定例記者会見(令和4年9月21日)
発表内容
会見要旨
【市長】
本日もお忙しい中ありがとうございます。
私から2点発表させていただきます。
かっつん・デミーちゃんが観光大使に就任
1点目は、かっつんとデミーちゃんが観光大使になりますということで、その就任委嘱式を開催したいと考えています。
みなさんご存知のとおり、モニュメントの石像が破壊されました。先日取材もいただきましたが、8月20日に無事新しく石像が完成し、元通りになりました。そのような中で、市民の方や観光協会の方からも、是非観光大使になってもらい、さらにPRしてもらおうということになりましたので、この度、19番目の観光大使に2人セットでなっていただこうということです。委嘱式は、9月29日の木曜日、午前11時半に寺家町の商店街にある「びぃぷらす加古川」というコミュニティースペースで開催する予定です。かつめしのたれが当たるキャンペーンなども予定していまして、観光協会のツイッターの記事をリツイートしていただきますと抽選でかつめしのたれが当たります。SNSの時代でこのようなやり方もできるようになりました。
尾上公民館で新たな常設展示が始まります!
2点目は、既に発表していることですが、これまでも尾上公民館では、地元で尾上飛行場と言われている加古川飛行場のパネル展示などをしてきましたが、パネルやビデオなどを作り、内容を増強する形で常設の展示スペースのリニューアルをしていきたいと考えています。10月22日から開始予定です。上谷さんという方がおられ、この飛行場に関する資料をたくさん持っておられますので、展示会があれば貸していただいたりして、大変お世話になってきた経緯があります。10月22日は、その上谷さんにご講演いただく予定にしています。パネルは、来られた方が当事者のようになって読み進めることができるような書き方にしたり、イラストもたくさん入れたりして、興味深く見て頂けるような工夫をしていますので、是非一度ご覧いただき、取材していただければと思います。詳しくご存知の方も多いと思いますが、ちょうど尾上町の神戸製鋼所の正門から西になりますが、ラムーなどのお店があるショッピングモールあたりで、以前はオーミケンシさんの工場があの辺り一体にありましたが、大きな三角の形をした飛行場になっていました。その他にも、市内には浜の宮公園に陸軍の病院があったり、通信教育隊があったり、また、野口町水足の加古川刑務所がある所には高射砲隊などいろいろなものがありました。戦後は、農地転用による宅地開発が進み、今では全く跡がない状態になっていますが、そのような歴史がある土地です。また、印象的なのは、知覧から特攻隊で飛んでいかれる方々が、加古川飛行場で訓練などをされて、ここから飛んでいかれたということもあり、知覧へ飛び立つ前の最後のお手紙などが残っています。今は鶴林寺さんで保存されており、鶴林寺さんの方でも展覧会をされていますが、そのような歴史が加古川飛行場にはございます。地域の人からも当時の物や記録などを集めさせていただき、今回の常設展示を作っているという状況です。
質疑応答
かっつん・デミーちゃんが観光大使に就任
(記者)
かっつんとデミーちゃんの著作権は観光協会が持っているのですか。
【市長】
今から14年前の平成20年に、観光協会がキャラクターのデザインコンペを兵庫大学に依頼して、当時の美術デザイン学科の学生さんがグランプリを受賞してこのキャラクターが誕生しました。そのようなことから、権利は観光協会にあります。
(記者)
この2つのキャラクターは、観光協会が運用しているキャラクターという事ですね?
【市長】
そうですね。
尾上公民館で新たな常設展示が始まります!
(記者)
尾上公民館の常設展ですが、会議室を1室作り変えた様なイメージですか。
【市長】
これまでの展示もそうでしたが、入り口から入って右側の方へ廊下を歩いて行くとちょっとしたスペースがあり、そこの壁面を使います。そこに常設の展示を行い、映像を流したりする場所も設けると聞いています。
(記者)
では、1室を使い常設展示場を作ったということではなく、通路やスペースを活用するということですね。
【市長】
そうですね。公民館の利用者もおられますので、部屋をずっと占拠するわけにもいきませんので。
(記者)
この時期に常設展示を作る意味合いは何ですか。
【市長】
決してウクライナで戦争が起きているからではなく、近年、議会も含めて、戦争に関係する記録を見ていただいたり、知っていただいたりできるようにしてほしいという声があり、そのような流れから今になったということです。
国葬について
(記者)
発表外ですが、安倍元首相の国葬がもうすぐ開かれます。改めて岡田市長の国葬出席に対する態度とその理由を教えてください。
【市長】
私の所にも元衆議院議員ということで、早い段階で自宅の方に案内が来ました。案内自体が元衆議院議員に対するものでして、市長に対して案内を受けたものではありません。その日は公務も入っていましたので、元衆議院議員としての案内としては、欠席というお返事をさせていただきました。
(記者)
国葬についてはいろいろな議論があって、法的根拠であるとか、開催自体の是非なども様々な意見があります。岡田市長は元政権政党の衆議院議員として国政にも関わられたお立場でもありますので、国葬についてどのようなお考えなのかお聞かせください。
【市長】
総理大臣を経験された方はたくさんいらっしゃいます。それぞれの方のご功績やその評価については、上手くいったこと、上手くいかなかったこと両面あると思います。その人が国葬に値するかどうかという評価は、非常に難しいことですし、必ず賛否が分かれるテーマだと思います。そのような中で、国葬でされると決めたのであれば、そこはぶれることなく、例えば市役所に弔旗を上げてほしいなどを本来は言ってくるべきだと思います。世論の反応にぶれてしまったところがあり、自治体には何も求めないということになりましたので、結果として各自治体としての対応を問われ、場合によっては批判されてしまう状態になっているのだと思います。ですので、本市としては半旗を掲げることにし、それ以上のことは特に何もしません。ちょっと中途半端な状態になって、当日を迎えようとしているのは残念なことです。
(記者)
市として半旗を掲げられるのは、特に国から通知があった訳ではなく、独自の判断でされたということですか。
【市長】
正式な通知はありません。以前、中曽根さんの時には、党と内閣の合同葬をされましたが、その時は弔旗の掲揚を求められましたので、その時と比べても本当にバランスがおかしくなっていると思います。今回も税を使って行う国葬ですし、海外からお客様も来られますので、自治体としては半旗を掲げるべきだと考えました。
(記者)
それ以外に職員に弔意を求めたりなどは一切しないということですか。
【市長】
弔旗の掲揚以外には特にありません。
以上
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更新日:2022年10月21日