定例記者会見(令和4年12月23日)

更新日:2023年02月01日

発表内容

会見要旨

【市長】

年末のお忙しいところありがとうございます。

先日加古川マラソン大会を開催したところですが、エントリーは約4,000人で当日は3,324人の方に走っていただきました。今年は振り返ると、コロナの影響と思いますが、申し込みのペースが少し穏やかだったと感じました。普通でしたら募集を始めるとあっという間に一杯になるのですが、じわじわと参加申し込みの様子見をしているような形で、最終的には募集枠一杯にはなりませんでした。ですが、本当に沢山の方にお越しいただき、開催できてよかったなと思っています。

それでは私から2点お話しします。

加古川駅周辺における官民連携の実証実験

まず1点目は、加古川駅周辺のロータリーを活用させていただき、いろいろなイベントをしていただく実証実験を行っております。11月13日を皮切りに、今のところ第4弾まで開催ができました。天気が悪い日もありましたが、非常に好評であると思います。最初はこちらからやりませんかとお誘いし、よく河川敷などでイベントをされている方に声をかけ、企画いただいたこともありましたが、今ではあそこが使えるなら使いたいということで、先方から申し込みがあります。12月中にもう一つ第5弾として『わんぱくフェスin加古川』が予定されているのと、1月以降も今調整中のものも多いですが、3月末までに第12弾、あと7つほど開催に向けて調整中という状況になっています。河川敷に加えて駅前でも場所さえ提供させていただけたら、賑わいづくりに活用いただけるということが分かってきましたので、実証実験としても非常に良い滑り出しだなと思っています。

省エネ家電買替キャンペーンの状況

2点目は、省エネ家電買い替えキャンペーンの状況です。12月14日から省エネ家電買い替えキャンペーンを始めました。冷蔵庫とエアコンですが、すごい勢いで家電量販店などで成約されています。資料にあるように、冷蔵庫376台とエアコン241台で合計617台の申請があります。補正予算編成段階では1,800台分くらいの想定で、金額は25万円と想定して9,450万円分の補正予算を認めていただいていますが、今の時点でもうこれくらいになっています。ただ、これは申請受付状況でして、業者さんが設置をされて家電リサイクルなどをされた後に申請されるので、まだ設置は終わってないけれども既に店では成約されているという方はもっといらっしゃいます。ですので、担当の環境部が市内のお店へ電話で状況のヒアリングをしてみました。家電量販店では、ヤマダ電機さん1店舗と、ジョーシンさん、エディオンさん、ケーズデンキさんが2店舗ずつあるので7店舗と、小さな町の電気屋さんにも少し聞いてもらったのですが、推計になりますが12月18日の日曜日までの時点で、14~18日までの5日間で合わせて1,000台くらい売れているのではないかという感じです。1,800台分くらいのイメージで予算編成しましたが、最初の4、5日で1,000台くらいになって、お店には列ができているような状況だと聞いています。キャンペーン開始の告知をひと月前くらいからしていましたので、予算が無くならないうちに待ち構えていたように一気にきているのだと思います。ですので、2週目以降は少しペースが落ち着く可能性はありますが、予算が枯渇しそうになるとまたさらに拍車がかかるという可能性もあると感じています。このようなことから、前回の発表からの変更点ということで、既に議会で認めていただいている他の予算を流用させてもらう形で、このキャンペーンの総額を大きくして受け付けを続けていけるようにしたいと考えています。具体的に他の予算とは、同じ環境部の脱炭素社会を目指した予算のうち、EV車、PHEV車の電気自動車等購入補助金を補正予算も含めて年間で1億円置いていますが、申請期限が12月28日となっている中、執行は5,300万円くらいです。この残り4千数百万円は残りそうなのと、もう一つEV車の充電ステーションの設置補助ということで普通充電機と急速充電機の予算が2,100万円ありましたが、あちこち営業をかけているのですが申請は1件もありませんので、2,100万円がそのまま年度末に不要額になる見通しです。この2つで6千数百万円ありますので、当初の9,450万円と合わせて約1.6億円までいけるのかなと考えております。この予算枠で2月13日の期限までいければいいのですが、それでも予算が足りないということになりますと1週間以上前のタイミングで受付終了日をアナウンスさせていただき、締め切る予定にしています。大変ご好評いただき買い替えが進んでいるという事は良かったなと思っています。

質疑応答

加古川駅周辺における官民連携の実証実験

(記者)

加古川駅周辺の実証実験は、確か来年度までの予定であったと思いますが。

【職員】

はい。来年度いっぱいで予定しています。

(記者)

ほぼ毎週末のようにイベントが入っている状況ですが、来年度も可能な限り開放していくということでしょうか。

【市長】

はい、やっていきたいと思っています。

(記者)

実証実験の結果として、データやまとめなどを発表する予定はあるのでしょうか。

【市長】

そうですね。まだこれからですが、当然そのようにしていかなければと思っています。南ロータリーで車両を乗り入れて準備することについて警察からの指摘もあったと聞いており、場合によっては南側で出来ることの規模は少し調整が必要になるかもしれません。ただ、基本的にはご案内しているスペースで何かしていただきたいということに変わりませんので、何人くらい来ていただいたという情報も含めて発表していきたいと思います。

 

省エネ家電買替キャンペーンの状況

(記者)

省エネ家電の補助は、1.6億円ぐらいまでは申請を全て受け付けるということでしょうか。

【市長】

はい。そうです。

(記者)

その額に達しそうな場合は、1週間以上前に告知をして、早めに締め切る場合もあるということですね。

【市長】

そうです。

(記者)

今のペースで行くと、足りるのでしょうか。

【市長】

今のペースでそのまま年末までいくとあっという間に予算はなくなるでしょうね。最初の4、5日で約1,000台なので、およそ6割になります。ただ、このペースは、予算枠が増えれば少し落ち着くのではないかと思います。しかし、EV購入補助金の時も、ホームページ上で申請状況と、どれくらい予算が残っていますということを開示しているのですが、本補助金は、正確な数値でいうと申請数になるのですが、例えば今日の申請数を見られたら「まだ大丈夫だな」と思うかもしれないけれど実はそうじゃないと。その辺をホームページでどう表現するかは、ちょっと考えないといけないなと思います。

 

花火大会

(記者)

発表外ですが、花火大会のアンケート結果を公表され、86%くらいだったと思いますが、分散型が良かったなど今回の形を評価しているという比較的好評のアンケート結果だったと思います。来年度についてはまだ早いかもしれませんが、アンケート結果を受けてどのようなお考えでしょうか。

【市長】

今回は8割以上の方に分散型を支持いただけましたので、基本的にはその方向で予算の準備を進めていきたいと思っています。分散型に対するさまざまな声が届いていますので、全く同じ形ということではなく、修正を加えるところはしていきたいと思います。今回は大体の打ち上げ場所を地図でお伝えした形にしましたが、来年度も分散型でやろうと思うと、打ち上げ場所はどこでも出来るものでないだけに、どうしても同じ場所になりがちだと思います。増えたり減ったりすることはあるでしょうが、そうなると警備の方法も今年度と同じでいいのかということも考えないといけませんし、警察のアドバイスも必要だと思います。いずれにしましても、予算の置き方は変わってきます。従来のやり方でしたら1億円ほどで、今年度も当初は1億円予算を置いていましたが実際は3,000万円弱で、警備も非常にシンプルにでき、会場設営や運営にもそれほど経費はかかりませんでした。そういう意味では、来年度予算の置き方も検討する必要がありますので、できるだけ早く一定の判断をしなければいけないと考えています。

(記者)

去年まで2年間は花火大会をしませんでしたが、来年度はするということでしょうか。

【市長】

これからの予算編成となり、議会の承認も得ないといけませんが、花火大会はしたいと思っています。

(記者)

打ち上げ場所は非公表と言いつつ、開催前には場所を特定するようなサイトができていましたし、回を重ねる度に場所も予想されやすくなるなど、市長が言われるとおり毎年同じ形というのは難しくなっていくのかなと思います。

【市長】

そうですね。2、3回やってみないとは分からないと思っています。そもそも打ち上げ時間が15分ですので、市外から人が来ることはかなり限定されていると思います。以前のように来場者が9万人、10万人の頃に比べると規模は小さくなるだろうと思います。あと、会場にずらっと出店されるところもすごく人気でした。出店に関しては、今は河川敷や駅前も含めて毎週末のようにキッチンカーが出ており、市民の方向けには十分満たされているように思いますので、そういう意味でも、花火大会はまた別の楽しみ方があってもいいのではないかと思っています。

今回のアンケートは好評でした。全国的にもこの2年間で花火大会をどうしようかという自治体も多かったと思いますので、非常に関心を持たれることになるだろうと思います。分散型も結構広まっていくのではないかと思います。

(記者)

コロナに関係なくということですか。

【市長】

そうですね。今回はコロナ対策で分散型にしたという側面もあるのですが、実はそもそも開催についてゼロベースから議論していまして、その理由としてはやはり人が集中して危ないという警備上の課題をどうするかというものでした。毎年河川敷で開催し警察からも何百人と動員して警備していただき、また市職員も300人以上のボランティアが出ていたにもかかわらず、それでもまだ危ないと警察から問いかけられながら続けてきていました。明石で事故があり、加古川は継続していく中、韓国でも事故がありました。そういう意味では、より楽しんでいただける違う安全なやり方が見つかれば、それにこしたことはないと思っています。

(記者)

アンケートで分散型が評価されている理由としては、どういうところなのでしょうか。例えばコロナ禍だから分散型にしたことを評価しているのか、そもそもコロナでなくても分散型の方がゆっくり見られるからいいのかなど。

【市長】

アンケート結果を見ていただくと、自宅の近くでおじいちゃんおばあちゃんと一緒に見られたとか、感動しましたという声が結構あって、家の近所に花火大会が来たという喜びをすごく感じました。打ち上げた場所は別府、平岡南で2カ所、八幡で1カ所、志方や西神吉の方で1カ所、最後は日岡山公園で打ち上げました。氷丘の人はこれまでは自転車で河川敷に行って見られていましたが、日岡山公園で上がったのでそれはそれで満足のようでした。八幡や西北部の方や別府や平岡の方で、ひょっとしたら以前河川敷に行ったことはあるけれども混んでいるし車も止められないという人も結構いたのではないでしょうか。そのような方々にとっては、自宅近くに花火大会が来たような形になり、総じて今後も分散型でやってほしいという結果になっています。この結果は期待していましたが想像以上でした。

 

以上

 

この記事に関するお問い合わせ先

問合せメールはこちら

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか。
このページは見つけやすかったですか。