を使ってやりますよということですね。
【職員】
そういうことです。
【市長】
途中で抜かしていくのが出てくる可能性はありますけどね。
(記者)
そうですね。
(記者)
事業の枠組みについてですが、占用許可を市が国交省から受けて、それを民間事業者に貸し出すという仕組みですか。
【職員】
そうです。資料にありますように、このたびの事業用地については、国から全て占用許可を市が受けることになっております。 その上で、市が民間事業者に対して民間ゾーン部分の賃貸借契約を結びまして、貸すというかたちになります。
(記者)
公共部分に関しては?
【職員】
はい。同じく市が占有する部分になります。
(記者)
その公共部分の整備に関しての費用は、今回、民間は整備費用を負担して整備ということですか。
【市長】
今回提案を募集するに当たりまして、その公共部分の整備の提案内容の費用上限として1億2,000万円までを公共部分の整備として市が出せますよっていうふうに事前に言っていますので、民間事業者がそれを勘案して整備されていくということですね。
(記者)
民間ゾーンの整備部分の事業提案時での総事業費はどのぐらいでしょうか。
【職員】
そうですね、提案のあった事業計画などの中では約1億円となっています。
(記者)
面積はどれくらいでしょうか。
【職員】
はい。面積につきましては、事業用地全体で3,000平方メートルあるんですけれども、そのうち民間ゾーンが約760平方メートルで、公共ゾーンは残りの約2,240平方メートルです。こちらのパース図で、飲食施設の建物の部分と、この右側に隣接する半円形の広場が民間ゾーンになっています。そこからまた右にありますトンネルのような絵があるんですが、こちらの方が公共ゾーンとして整備をいたします。
(記者)
かわまちづくりの概要にある公共ゾーンのところですが、これが遊具広場とかになるのですか。
【職員】
そうですね。
(記者)
地形を生かしたというような、ちょっとイメージ的に滑り台とかあるのかなと思ったのですが、どういう感じでしょうか。
【職員】
はい。既存の遊具を置くような場所にはしたくないというのが提案者さん側の強い思いとしていただいておりまして、その中で、この堤防上にまた少し土を盛ったりしながら、高低差とか傾斜を使った空間を作られたいというような提案をいただいています。
遊具の部分につきましては、パース図の左下の絵の方を少し見ていただきますと、 左側にグレーの着色をしているところ、子どもさんがボルダリングの壁を登っているような絵とかネットがあったり、 また、トンネルを入れていって、遊べるような場所を作れたらいいなというようなご提案をいただいています。また、全体のパース図のところで、トンネルの横に階段があったり、ちょっと芝生のような広場があったりというようなイメージもされていまして、このようなところで寝転がって遊んだり、くつろいだりとかできるような場面を作っていきたいというようなご提案があります。 
先ほど市長からもありましたように、実際の整備に当たっては、いろいろ堤防上の強度の問題とかもありますので、そういったところは国交省さんに詳細設計を進める中で相談させていただきながら、提案の内容にできるだけ沿うようなかたちで協議してまいりたいと考えています。
(記者)
あくまでこういうものが予定で設置されるかもということですね。
【職員】
はい。
(記者)
パース図で言うと、この赤い点線が公共ゾーンと民間ゾーンの境目でしょうか。
【職員】
赤の点線枠については事業用地になりますので、公共ゾーンと民間ゾーンを含んだ部分になります。
(記者)
これが大体3,000平方メートルで、盛土部分ということですね。
(記者)
かわまちづくりのエリア全体の広さってどのぐらいになるんですか。
【職員】
河川敷公園としてバイパスからJR南側までで約5ヘクタールです。
(記者)
あと、よく加古川って大雨の時に、結構なみなみと浸かる時がありますが、盛土部分には来ないということですか。
【市長】
そうです。
(記者)
河川敷公園部分は浸かっても。
【市長】
公園部分は以前から浸かっていまして、河川敷に高さのある建造物を作ると川の流れを阻害するため、難しいといわれています。それで、今回、先ほど説明にもありましたように堤防上に施設整備を行いますが、やっぱり堤防の強度を弱めるようなことは絶対あってはならないと思いますので、この盛土でより強化する。ただ、上に乗せるものがあまりにも多くなりすぎると本当に強度が足りるのかっていう問題もあるので、そこは相談しながらやっていくということです。
(記者)
盛土するっていうのは強化にもなるんですね。
【市長】
リバサイトのイメージ図でも盛土をして河川施設を整備するという絵もあるので、オッケーになっています。
(記者)
小野市さんが桜並木の関係でかわまちづくりに取り組まれていますよね、こういう活用バージョンみたいなものでしょうか。
【市長】
県内の先行事例では小野市さんの桜並木かなと。かわまちづくりって、比較的に田舎の方にあるのだと思ってるんですけど、加古川は駅に近いところでこれだけの面積があるので、ちょっと規模の大きな事例になるのかなと思っています。
(記者)
そして、市長が仰っていた通り、資源としては非常に潜在力のある、 駅も近くて、神戸、阪神間にも近く、自然の魅力って、やっぱり加古川のコンテンツとしては、もうこれを使うしかないっていうことですかね。
【市長】
そうですね。実際、これまで何もなかった場所に民間の方の力を借りてするものですから、地方創生の最たるもので、成功させたいなと思っています。
(記者)
メインターゲットが若者と子育て世代ということなんですけども、回遊性ということで歩いて来てもらって、基本的には市内外を対象ということですか。
【市長】
そうですね、市内外ですね。
(記者)
あくまで歩いて来てもらうみたいな感じですか。なんか加古川って、自転車のイメージがありますけども。
【市長】
イベントがこのバイパスとJRの間でたくさんあります。ムサシさんご自身も土日は朝市でたくさんされると思いますからね。あとは、ニッケさんの駐車場にあまりご迷惑をかけられないので、やはり河川敷にも駐車場はきちんと整備していきます。
 (記者)
優先交渉権者は、かわまちづくりの拠点整備のために結集したとかいうわけではない。
【市長】
いえ、そのためにグループ(コンソーシアム)を作られていますね。
 

加古川駅周辺のアンケートについて

(記者)
アンケートを10月末に締め切った後の具体的な流れ、どういうものに活用や反映していくのか。
【職員】
はい。2点目に報告させていただきました基本計画の策定業務を進めていきますので、アンケートを集計しまして、皆さんの思いや駅周辺に望まれている空間ですとか、そのようなものを再整備基本計画に反映していくかたちを考えています。
【市長】
アンケートの集計ができたら公表もしていきますかね。
【職員】
アンケート単体で公表するといいますか、再整備基本計画として策定する段階で公表っていうかたちになるのかなと思います。
(記者)
最終結果のイメージでしょうか。
【職員】
そうですね。こういうアンケート結果が出たので、最終的にはこのような機能ですとか、こういったホールを作っていきますというような流れになると考えていますので、計画案をまとめて公表させていただくことになるかなと思います。
【市長】
再整備基本計画の委託業務が令和9年度末ですから、このスケジュール通りにいけば、駅前のイメージみたいなものを2、3年後に示せたらなと思います。
(記者)
その計画のいつ頃に何をするっていうのは、基本計画を見れば何か記載があるものなのか。
【市長】
いや、まさにそれを描いていくということですね。
(記者)
いつまでに決めて、それで公表して、その後の話とかも含めて、その計画に記載するということですか。
【市長】
この3~4年の動きですかね。
【職員】
この3~4年の間にですね、駅の最終形の具体的な計画を決めていきます。そして、ある程度決まれば都市計画手続きに入っていきます。その手続きに入るための計画を3~4年かけて作るという感じです。
(記者)
ということは、ほぼ何も決まっていないということですね。
【職員】
そうですね、これから具体的なことを決めて、細かいスケジュールも含めてですね。
【市長】
今はイメージ図を公開しているだけで、必ずしもこうなるとは限りません。
(記者)
ただ、なにかしらの目処があった方が皆さんは分かりやすいかなと思うのですが、この3~4年っていう、3年と4年とではだいぶ違うと思いますしね。
【市長】
そのためにですね、これまでもホームページに出していますようなイメージ図で、駅南口を出たところの景色みたいなものを出してですね。
(記者)
それがその景色みたいな話だけですよね。
【市長】
あとは、デジタル技術のいろいろなソフトがあって、シミュレーション的に配置した絵を見せたり、またワークショップなんかもね、勉強会でそういうのもちょっと見せたりしながら、ご意見を聞いたりしています。
 

就農支援について

(記者)
農業者支援については、申請を受け付けていますか。
【職員】
はい、募集はすでに開始しています。
(記者)
いつまでが締め切りでしょうか。
【職員】
補助事業は、準備型と開始型の2種類ありまして、準備型は基本的には申請時点で研修を受けられている方ですが、今年度新しく出来た事業ということもありまして、令和6年4月1日から12月31日までの間に研修を終了される方は、研修終了後にこの事業の存在を知ったという場合でも、令和6年4月1日以降に研修を受けている状態だったということであれば申請していただけるというようなかたちで、今年度は進めています。そして、開始型につきましては、実際に農業を開始して、対象者が認定新規就農者か認定農業者の方ということで、このような認定を受けられているという状態になったということで加古川市で農業を開始されたということであれば、その段階で申請をしていただけるというようなかたちになりますので、これは年度内に申請をしていただければそれで手続きができるというようなかたちになっております。
(記者)
これまで加古川市には、就農支援の事業ってなかったんですか。
【職員】
市の独自事業では、ありませんでした。
(記者)
今回、市独自の新規事業を始められるねらいといいますか、期待するところって何ですか。
【市長】
耕作放棄地も増えていますし、北部では人口減少も事実ですし、農業を通じて地域に元気をもたらしてほしいですね。また、移住定住の促進、さらには特産品をいろんな作物を作ってくださったりしている良い流れもありますので、新しいものにチャレンジしてほしいと思います。
(記者)
この農業の話なんですけど、ある人が土地を貸して欲しいと言われても、農業の人は困っちゃうと思うんですね。耕作をきちんとしている先祖代々の土地を、知っている人なら別でしょうけど。そうなってくると、やっぱり県や市が間に入って、それを借りてくれて、それを新規就農者に貸し出すという流れを作らないと、現実的には難しいんじゃないかなと思うんですけど、土地、畑や田んぼはどんな感じになるんでしょうか。
【職員】
新しく土地を探すところから、農業をされたいというようなご相談を私どもは受けることがあります。そういった時に私どもは普段から農会長さんと連絡することがありますので、どの辺りでしたいというご希望があるのであれば、そのようなご希望をお聞きしながら、農会長さんや農業委員さんにご相談させていただいて、どこかご紹介いただけるところはないかというようなかたちで、探して、ご紹介させていただいたりしています。あとは、今後ですね、国が今策定を進めている地域計画で、地域と話をしながら、地域における農地の活用なども整理をしていきながら、また農業委員さんや農会長さんとの繋がりというところも活用させていただいてですね、ご紹介をしていくというようなかたちになっています。
(記者)
紹介までなんですね。借りてはくれないんですね。しかし、貸す方からしたら、もう半年や1年で土地をぐちゃぐちゃにされて放り出されたら1番かなわないですよね。また、小屋でも建てられた日にはたまったもんでない。そうなれば、もし、市が借りてくれるのであればですね、どうぞと。その代わり、もしやめたら、元の状態に戻してねというような話ができるのであれば、貸しやすいと思いますよね。
【市長】
それは市が間に入っていても、入っていなくても荒れる可能性はありますし。
(記者)
 文句が言えますもんね。市に文句言う行き先があるかどうかということです。
【市長】
それは市が肩代わりするかどうか、そういう話になってしまうわけで。 いずれにしても、借りるとすると賃借料の話になってきますから、本当に市が借りて、無償で貸すとかっていうレベルまでいくんだったらちょっとまた違っていて。間に入るってことは、それはつまり、いざ駄目な時に市がお金払って補填するって話になってくると思うんですよね。
(記者)
今は紹介レベルであって、仮にうまいこといかなかったとしたら、2人で話してっていうお話になっちゃうんですよね、残念ながら。
【市長】
それは基本かなとは思いますけどね。
 
以上

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