定例記者会見(令和4年4月21日)

更新日:2022年05月12日

発表内容

会見要旨

【市長】

よろしくお願いします。本日は3件お知らせします。

みなさんとともに取り組むまちづくり

1点目は、皆さんとともに取り組むまちづくりとして、協働のまちづくり推進事業補助金の交付先の団体が決定しましたという案内です。

お手元の資料に、事業名、団体名、概要、補助金額などを記載した資料があると思いますが、昨年度中から事前相談期間等を設けたりしながら、提案をいただき選ばせていただいたものです。3月の議会で予算の承認をいただけましたので、4月から実施していただきます。

補助には様々な区分があります。地域協働型は、複数の地域の団体がコラボレーションして何かしていただくための補助でして、例えば町内会や老人会がコラボしてやっていただく形のものもあります。スタート応援型というのは一般枠と学生枠の2つがあります。例えば兵庫大学の学生さんや県立農業高校の方などがいつもチャレンジしてくださります。学生の方は100%の補助率で上限20万円です。スタート応援型の一般枠というのは、3年未満の事業に対して補助をさせていただき、50%の補助率で上限は50万円です。

テーマ設定型はたびたび話題にさせていただいていますが、毎年度私たちの方でテーマを設定させていただき、2年続けて河川敷の空間を使った事業をしてくださいということで募集をしてきました。これにつきましては、今回21件を採択させていただきました。事前相談の段階では40件ぐらいの相談があったと聞いています。昨年度は12件採択され、コロナで延期になったり中止になったりということがあり最終的には9件が実施していただきましたが、今年度は無事開催できれば21件ですので倍以上のイベントになります。この21件というのは、1年間で52週間程しかありませんので、夏の暑い時期や冬の寒い時期を除いた季節がいい時には、毎週末河川敷に行けば何かやっているというような状態になろうかと思います。最初の1件目はこのゴールデンウィークに予定されているロハスパークさんで、4月29日から5日間連続でイベントを開催していただけます。

あと課題解決型というのも2つありまして、行政提案枠と団体提案枠があります。行政提案枠というのは、私たちからこういうことを提案していただけませんかというものですが、テーマは3つありまして、1つ目は子供食堂を立ち上げてくれませんかというもの。2つ目はシニアの方のボランティアで子育て世代を応援してもらいませんかというもの。3つ目は障がい者がスポーツを楽しむような機会を作ってもらえませんかというものです。団体提案型は、市の総合計画や市の進んでいる方向性に合致するようなもので良い提案があればやっていただきたいというものです。

詳細はお手元の資料をご覧ください。

令和4年産主食用米の作付け補助

2つ目は、米価の下落に対して農家さんを支えていきたいというものです。

1反が10アール(100メートル×100メートル=1,000平方メートル)ですので、その10アール分は自家消費用とみなさせていただき、10アールを超えた部分について、10アールごとに5,000円を補助させていただきます。資料にもありますが、例えば3反(30アール)の田んぼをされている方では、20アールですので1万円の補助額になります。

これがどれくらいの金額かといいますと、JA兵庫南さんの例では、お米の買い取り価格が1袋30キロ当たりで大体990円下落をしたと聞いています。10アール(1反)当たりでは県平均だと大体468キロ収穫ができるそうですので、10アール(1反)当たり1万5,000円ぐらい減収になります。我々としては、自家消費分の10アールを除いた残りの部分に3分の1の5,000円程を補助させていただき、何とか次年度に繋げていただきたいという思いです。

対象となる農家さんは2,546戸あると聞いておりまして、小規模で10アールや20アールくらいの方もいらっしゃいますが、大きいところだと補助額が50万円を超えるようなところもあると聞いています。

加古川市SDGsロゴマークをご使用いただけます。

3点目は、市公式のSDGsロゴマークを広く使っていただけるようガイドラインや要領を作成しました。この加古川市版のロゴマークは、既に協定締結などで使うバックパネルに印刷して使用しており、コンセプトとしては、三本のラインが川のイメージであることはもちろんですが、一番上はとんがったようになっていまして、高御位山をはじめとした北部の山並みのイメージ、一番下は播磨灘のイメージがそれぞれ込められています。また、SDGsのコンセプトの中で核となる経済、社会、環境も3本のイメージとして表現しています。色は17のゴールの色を使っています。

そんなに難しい事を書いている要領ではありませんが、イメージを毀損しないことなど最低限のお願いをさせていただいています。

広報かこがわ5月号でもSDGsの特集をします。

新型コロナワクチン接種率

資料は以上ですが、その他として1、2点触れさせていただきます。1つはワクチン接種の進捗です。最近は世の中の関心も以前に比べると薄まっている気もしますが、3回目接種は4月19日現在でのVRSデータによると、本市は全人口比で51.4%ということで半分を超えました。ちなみに、国や県では、4月20日現在で国は49.2%、兵庫県は47.3%と聞いていますので、それよりは若干早いペースで進んでいます。

65歳以上については88.5%まできました。高齢者の方は、1、2回目は94%以上の方が接種されていますので、伸び率としてはほぼ止まったような状態になっています。

最近報道されている若い世代の接種率ですが、やはり若い世代の伸びは以前に比べると低いと感じています。例えば、これからではありますが、12歳から17歳だと3回目はまだ2.1%となっています。1、2回目ではこの世代でも75%ぐらい接種されていますが、3回目に関してはこれからという感じです。

5歳から11歳は、努力義務はなくご家族で相談の上ということになっていますが、1回目だと7.7%で1,219人、2回目だとまだ3.7%で589人です。

電気自動車等の購入補助

もう1点は、電気自動車の購入補助についてです。EV車は20万円、PHEV車は10万円の補助です。4月20日現在でもう既に10件の申請があったと聞いております。内訳は、EV車が5台、PHEV車が5台ということです。

充電ステーションの設置導入補助制度の方も詳細を詰めておりまして、5月中には発表したいと思っています。

質疑応答

みなさんとともに取り組むまちづくり

(記者)

かわまちづくりに関する補助金で、新規分としてはどれでしょうか。

【市長】

ミズベリングのテーマ設定型提案事業予定一覧の資料を見ていただき、2番のロハスミーツ実行委員会さん、3番のムサシさん、5番のアジア地域青少年育成支援協議会さん、7番のカヌーホームさん、9番のSAVE KAKOGAWA RIVER FES実行委員会さん、10番のHappiableさん、11番の播州アクティブスポーツ協会さん、12番のKAKORAGGA MUZIKさん、13番のはりまnaturel marche実行委員会さん、15番の加古川まちの文化祭の会さん、16番のつくるとであうさん、18番のSenobisita☆Kodomotatiさん、20番のリバーサイドフェス実行委員会さんですね。

(記者)

他のテーマではいかがでしょうか。

【市長】

補助金の採択事業一覧の資料ですと、新規は2番の播磨歴史研究会さん、4番の県農の食品加工研究会さん、5番の兵庫大学加古川てらこやプロジェクトさん、6番のまちなかダイバーシティ加古川設立準備委員会さん、28番のなないろさんです。

(記者)

河川敷のかわまちづくり計画は3月に策定されていると思いますが、確かこれから国交省に申請をされるとのことですが。

【市長】

そうですね。8月頃には問題がなければ受理、承認していただけると見込んでいまして、その後、以前から申していますが、堤防の上にお店を誘致したいということで、どのようにして事業者からの提案を受けていくべきなのかという募集の仕方などを検討していきたいと考えています。

4年度から5年度にかけて募集を行い、6年度から工事をしていくというイメージですので、順調にいってもやはり5年はかかるかと思います。ですので、先行してソフトのイベントをどんどん行っていただきたいと考えています。

(記者)

改めて計画を見せていただきましたが、ハード面も含めてかなりガラッと変わるのかなと思います。市長としてはどのようにしていきたいと考えていますか。

【市長】

これまでに市内になかったような、居心地の良い魅力のある空間に変えていきたいと考えています。駅近の場所ですし、市外からも電車を使って人が来ていただける場所ですので、週末に市外からも人を集められるような場にしていけるのではないか。今はまだイメージ図で、具体的には民間事業者さんのいろんなアイデアをもっといただきたいので、我々の方であまりこれというような限定をしたくないのですが、ポイントとしては、やはりニッケさんの向かいの堤防の上に、例えば水面(みなも)を見下ろせるようなカフェがあったり、いろいろな建物があったり、心地いい空間を作りたいと思います。あとは、河川敷ではイベントがどんどん行われますので、もっと開催しやすいような、今やっておられる方からの意見もたくさん取り入れたいと思いますし、当然駐車スペースや御手洗をどうするかという問題もあります。さらに親水空間を作りたいという思いもあります。また、みなもロードというランニングコースがありますが、茂みで水面が見えないところがありますので雑草などを取り除き、また、水辺でジャバジャバと何かできるようなエリアを作りたいと思います。イベントの中にもありますが、サップとかカヌーとか、そのような水面を使うようなことも開催できるのではないかと思います。

かわまちづくりは国交省さんのホームページを見ていただくといろいろな先行事例があり、例えば小野市さんだと桜を並べたりされているのもかわまちづくりです。やはり我々の強みというのは、新快速電車が止まるJRの駅に近いという事ですね。小野市のように公園的な空間にしていく例もありますが、我々はにぎわいの空間づくりという形でいけると思っています。これまでのかわまちづくりの成功事例にはないような成功事例がつくれるのではないかと思っています。

 

ウクライナ避難民への支援

(記者)

ウクライナの避難民を受け入れる話などはないのでしょうか。

【市長】

我々としましては早々に受け入れを表明しており、ツバルの選手を受け入れたりしてきましたので、いろいろな形でご協力できると思っています。ただ、ウクライナの方が市内にいらっしゃらないというのもあると思いますが、今のところは打診などありません。情勢がさらに悪くなり大勢の方が日本に非難されるとなった場合は、当然受けるべき割り当てもあるのだろうと思っています。

 

以上

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