定例記者会見(令和4年6月21日)
発表内容
会見要旨
【市長】
私の方から4点紹介させていただきます。
本日は、ふるさと納税の件で、久保利明九段にもご同席いただいています。
ふるさと納税に新たな返礼品が登場!
1点目は、ふるさと納税に新たな返礼品が登場というものです。令和4年度の加古川市ふるさと納税のパンフレットができました。今回もいろいろな商品が出てきた訳ですが、中でも一番インパクトがあって、ぜひと思っていますのが、寄附額は100万円と大きいですが、久保利明九段か稲葉陽八段と対局できるというものです。日程は11月12日の土曜日で、午前10時と午後2時からそれぞれ2枠で、合計4枠をご案内しています。対局は、こちらの鶴林寺さんの浄心院で、加古川青流戦の決勝戦を行う場所です。なかなかの機会ではないかなと思っています。
その他の返礼品としては、神戸ビーフの丸ごと1頭分というものがあります。次は、個人的にも推しているのですが、志方にめずらしい冷蔵庫がありまして、そこで特定の菌で21日間吊るして熟成をさせる「かこがわ熟成肉」が今回から入っています。その他、明日香さんの「かつめし&コーヒー&アーモンドバターセット」や、ミルアンジュさんの「焼き菓子の詰め合わせミュゼ・ド・ガトー」、「ランナー応援5本指ソックス&サポーターセット」、「健脚ふくらはぎサポーター」、「衣類乾燥除湿器」、「カラー水牛印」などがあります。
打上場所分散型の花火大会を開催します!
2点目です。今年度は、3年ぶりに打ち上げ場所分散型で花火大会を開催したいと考えています。まだ中間報告的な段階ですので、具体的なところがまだ詰まりきっていない状態での発表となります。
先日、実行委員会を開催しました。昨年度末の当初予算の段階では、同日に2回に分けて実施するイメージでしたが、実行委員会では、市内の複数の場所で、同時にサプライズ的に花火を上げる方法を提案させていただき、実行委員会で承認いただいたという状況です。担当課の方では場所の案を持っていますが、地元や警察との調整がこれからですので、全ての場所で予定通りできるかどうかまだ発表できない段階です。
時期としては、8月は間に合いませんので、今のところ10月下旬の1日で、打ち上げ時間は同時に約15分間のイメージでいます。打ち上げ数も具体的にはまだ決まっていません。打ち上げ場所ごとに半径何メートルまで許されるかということもありますので、それによって打ち上げられる花火の種類や号数も変わってきますし、当然打ち上げ数にも影響してくると思っています。
他市町さんも、花火の開催については結構苦しんでおられるようでして、神戸市さんや稲美町さんや姫路市さんもいろいろと検討されているようです。確かに悩ましいところではありますが、何とか開催したいと検討を進めている状況です。
見土呂フルーツパーク再整備・管理運営事業の優先交渉権者を決定しました。
3点目は、見土呂フルーツパークの再整備・管理運営事業の優先交渉権者が決定した件です。皆さんよくご存知のとおり、再度提案を募集していた件です。
この度、優先交渉権者としまして、みとろ活性化協議会に決まりました。代表事業者名は株式会社ローカルデベロップメントラボさんです。
協議会という団体ですが、代表事業者としては前回と同じところです。構成企業は少し違う企業が入られ、提案内容も前回からリニューアルされ、ブラッシュアップした内容で再提案をいただいています。
資料の写真はグランピングサイトのイメージで、図面の右の中ほどのピンク色の所です。上の方にはフォレスト・キャンプサイトとありますが、木を残しているキャンプサイトかなと思います。その他、まん中左あたりのエントランスハウスやイベントスペースのみとろ広場、ドッグランなども前回の提案から新しく追加されている内容になります。
今後のスケジュールとしては、8月に仮契約を締結して、9月議会に指定管理者及び契約についての議案を提案し、承認を得たいと思っています。予定通りにいけば、12月から再整備に取りかかります。できれば、第1期のリニューアルオープンを令和5年5月、つまり1年経たずして、第1期分のリニューアルオープンを目指し、第2期を10月頃、最終的にグランドオープンは令和6年の4月頃でいけるのではないかというお話をいただいています。昨年の応募時では、令和5年9月頃のグランドオープン予定でしたので、今回、第1期のリニューアルオープンという意味ではそう変わらない時期にしていただけます。グランドオープンとしては半年ほど遅れる結果になります。
緊急経済対策市内店舗応援事業を実施します!
4点目は、緊急経済対策市内店舗応援事業という事で、市内の事業者の売上の回復・消費喚起につなげるために、この度もスマホ決済ペイペイと連携をしまして、20パーセントのポイント還元キャンペーンを行います。今回で4回目となります。
期日としましては、8月の1カ月を予定しています。内容、やり方は過去3回と同じで、1回の決済で1,000ポイントまでという上限を設けながら、ポイント総額は5,000ポイントまで付きます。
一方で、高齢者の皆さんへのスマートフォン講座も続けており、7月末から8月に開催する予定です。講座の中では、キャッシュレス決済サービスの利用方法も合わせてサポートしたいと考えています。
予算額としましては、約6億円の予算を置いています。参考までに、第1弾では、ポイント還元額が約1.7億円、第2弾が約2.5億円、第3弾が3.6億円で、今回の第4弾は5.9億円くらいの見通しで、予算を約6億円としています。
質疑応答
ふるさと納税に新たな返礼品が登場!
(記者)
久保さんにお聞きします。ふるさと納税の返礼品としては珍しいと思いますが、どう感じましたか。
【久保九段】
初めはびっくりしました。ただ、地元のために何かできればと思っていましたので、棋士のまち加古川ということですので、全国に将棋を広めたいと思っています。
(記者)
どのような方が来られるかわかりません。
【久保九段】
そうですね。本当にいろいろな方だと思います。もしかしたらルールを覚えたてで、一度棋士と指してみたいという方、もしくは自身がアマチュアの強豪で、ハンデ戦かもしれませんが真剣に勝負をしてみたいという方もいらっしゃるでしょうし。私としては、どのような方でもいいのですが、指す限りは満足して帰っていただけたらなという思いです。
(記者)
久保さんは氷丘南小学校に通われていたということですが、加古川での思い出は。
【久保九段】
こちらの鶴林寺さんの写生大会で絵を書いていたのはいまだによく覚えています。今では加古川を離れて長くなりましたが、学校や生活がずっと加古川でしたので、やはり実家に帰ってくるとほっとする場所です。昔は今ほど将棋のまちということではありませんでしたので、当時は加古川将棋センターがなく、私自身は神戸まで将棋を指しに通っていました。そういうところからすると、センターがあって、そこで将棋を教わって、プロになる人が出てくるというのは、本当にうれしいなと思います。
(記者)
将棋ファンにはたまらない返礼品だと思いますので、結構注目を浴びると思います。加古川市にかなり貢献されると思いますが、そのあたりはどう感じていますか。
【久保九段】
そうですね。加古川で育ったということもありますし、何か将棋で恩返しできることがあればと思っていたので、この話を頂いたときに、ぜひやってみようと思いました。
(記者)
最初に連絡があったときはどう思いましたか。
【久保九段】
こういう発想はなかったので、このような形があるのだなという驚きがありました。
(記者)
ファンの方にメッセージを。
【久保九段】
加古川に来るのが初めてという方もいらっしゃると思います。将棋も指し、加古川の街も楽しんで帰っていただきたいなと思います。
(記者)
市長に伺います。今回の取組みはかなり面白いと思いますが、どう受け止めていますか。
【市長】
市としてもシティプロモーションで悪戦苦闘しているところもありますので、こういう形で久保先生や稲葉先生にご協力いただけるというのは、本当にありがたいことだと思っています。また、ご質問にもありましたが、大変話題になるのではないかと思っていますので、楽しみにしています。それと同時に、井上慶太先生はじめ、将棋プラザでの取組みや、小学校にも回っていただく取組みなどを続けていただいていますので、今回のことが話題になることで、加古川の将棋のイメージがより浸透し、将棋を始めたいと思う方のきっかけにもなったらうれしいなと思います。
打上場所分散型の花火大会を開催します!
(記者)
花火ですが、無観客とはどういうイメージですか。
【市長】
無観客と言いますか、基本的にはサプライズ型でやりたいと思っていまして、事前に大体のイメージマップはお伝えしたいと思っていますが、具体的な場所はあえてお知らせしない予定です。ただ、イメージマップを見ればどこだろうなと思うところもあるでしょうし、うわさも出ることもあると思いますので、自然と人は集まるかもしれませんが、それらを全てシャットアウトするのでなく、サプライズでするイメージです。
(記者)
コロナ禍になり、シークレットはちょくちょくありますが、どこまで情報を明かすか。日時はオープンにするのですか。
【市長】
日時はオープンにします。15分間ですし日時と大体の場所はお知らせしようと。
(記者)
遠くからでも見える範囲内をある程度示すのでしょうか。
【市長】
なかなか皆さんが自宅から見えるかというと、それは難しいと思いますが、できるだけ分散する開催場所を確保したいと思っています。これまでは河川敷でしたので、例えば別府や平岡の方や北部の方は、行きにくいということもあったと思います。ですので、そのような所にも分散させ、多くの方に見てもらえたらと思っています。
(記者)
複数カ所ということは、加古川の地域ごとでいうとどうなりますか。
【市長】
最終的に何か所になるかわかりませんが、できれば5、6カ所はしたいと思っています。ただ、これから調整してダメになる所もきっと出てくるとは思っていまして、その結果、あまりに少ない数になると、やはり実施方法自体を見直さないといけないと思っています。
(記者)
それはある程度地域に偏在しないような場所にすると。
【市長】
そうですね。
(記者)
地域として分散させると、警備も数カ所になります。シークレットだとそんなに必要でないのでしょうか。
【市長】
警察には今相談している最中でして、万が一の時も想定した準備はしておくことになります。
(記者)
分散型について改めてですが、混雑、密集を防ぐというコロナ対策の意味合いが強いのでしょうか。
【市長】
理由の一つとしては、これまでのやり方だと、安全面の課題をずっと抱えていました。ですので、安全対策が一番大きいです。今後、コロナ禍が明けたとしても出来れば分散方式など違うやり方でしたいというのはこういう事です。ただ、今回はコロナがまた増えるかもしれないと言われていますので、コロナ対策も当然するという事になります。
(記者)
今回はコロナでということですが、来年以降については、今回実施してみて、その内容によって続けていくかどうか、改めて考えるということでしょうか。
【市長】
基本的には、今年度実施するという事は、市としては花火大会を続けていきたいということです。そういう市民の声があって、今年度何とかしようとしています。ですので、来年度以降のやり方については、今年度やってみて、アンケート等も取らせていただいて、同じやり方が好評であればそのままやりますし、違う形をまた模索するということもありますが、基本的にはやっていくということです。
(記者)
続けて欲しいという声が結構沢山あったということでしょうか。
【市長】
そうですね。私自身も聞いていますし、担当課の職員も聞いています。商工会議所さんからもそんな声がありましたし、議会からもありました。やはり夏の風物詩ととらえている方もいらっしゃいますし、夏でなくても秋でもいいからやってほしいという意見もあります。
(記者)
予算は。
【市長】
9,800万円です。
(記者)
分散にすることによって、いつもより予算がかかるということではないと。
【市長】
場合によっては少なくなるかもしれないと思っていますが、ただその辺も警備のボリューム次第です。花火の玉代は、元々1,500万円くらいですし。
(記者)
実行委員会形式なのですね。
【市長】
そうですね。商工会議所の方や消防、警察、町内会連合会、JR さんなど、かなりの人数です。
(記者)
実行委員会では、シークレットによる分散型で同時刻に打ち上げるというところまでは合意を得ているということですね。
【市長】
はい、そうです。
見土呂フルーツパーク再整備・管理運営事業の優先交渉権者を決定しました。
(記者)
見土呂フルーツパークの再整備について、前回と違うところはどこでしょうか。
【市長】
提案内容自体がアップデートされています。前回と提案内容が変わったところとしては、グランピングサイトが、前回は半円状みたいなアルファベットのCのようなエリアになっていました。今回は上半分がフォレスト・キャンプになっています。そのほか、エントランスハウスやイベントスペース、ドッグランがあります。
(記者)
パーク・キャンプサイトというのは、テントを張るサイトですね。
【市長】
そうです。オートキャンプではありません。
(記者)
グランピングは施設を整備してホテルに近いような高級なキャンプのような形で、キャンプサイトは自分でテントを張る形ですね。キャンプサイトは前回もあったのですか。
【市長】
ありました。
(記者)
場所が変わったということですか。
【市長】
そうですね。
(記者)
みとろ活性化協議会というのは、前回は名称がなかったと思いますが、名称を付けたということですね。
【市長】
グループ名をつけて今回は応募されました。
(記者)
ちなみに、何社から応募があったのですか。
【市長】
3グループです。
(記者)
キャンプなどの利用料はいくらで設定しているのですか。
【市長】
これから調整に入ります。
(記者)
高額になる可能性があるのですか。
【市長】
整備業務を含めて、指定管理料として相当予算を置いており、また、相手方も地元の企業と一緒になっていろんなイベントをして、たくさんの人に来てもらおうとしてくれていますので、そのような高額な料金設定になるとは思っていません。
(記者)
指定管理料は。
【市長】
年間約5,000万円です。
(記者)
ローカルデベロップメントラボは、前回も提案がありました。
【市長】
そうですね。前回のプロポーザルでも応募いただき、優先交渉権者になっていただきましたが、様々な経緯があり、一度やり直しになって再チャレンジをしていただきました。
(記者)
建設会社ですか。
【市長】
いろいろな事をされていますが、実績も多数お持ちで、例えば、同じように指定管理で施設運営をされたり、福岡県うきは市での、うきは6次産業化研究開発の事業化支援センターや、博多駅の観光案内所も運営されたり、熊本県山鹿市で6次産業化観光連携推進施設などもされています。
(記者)
施設運営会社でしょうか。
【市長】
企画提案やコンサルの方だと思います。グループとして、設計事務所のリズムデザインさんや、建設会社として地元の前川建設さん、福谷建設さんが入っているグループです。
緊急経済対策市内店舗応援事業を実施します!
(記者)
ペイペイの事業は、これまでやってきたのと同じものですか。
【市長】
そうです。先行していた播磨町さんでは、凄い勢いでポイントが消化されており、還元が途中でストップになったということで、びっくりしているのですが、本市としては、3回目より予算を増額していますので、足りるはずだと思って準備しています。
以上
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更新日:2022年08月15日