定例記者会見(令和5年6月23日)

更新日:2023年07月28日

定例記者会見の概要を動画で紹介しています

発表内容

会見要旨

【市長】

今日もお越しいただいてありがとうございます。私の方から2件、先にご説明させていただきます。

パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度を導入します!

1件目は、7月1日にいよいよパートナーシップ・ファミリーシップ届出制度をスタート致しますという件です。これにつきましては、昨年度から性の多様性の尊重に関する取組方針を作ってきた中で、度々アナウンスをさせていただいている件です。先日6月14日にLGBTQ+専門相談を始めますというプレスリリースを先行して行いましたが、この度は、いよいよ届出制度をスタートするという件です。
繰り返しになるかもしれませんけれども、LGBTQ+の皆さんが抱えていらっしゃる困難や生きづらさを解消したいということで、市として導入をしていこうとする制度です。
県内でもいろいろな自治体がすでに先行されており、県内でもすでに14の自治体が導入をされております。全国でも300くらいの自治体がすでに導入されているということです。
届出の方法ですけれども、駅前の百貨店が入っているビルの中にある市民活動推進課で受け付けをさせていただくことにしておりまして、月曜日から金曜日の平日9時から5時半で受け付けてまいります。事前にご連絡いただいて、予約していただいてお越しいただけたらきちんと対応できると思っておりますので、そのようにご案内していくことにしていまして、希望に応じて個室の対応ももちろん可能でございます。
届出には、基本的にはすべての届出に関係する方にお越しいただく必要があります。
届出制度は、県内周辺自治体ですでに導入されている所に状況などを聞きますと、差はあるんですが年に5件から10件ぐらいの届出があるということですので、同程度の予想をして体制を取っていくというところです。
この届出をしていただくことで、法律に基づく婚姻届とは異なりますが、市として条例改正や規則の改正などをしながら、この届出によって利用できるサービスもいくつかできてきております。例えば市営住宅の入居申し込みにおいて、パートナーやファミリーシップの関係のある近親者を同居親族として申し込みができるようになったり、犯罪に遭われた方の被害者などへの遺族支援金制度などもあります。そういったものの対象にパートナーの方がなれるとか、後は民間サービスもいろいろなサービスが出てきているようです。クレジットカードの家族カードの発行もできるところもあったりするようですし、携帯電話の家族割引などの適用を認めているところもあります。
兵庫県もパートナーシップ制度の導入に向けて動き出すという方針を明らかにされています。6月14日の県本会議で知事さんが明らかにされました。今は個別の自治体がやっていますが、県もされるということになっていった時に、県民サービスの中で適用可能になるものを取りまとめられるのかもしれませんし、今自治体がそれぞれやっている分を何か連携して、引っ越しても届出が維持されるような事も含めて何か関わってこられるかもしれません。そのあたりは県の方で考えていかれることと思います。
そして、最初に申し上げましたLGBTQ+専門相談は、対面の相談もできるんですが、電話相談につきましては、毎月第4月曜日に行っていくことにしておりますので、1回目が今月6月26日の月曜日になる予定です。こちらは午後2時から5時で行ってまいります。

かわまちづくり社会実験!加古川 de Sunset リバー Kitchen

2件目は、すでに記事にしていただいている新聞社さんもありましてありがとうございます。加古川のかわまちづくりの一環で、昨年度に続きまして盛土予定地の堤防の上でキッチンカーを集めた「加古川 de Sunsetリバー kitchen」というのを開催したいというものです。
資料に記載のとおりの日時で予定をしておりまして、昨年度との大きな違いは午後9時まで営業をするという部分です。夜の景色の中でライトアップをして飲食を楽しんでいただけるような空間づくりを目指すところでございます。
また、昨年度実施しました時には、キッチンカーが並んで立ったり座ったりして食べるところがニッケさん側だったんですが、今回は河川敷の水面の方を見ながら買ったものを食べたりできるような場所づくりを目指していまして、テーブルや椅子なども配置をする予定です。
今日新しくできましたチラシもお手元にお配りしましたので、裏面を見ていただきますと、すでに予定しております出店のスケジュールも出ております。
かわまちづくり全般の事にかかわるところでは、今回のイベント会場が盛り土の予定地なわけなんですけど、土を盛り少し堤防の幅も広げて、そこの上に将来的にはお店などを誘致していこうとしている訳です。そのスケジュール感としましては、今年度の秋には公募がスタートできるように要件などを取りまとめしているところです。ですので、募集が秋に始められたとして、民間事業者さんがそこから提案を考えられたりしていきますので、令和6年度には優先交渉権者が決まっていくことになる予定です。そこから詳細を詰めていって、議決を経て本契約をし、工事などが始まっていくという流れですから、提案されたものに基づくすべてが完成する年度で言うと令和9年度かなと私たちとしては考えています。見土呂フルーツパークが今年度に部分オープンしながら次の春にはフルオープンし、その一年後には権現総合公園が仕上がり、その後、令和8年度、9年度あたりで日岡山公園やかわまちづくりの盛り土予定地の部分が出来ていくという流れかなと考えております。

質疑応答

パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度を導入します!

(記者)

 パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度ですが、他の自治体との連携についてお伺いしたいんですけども。阪神間だと転居した時に再度カミングアウトしないといけないという煩わしさというか心理的な負担を軽減するために手続きを簡素化するような協定を結んでいるようですけども、その辺りはどういう風に今後進められる予定でしょうか。

【市長】

 もちろん私たちもそういう風にしていかなければと考えております。実際、ご存知なように、高砂市さんは今年の4月にスタートされていまして、稲美町さんと播磨町さんが今年度か来年度には始められるはずです。

 ですから、隣接の市町においてもそういうタイミングですから、引っ越した場合のこととかも含めて利用者さん側の立場に立った事を考えていこうとしています。具体的にはまだ決まっていません。

 参考になるのは、やはり阪神・丹波9市1町の協定かなと思いますのでぜひ参考にしたいと思います。ただ微妙に差があるんですね。例えばファミリーシップ制度までしているところとしてないところがあります。パートナー以外の親や子どもをそこに入れているかどうかという差も自治体によってありますので、そのあたりは阪神・丹波においても差がありながらも共通するところでやっているということです。

(記者)

 先ほど市長が言っておられた民間のサービスはどんなものがあるでしょうか。

【市長】

 担当者の方から説明します。

【職員】

 先ほど市長の方からご説明させていただいたように、例えば携帯電話の家族割引が適用になったりとか、クレジットカードの家族カードの発行ができたり、あと生命保険の保険金の受取人にパートナーを指定できたり、住宅ローンの連帯債務において二人で連帯して借り入れができるというように、すべての企業という訳ではないので一部の企業になるんですけれども、そのような形でパートナーの方を認めて適用してるというサービスもあると聞いております。

(記者)

 カード型の届出受理証明書はどこの自治体でも出されているんですか。

【職員】

 いろんな出し方がありまして。例えば先程お話しにでた高砂市さんでしたら、A4サイズの証明とカードがあったりします。大体どこの自治体でも、カード型の方が財布とかに入れて携帯できるというところで、カードを作成されています。加古川市としては、カードを必ず交付したいということでカードを証明書という形にさせていただいております。届出書は、婚姻届と同じくA3サイズで受付印を押した控えをご本人の方にお返しするという形で考えていますので、ご本人の手元には届出をした届出書の控えとカードが渡るという事で考えております。

(記者)

 カードには顔写真とかは入らない。

【市長】

 入らないです。

(記者)

 民間の医療機関での面会とか、コロナが明けたのでちょっと薄れてますけども、家族でないと病状の説明を受けられないとかそういったこともあると思うんですけども。そのあたりは、例えば加古川中央市民病院は独立してますけども、公立に近い部分もあるんでどういう風にされるとか決まってたりするんでしょうか。

【職員】

 市内のいくつかの病院に行かせていただいたんですけれども、今の実情としましては、事前にご本人からこの方がキーパーソンであると確認できれば、その方が必ずしも血縁であるとか配偶者とか法的な関係であることに限っていないことを確認しております。今後関係性を示せるカードができますけれども、それがなかったとしても、今までの各病院の現状からしますと、ご本人がキーパーソンとして確認しているのであれば、面会とか病状の説明などは対応していただけると聞いております。

(記者)

 こういう例があるかどうかわからないですけども、届出した内容を解消したい場合は、また市に届出が必要になるんですか。

【職員】

 お二人がパートナーシップの関係を結ばれているという事で届出をいただいてカードをお渡ししていることになりますので、解消するという形になりましたら届出をしていただく必要があります。

(記者)

 解消するという手続きみたいなのもがあるんですね。

【職員】

 はいそうです。届出の際には住所とかも書いてもらっていますので、届け出た内容と何らかの変更があれば変更の届出を必ずしてくださいという事をお伝えいたします。もしパートナーシップが解消された場合や、例えばどちらか一方が加古川市民という事で加古川市に届出をしていただく制度になっておりますけれども両方とも市民でなくなるという事でしたら加古川市の届出制度の対象ではなくなりますのでその場合も返還の手続きが必要になります。

 

かわまちづくり社会実験!加古川 de Sunset リバー Kitchen

(記者)

 チラシ裏面に書いてある「水辺で乾杯」とありますが、これは何ですか?

【市長】

 これはミズベリング事務局という主催者が全国で行っているイベントなんですよ。毎年こういう日が設けられて同時刻に乾杯を呼びかけていて、SNSとかにもイベントの様子がいっぱい公開されているんです。

(記者)

 これはその日にその時間にみんなで声掛けするとかではなくこういうのもありますよという案内ですか?

【市長】

 私も今回は7月7日7時7分を狙って行こうと思っているんですけども。そこにいる人と乾杯してまた写真でもアップできたらと思っております。

(記者)

 今回のイベントはこれに合わせたんですか?

【職員】

 合わせました。

 

以上

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