定例記者会見(令和3年12月24日)

更新日:2022年01月13日

発表内容

会見要旨

【市長】

先日は上野樹里さんの観光大使委嘱式に関しまして多数報道していただき、本当にありがとうございました。スポーツ新聞さんに至るまで数々のメディアに取り上げていただき、我々の想像以上の反響だったと思っています。

では本日は私から2件ご説明させていただきます。

見土呂フルーツパーク再整備等に係る優先交渉権者との協議結果

1点目は見土呂フルーツパークの件です。ご存知のとおり、昨年3月末にローカルデベロップメントラボさんを優先交渉権者と決定し交渉を進め、議会に承認いただいて契約という段階まできていましたが、その直前に相手方が資格要件を満たしていないことが判明し、契約できずにお断りすることとなりました。その後、10月4日付けで2番手の神姫バスさんのグループを優先交渉権者と決定しました。それから2カ月半ほど経ち協議を重ねてきましたが、結果としては内容が整わず交渉を終了させていただくことになりました。大きな理由としては、昨年度末から比べると木材価格や建設資材などがとても高騰していたことです。様々な協議を行いましたが、やはり昨年度末の提案内容を維持したうえで進めることは難しいということになり、協議を終了させていただくこととなりました。

見土呂フルーツパークの再整備は何が何でもやっていきたいと思っていますので、一旦仕切り直しをして、改めてプロポーザルで再募集させていただくことを目指し、年明けから進めていきたいと思っています。再募集の具体的な日程はまだ公表できる段階ではありませんが、年が明けてからできるだけ早い段階で行いたいと思っています。

当初は再整備後のリニューアルオープンを令和5年9月に予定していましたが、事実上そのタイミングは難しくなったと思いますので、オープン時期をずらす必要があります。そのような事も含めて募集要項等を今一度見直し、再度たくさんの事業者に応募していただけるようしてきたいと思います。

「多言語指さしボード」が完成しました!

2点目は多言語指さしボードを作りましたというニュースです。在住外国人の方は加古川市でも3,000人を超えるところまで増えてきています。そのようなみなさんに対して、特に災害時の情報発信、また避難所でのコミュニケーションが課題になってきていました。この度、コミュニケーションツールとして14言語に対応したボードを作り、各小中学校40か所に備えていきたいと思っています。昨年の令和2年6月定例記者会見でも多言語表示シートを作成し避難所に設置しますと発表させていただきました。これは、避難所の表示物を多言語化して案内をするような物でした。この度は、相手と少しでも対話をしようとするための物で、例えば「何かお困りごとはありませんか」を、タイ語とミャンマー語とインドネシア語とネパール語が書いてある4言語用のボードを指さしすると相手が読み取っていただけるというものです。外国人が使うボードもあり、「薬が欲しい」ということも指さしで伝えてもらうことができます。これを28小学校、12中学校に1月から配置をしていきます。

その他にも、加古川市国際交流協会では、多文化共生社会推進指針というものを策定しているところで、在住外国人の方に少しでも暮らしやすく感じて頂けるようにしていこうという取り組みです。また、災害時外国人支援ボランティア研修会ということで、国際交流協会のボランティアの方々に災害時の対応などを学んでいただく研修を12月11日に実施し、さらに、防災マップを6言語で多言語化し、今後ホームページで公開したいと思っています。

質疑応答

見土呂フルーツパーク再整備

(記者)

資材高騰に加え、想定するスケジュール内での竣工が望めないとありますが、これはどういう意味でしょうか。

【市長】

当初の募集要項では、令和5年9月のオープンをお願いしていましたので、約半年遅れでの協議スタートということになった訳ですが、期限は守っていただくものですので、それが難しいということになりました。

(記者)

神姫バスさんと交渉する際は、オープン時期を変えなかったという事ですね。

【市長】

そうですね。ただ、一番大きかったのはやはり資材の高騰です。

(記者)

資材高騰はある意味世の流れで仕方がない部分です。例えば議会に諮るなりして、もう少し予算額を増やし、若干お金がかかっても遅れたり再度やり直したりするよりはよいという考え方もあると思います。

【市長】

予算を変えてしまうと、「それだったら提案したのに」と言う方が出る可能性もありますので、難しいです。

(記者)

逆に、若干規模を抑えたりして予算内で作ってもらうことも難しいのですか。

【市長】

私たちも無理なお願いをしてしまった訳ですが、提案をしていただいたものに対する評価点がありますので、予算が合わないから提案の機能を取りやめるなどクオリティーを下げるというのは、そもそも提案内容を守れないということになってしまいます。ですので、提案いただいた内容は保ちながら、何か経費を見直すことができるところがないかという話し合いになります。

このようなことから、お互いに仕切り直した方がいいと総合的に判断し、募集要項や予算をもう一度見直し、改めてご提案いただきたいと考えました。

(記者)

新たな募集の際は、資格要件を満たしていなかったローカルデベロップメントラボさんも参加できるのでしょうか。

【市長】

はい、できます。

(記者)

募集し直すということですが、宿泊機能や飲食機能など主にグランピングを想定されていましたが、それらの変更はありますか。

【市長】

要件の変更はありません。

(記者)

募集要項見直しの想定は。

【市長】

例えば、当初募集するにあたって事業者みなさんに課した要件が本当にあれで良かったのか、また、資材価格の変動を受けて金額的なところやオープンの時期あたりだと思われます。

(記者)

今後の見通しとして、令和5年9月オープン予定はどのくらい遅れそうですか。

【市長】

遅くとも1年以内ですが、令和6年の前半にはオープンできるよう目指していきたいと考えています。

(記者)

公募は年明けできるだけ早い段階にと言われましたが、1月中とか年度内とかで言えばいかがでしょうか。

【市長】

イメージとしては1月下旬か2月上旬までには公募したいと考えています。

(記者)

DBO方式は変えませんか。

【市長】

はい。変えません。

(記者)

15年間の運営費用として債務負担行為で予算化していましたが、資材の高騰を受けて新たに議会に出し直す必要はあるのですか。

【市長】

債務負担で置くべき額が変われば当然修正が必要になります。設計と建設関係で8億7,500万、管理運営関係で7億7,500万、合計で16憶5,000万円です。期間は15年弱です。令和19年の3月末までの事業期間と考えていますので、実際指定管理していただく期間は当初の想定よりも少し短くなります。

(記者)

今は直営でこれまで同様に運営しているということでいいですか。

【市長】

はい。長年今の形態で利用いただいていましたが、自然を楽しめる魅力をもっと作っていこうとしている大きな方針の大事なパーツですので、何が何でも再整備をしたいと考えています。

 

加古川リバーライト

(記者)

加古川リバーライトは結構好評でした。強風で中止になった日もありましたが、初めての試みで、どれくらいの人が来たのでしょうか。

【市長】

分散して来ていただきたかったので、10日間で1日当たり3,000人、3万人を目標にしていました。結果的には3万3,315人でした。土日は7,000人ほど来られとても混んでいましたが、平日は2,000から3,000人でした。ほんとにみなさんに喜んでいただけてよかったなと安心しました。

(記者)

新年度予算はこれからですが、来年も開催しますか。

【市長】

花火大会の代替イベントとしての位置付けでしたので、来年度についてはまず花火大会を前提にしたいと考えています。今のところ、リバーライトは毎年行うイベントとは考えてはいません。

(記者)

来年は花火大会をすると。

【市長】

例えば来年度に他の花火大会が無くなったりすると、もっと人が来るようになります。また、今は神戸市が前日に開催されていることもあり人数も抑えられているところもあるのではないかと思います。安全面は非常に大切なことですので、同じ規模、同じ方法、同じ場所でいいのかというところももう少し議論しながら、最終的に予算を決めて議会に提案したいと思っています。ただ、継続してもらいたいという声が非常に強いので、基本的には花火大会をしたいと私自身は考えています。

 

以上

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