定例記者会見(令和5年11月28日)

更新日:2023年12月08日

定例記者会見の概要を動画で紹介しています

発表内容

会見要旨

【市長】

今日もお時間ありがとうございます。私の方から1点ご説明させていただきます。

チョイソコかこがわの導入について

チョイソコかこがわの導入についての発表です。公共交通の満足度改善に向けた取り組みとして、八幡町と上荘町国包地区の一部で「チョイソコ」というデマンド型乗り合い送迎サービスを実施してきました。この度、平荘町で地元からぜひしたいという声が出てきましたので、平荘町でも導入をしていきたいという案件です。
運行開始は12月1日です。それに伴い、11月の末でこれまで平荘町で運行していたかこバスミニは休止をさせていただくことにしています。運行日は月・水・金の週3日からスタートしていきたいと思っています。運行時間は午前8時から午後4時の予定で、お電話・インターネットなどで予約を受け付けます。週末や夜間ではお電話で対応できない時間もありますけれども、そういう時間帯でもインターネットでは予約はしていただけます。平荘町はまずは週3日からではありますが、きっと喜んでもらえるものになるんじゃないかと考えています。
私からの1件は以上でございます。

質疑応答

チョイソコかこがわの導入について

(記者)
利用方法は、前日までに予約をしないといけないんですか。
【市長】
直前でも予約は取れます。当日の利用の30分前までに予約していただく必要がありますが、朝8時から運行するので、8時に使いたいという場合は前日までに予約していただくことになります。
(記者)
運行区域に八幡町が入っていますが、八幡町の一部に行くという意味だけで八幡地区も回るという意味ではないですよね?
【市長】
八幡町のマルアイが停留所に入っているんです。
(記者)
チョイソコ八幡とはまったく別の運行区域ということですね。
【市長】
そうです。平荘地区は平荘町を中心に運行し、志方・東神吉・八幡・上荘を通って医療機関やスーパーなどに行けるようにしています。
(記者)
会員登録や利用の仕方などの運用については、チョイソコ八幡とまったく同じということでしょうか。
【市長】
同じです。
(記者)
チョイソコに切り換えたのは、かこバスミニがあまり利用されてなかったということですね。
【市長】
そうですね。詳細は担当者から説明させます。
【職員】
かこバスミニの平荘ルートは、直近の令和4年度に一便当たりの平均乗車人数が0.7人ということでかなり少ないという状況になっておりました。
(記者)
1便当たりというのは、1往復当たりですか。
【職員】
片道一回乗る間に0.7人の利用ということです。
(記者)
片道はどこからどこまでのルートになりますか。
【職員】
平荘ルートは起終点が2つありまして、広尾東から神野駅というルートと磐西から神野駅という2つのルートに分かれています。その2ルートの合計で片道0.7人ということです。
(記者)
利用人数が少ない原因というのは何ですか。
【職員】
市の北部は集落が点在していますので、定時定路線での運行をしても結局そのルート上の停留場の近くの方しか乗れないということになります。やはり人口が少ない地域になりますので、その停留所の近くの方の絶対的な人口が少ないというところが大きな一つかと思います。
(記者)
チョイソコ平荘の停留所は決まっているんでしょうか。
【市長】
ごみステーションごとくらいの距離感というイメージがありまして、誰でもご近所から歩いてすぐの所から乗れるようにしています。
(記者)
停留所の数は何カ所ですか。
【市長】
110カ所になります。
(記者)
要するに近くまで来てくれるということですね。
【市長】
自宅前とかは停留所として設定しないようにしていますが、近くから乗っていただけるようにしています。
(記者)
この地域はかこバスミニがあったということですけど、かこバスミニが走るまでは公共交通の空白地域だったという解釈で良いのですか。神姫バスが撤退されたんですか。
【市長】
都台ルートというのがまだ神姫バスの路線としてあります。都台から平荘の一部を通って加古川駅までのルートです。以前は都台から加古川駅まで乗ったら、600円くらいかかる路線だったのを市が税金を投入して今は上限200円制度という制度になっているんです。そこにかこバスミニを組み合わせていたのですが、なかなか乗ってもらえない。
その都台路線とは別に、もう一つ平荘町から走っていた広尾東から加古川駅までの神姫バスの路線がありましたが、令和2年3月で休止になりました。そこをかこバスミニの平荘ルートで一部カバーしていた経緯があります。空白地域の定義は担当者から説明をお願いします。
【職員】
公共交通の空白地域ですが、加古川市の場合は市の地域公共交通プランという計画で定義しております。その定義としましては、鉄道駅から半径1キロ、またバス停留所から半径500メートル圏外の地域を公共交通空白地域としております。
(記者)
そういう意味で言うと、神姫バスが廃止になった時点では平荘地域は大部分が空白地域になりかねなかったと。なので、かこバスミニを走らせたけれども、あまり乗ってもらえなかった。そこで、今回チョイソコに代えて導入されるということですね。
【市長】
そういうことです。
(記者)
仕組みとしては、運行委託になるんですか。
【市長】
ネッツトヨタへの運行補助で、チョイソコかこがわのシステムとコールセンターの管理をします。
(記者)
で、運行自体は別府タクシーがされると。車はこれワゴン車になるんですか。
【市長】
シエンタという運転手込みで5人乗り2列シートの乗用車で、乗り合いですので緑ナンバーで運行します。
(記者)
市の持ち出しの予算としては、どのくらいを見込まれていますか。
【市長】
今年度は12月からの4カ月分で、約300万円を見込んでいます。
(記者)
これはネッツトヨタと別府タクシーへの補助ですか。
【市長】
補助の窓口としてはネッツトヨタになりますが、その補助の中身については別府タクシーが運行される費用もすべて含めての300万円ということになります。
(記者)
チョイソコ八幡の予算規模は。
【市長】
当初予算ベースで約1,200万円です。
(記者)
市長も選挙などでいろいろおっしゃっていますけれども、交通手段の確保は特に北部・西部地域で住民が求める声が非常に大きいのですか。
【市長】
そうですね。この数年間で本当に手を尽くしてきました。ですから今、西神吉から志方方面にかけてはかこバスミニが3ルートありますし、上荘は独自で上荘くるりん号という自家用有償の取り組みに加え、先ほど申しあげた神姫バスの都台路線の上限200円、八幡はチョイソコを導入してそれが平荘にもという状況です。北部・西部地域はいろんな先進事例に学びながら予算をかけてやってきたところです。
(記者)
そういった試行錯誤の一つということですかね、今回も。
【市長】
そうですね。
(記者)
チョイソコ八幡の導入時は出発式がありましたが、今回はあるんですか。
【市長】
出発式は行いません。
(記者)
今回のデザインは新規のもので、八幡とは違うものですか。
【市長】
そうですね。車両に応じてラッピングは新しくしていますが、八幡と似たようなデザインにはなっています。
(記者)
今回の発表に関連してですが、チョイソコかこがわの導入は地域交通機関の充実の意味合いがあるんですけれども、一方で国ではライドシェアの検討がされていますけども、それに対して市長のお考えをお聞かせください。
【市長】
そうですね。個人的には非常に期待をしています。ただそれはやはり従来から既存のバス・タクシー会社との調整が非常に難しかったテーマでもあろうと思います。今後国がどんなふうに進めていくのか、注視はしていきたいと思います。それが本当に解禁になったらアプリとか使わないといけないかもしれませんけれども、北部の方でも近所の車を持っている時間のある方にオンライン決済をして運んでもらえることになりますから、かなりの移動手段の問題が解決する可能性は十分にあると思います。
(記者)
問題点としてはタクシー業界、実際の事業者との調整という話でしたけれども、一般的には危険性という事も言われているんですが、その辺についてはいかがですか。
【市長】
すでに導入している国でも課題になっているテーマですね。導入する際には、乗車後にアプリで評価するなどドライバーを評価する仕組みも併せてされるんでしょうけれども、事故の起きるリスクというのはあると思います。それはタクシーでもゼロじゃないのかもしれませんけどね。

以上

 

 

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