定例記者会見(令和4年11月18日)

更新日:2022年12月27日

発表内容

会見要旨

【市長】

本日もよろしくお願いします。

私から3点発表させていただきます。

省エネ家電買替キャンペーン

1点目は、省エネ家電買替キャンペーンです。10月31日の市議会で予算の承認をいただき、実施に向けて準備を進めているところです。

この度は冷蔵庫とエアコンが対象で、冷蔵庫は401リットル以上、エアコンは冷房の定格出力が4.0キロワット以上としており、比較的大型なものに限らせていただいています。省エネタイプの物に買い替えをしていただける方に対して、20パーセントもしくは25パーセントの金額又はウェルピーポイントで還元をさせていただくというものです。購入期間としては12月14日から2月13日までとさせていただいており、申請期限は2月末です。

元々は国の地方創生臨時交付金の物価高騰対策推奨メニューとして示されていたものの一つで、いい形で実施出来ればと思っています。既に多数の問い合わせが担当課の方にきており、しっかりと準備を進めていきたいと思っています。

わかば教室(サテライト教室)の実施

2点目は、わかば教室のサテライト教室の実施についてです。これは、非常に大きな社会課題に対する取り組みであり、いわゆる不登校児童生徒対策です。メディアでも全国的な社会課題として取り上げられているところもあるのではないかと思いますが、このコロナ禍で不登校の児童や生徒がますます増えてきており、この数年は急増しています。本市におきましても、例えば市内の小学校全体で見ますと、令和3年度は166人、中学校全体では414人が不登校の状態となっており、合計で600人近くになります。不登校の定義としては、前年度の一年度間で休まれた日が30日以上になれば長期欠席者となり、その長期欠席者の中でも経済的な事情や病気などの事情の方を除いた人たちが不登校とされます。近年は増加傾向にありましたが、令和に入ってから全国的にも本市におきましても急増してきています。全生徒に対する割合という意味で見ると、本市の小学校の不登校率が1.21%ということになります。中学校の方は5.98%です。全国平均や県平均と比べると、小学校は若干低いですが、中学校は若干高くなっている現状です。

以前から旧青少年女性センター、今は北館と呼んでいますが、そこにわかば教室があり、そこで自習をしたり、少し遊びをしたりするような場があります。その関連の企画として、少年自然の家等に行って活動をするアタック・ゴーというものもあります。わかば教室を利用されている人は増えてきているものの、令和3年度では62名でした。ですので、先ほど申し上げた全体の数字からすると、来られているのはごく一部です。もちろん先程の600人近い人の中には学校に来て別室での対応を受けている子もいますし、教会のチャーチスクールに行かれている人もいるみたいです。塾の様な形式の所に行かれている人もいらっしゃるかもしれませんし、あとは民間のフリースクールなどに行かれている方も一部いらっしゃりますが、ずっと家にいて、どうされているか分からないという人もたくさんいるというのが正直なところです。ですので、このような窮状に対しまして、二つの機会を増やして提供していこうというものです。

一つは少年自然の家を活用して、そこでいろいろな体験活動をしてもらえるような場を提供します。もう一つは公民館を使い、わかば教室でやっているような事の公民館版みたいなことをしていこうということで、まずは平岡公民館で開催をしてみたところです。実は、1回目を11月2日と8日に開催して、11月2日の自然の家には小学生6名、中学生2名の合計8名が参加され、野外炊飯や自習学習などをされました。8日の平岡公民館には小学生2名と中学生4名の合計6名が参加をされました。1回目は告知も直前でしたので、2回目、3回目と開催をしていくことで、参加してくれる人も増えるのではないかと期待しています。

このような機会を提供しながら、何百人という単位になってきている不登校児童生徒たちに適切な場所を提供できるようにしていきたいと思っています。利用ニーズを確認しながら、来年度に向けて広げるべきものをしっかり広げていくというイメージを持っています。

YouTuberが加古川市を紹介します!

3点目です。ユーチューバーが加古川市を紹介しますという件です。これはシティープロモーションの取り組みとしてメディア向けの広報や戦略的なPR活動を共同ピーアールという会社と一緒に取り組んでいるものですが、その共同ピーアールからの提案企画でもあります。人気ユーチューバーの方に加古川市でいろいろな過ごし方をしてもらって発信をしてもらうというものです。この度は劇団スカッシュというグループのユーチューバーの皆さんで、その方々にビンゴゲーム方式で名物のかつめしを食べに行ったり、名勝を訪れていただきながら36時間以内にビンゴの完成を目指すというのもので、全5編の動画です。11月25日からユーチューブで流していただく予定です。劇団スカッシュさんのユーチューブチャンネルがありますので見ていただければと思いますが、直近では愛媛県で同じようにビンゴゲーム形式でされているみたいです。

質疑応答

省エネ家電買替キャンペーン

(記者)

省エネ家電購入補助ですが、予算ではどれくらいの台数を想定していますか。

【市長】

予算額は9,450万円です。台数は1,800台ほどで、エアコンが1,300台、冷蔵庫が500台程度と考えています。8割は現金還元、2割はウェルピーポイントでの還元として想定し、その他申請受付業務などを事業者に委託したいと思っていますので、合計で1億円ほどの予算として議会で承認されています。

(記者)

補正予算を発表されてから問い合わせが殺到されたと聞いていますが、1,800台を超える申請が来た場合、予算を拡充されるご予定はありますか。

【市長】

現時点では予算が一杯になった時点で終了させていただこうと考えています。ただ、実際どれくらいご利用いただけるのかはやってみないとわかりません。

(記者)

あまりにも早く予算が一杯になれば、増額の検討もあり得るということですか。

【市長】

CO2削減効果も期待していますので、これを同じ形で延長するのか、または対象物や還元率を変えてまた新たな年度からとするのか、そのあたりはニーズを見て考えたいと思います。

 

わかば教室(サテライト教室)の実施

(記者)

わかば教室の件で、不登校児童生徒数が増えているということですが、近年の数字はどうなっていますか。

【市長】

この10年間で見ても増えてきていますが、コロナ禍で全国的にも本市としてもかなり増えています。

(記者)

やはりコロナが影響して、特に令和元年度の一斉休校が影響しているということでしょうか。

【市長】

決定的な原因はまだ掴めていない状況です。ただ、昔と違って、しんどかったら無理して行なくてもいいよという親の接し方もあると思います。ただ、この2、3年はコロナが影響しているだろうと思います。

(記者)

わかば教室とは、定期的に開催しているものなのですか。

【市長】

そうです。旧青少年女性センター、今は北館ですが、月・水・金曜日は9時から2時半まで、火・木曜日は9時から12時まで場を提供しています。そこでは、相談員や指導員がおりまして、来てくれる子たちは自主学習したり、遊んだりしています。また、わかば教室に関連する体験活動として、アタックゴーというものもやっており、少年自然の家に行って活動したりしてきました。

ただ、わかば教室の令和3年度在籍人数は62名でしたので、その他の方がどうされているのかはっきりと掴めていないというのが正直なところです。

(記者)

北館のわかば教室を継続したうえで、この2つを新たに作るということですか。

【市長】

そうですね。最近はフリースクールなども民間の方で頑張ってくれています。私もいくつか見に行かせてもらいました。国の動きとしても、例えば小学校6年間、中学校3年間で全て学習指導要領どおりに習得しなければならないという強い縛りも無くなってきているみたいですね。ですので、それぞれのペースで、それぞれの過ごし方というのが尊重されてきており、自分たちの好きな活動を話し合ってしているようなフリースクールもあります。

このようなこともあり、北館だとどうしても建物の一室でしかありませんし、わざわざそこに行くのも大変ということもあるかと思いますので、自然の中で遊んだり活動したりするような機会を提供してあげたいという思いもあり、今回の取り組みにつながったということです。

(記者)

来年度にこの2つを増設するための取り組みという意味でしょうか。

【市長】

教育委員会としてはそのようなイメージをしていますが、まずはどれくらいのニーズがあるかだと思っています。これらの取り組みをすることで、たくさんの参加があるようでしたら、むしろそっちが主になってもいいと思っていますし、北館1カ所でしてきましたが、東部や北部、西部の人にとっては遠かったかもしれませんし、各地でニーズがあれば開いていきたいと考えています。

 

YouTuberが加古川市を紹介します!

(記者)

ユーチューバーの方ですが、これは市が依頼したという形になるのですか。

【市長】

そうですね。企画は共同ピーアールからのものですが、市として依頼をしています。彼らがユーチューブチャンネルで発信されているものを市のホームページやSNSで紹介させていただき、PRをしていきたいと思っています。

(記者)

市の予算で依頼しているのですか。

【市長】

元々、共同ピーアールとメディア広報業務として3年間の契約を結んでいます。その契約の中で共同ピーアールから支出いただいています。

(記者)

劇団スカッシュに製作費を払っているという事ですか。

【職員】

市から別途支払っているという事はありませんが、共同ピーアールから必要な経費は支払っていただいています。

(記者)

ビンゴとありますが、どのような内容の動画ですか。

【市長】

25個のマスがあるのですが、そこに書いてあることをビンゴ形式で36時間以内に実行していくという企画です。達成できなければ罰ゲーム的なことをご用意されているようで、そのあたりを楽しみに見ていただければと思います。

ボールのくじを引いて、そこに書いてある、例えばかつめしを食べに行くとか高御位山に登るとか、そのような体験をするとビンゴのマスが埋まっていきます。

 

以上

 

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