定例記者会見(令和3年11月22日)

更新日:2021年12月10日

発表内容

会見要旨

【市長】

本日もよろしくお願いします。私から4点発表させていただきます。

光の祭典「加古川リバーライト」内覧会

1点目は、光の祭典加古川リバーライトの内覧会です。既にご案内しているとおり、加古川リバーライトは12月10日から19日まで、時間は18時から21時までプロジェクションマッピングとして点灯します。その前日の12月9日に内覧会を開催します。時間は18時からです。当日は、市長の挨拶、点灯カウントダウン、企画内容の解説を予定しています。イベントのメインは、10メートル×10メートル×10メートルの立方体のキューブです。それを含め、全長100メートルくらいの空間に巨大プロジェクションマッピングがあります。

もちろんコロナ対策をしっかりしなければいけませんので、一時に多くの方が詰めかけるような状況であれば、入場者数のコントロールをさせていただく予定です。一日に3,000人ほど来られる想定をしています。イベントの位置付けとしましては、今年度の前半はなかなかイベントや行事を開催できませんでしたので、年末の静けさの中で、このような光や音の演出を見て頂き、温かい気持ちで年末を迎えて頂きたいと思っています。

加古川市国際交流員が着任しました

2点目は、英語を母国語とする加古川市国際交流員が、国際交流センターに着任しましたという件です。これは、自治体国際化協会が進めているJET(Japan Exchange and Teaching Program)プログラムの一環です。プログラムの中には3つの柱があり、1つ目はALTという英語のアシスタントで、英語のネイティブの方が指導助手に入るものです。2つ目が今回の国際交流員というもので、CIR(Coordinator for International Relations)といいます。最後はSEAというスポーツ国際交流員です。このJETプログラムを活用すると、人件費などの様々な経費が国からの交付税措置の対象となります。

当初は、昨年から来日していただく予定でしたが、コロナ禍でなかなか入国ができず、延期が続きこの時期になったという事です。24日から勤務が始まります。具体的な業務内容としては、内部や外部向けの英語教室なども勿論していただきますが、市の様々な業務の中での翻訳の関係や、また、在住外国人も増えてきていますので、そのような方々への対応もしていただくことになります。私もまだご本人と面会できていませんが、英語だけではなく中国語と日本語もできるとの事ですので、かなり幅広く活躍してもらえるのではないかと期待しております。

両荘地区小中一貫校のイメージ図が完成!

3点目は、両荘地区の小中一貫の義務教育学校として、令和6年4月に開校予定である学校校舎の基本設計が完了しました。パース図をお配りしていますが、図書館棟や渡り廊下など新設し、また、公民館も敷地内に移設されます。

学校と地域の公民館が一体化した形での建屋になり、最近では学校の現場でも学校運営協議会が設置されていくなど、地域に開かれた教育というのが大事なテーマになっています。両荘地区においては、地域の方にいろいろとかかわっていただいてきた経緯もありますので、こういう形で地域とのかかわりを持ちながらと思っています。ただ、もちろん安全面等の心配をされる声もPTAの方から聞いていますので、何をどこにするなどの配置を十分に考え、この度、最終的な形が決まったということです。

また、正式な学校名を8月2日から9月10日まで募集し、156件の応募がありました。今年度中には新しい校名を決定する予定です。

新型コロナワクチンの接種

最後は、新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種です。決まっている部分と困っている部分があります。というのは、この週末も知事会がいろいろと要望したというニュースが出ていました。市としては先週の木曜日あたりに国から通知が来たところです。今回はモデルナのワクチンが非常に多くなっています。数としては、7万2,480回分が加古川市分として来る予定ですが、その内の3万2,700回分がモデルナになり、ファイザーは3万9,780回ということです。つまり、半分弱がモデルナになるという通知が来ています。これを受け、非常にバタバタとしています。なぜかと言いますと、高齢者からもう一度始める訳ですが、1回目の時には予約が取れなくて全国的に大混乱しました。本市でもそうでした。ですので、今度は割当方式を取りいれようと考え、少なくとも高齢者はこちらで日時、会場を指定して通知しようと考えていました。しかしながら、半分近くがモデルナになると、これまでと違うワクチンを指定することになり、それが非常に大きな問題となります。一般的にはモデルナの方が副作用を心配される方が多いのではないかと思います。また本市の場合は、多くの方がファイザーを接種していますので、交差接種でもいいとは言われてきましたが、やはりできればファイザーと言われる方が多いだろうと思っています。割り当てをしようとした時に、この配分だと半分近くがモデルナになりますので、一方的にワクチンの種類を決めて通知することが悩ましい状況になっています。本音で言えば、国の方で例えば高齢者の方はモデルナを先に利用してほしいなどと示してもらえるとありがたい。そうなれば、高齢者以外はモデルナになります。自治体によって判断が分かれるというのは決していいことではありません。ワクチンを選んでもらうとなると、また高齢者の方に予約を競ってもらわないといけなくなり、更に、ファイザーの予約が埋まってしまいファイザーの入荷待ち状態になってしまうと、接種自体が遅れてしまいます。ワクチンを配付しますが半分近くはモデルナです、あとは自治体で判断してくださいと言われても、非常に困る状況が発生してしまっています。全国知事会の方からも国に提言していただいていますが、我々現場からすると、案内を出す日がもうすぐそこまで迫ってきていますので、どうしたものかと非常に悩ましく思っています。

本日の発表では、割り当て方式で行く予定にはしていますが、65歳以上の方みなさんにファイザーを割り当てると、これまでで残っている分を含めても3月末にはファイザーがなくなってしまう見込みです。正直どこまで対象とするか悩んでおり、今日の時点では決めきれていません。

その他としては、コールセンターを80回線に増設します。最初は26回線でしたが、6月には50回線に増設し、今回は80回線で高齢者の方の予約に備えます。また相談窓口を開設していきます。接種会場につきましては基本的にまた同じ場所を使う予定です。1月あたりは市民会館、総合文化センターで続けてやっていきます。2月以降は体育館を利用される方には申し訳ありませんが、総合体育館、日岡山体育館を使用し、神戸製鋼体育館もまたお願いをさせて頂こうと今調整中の段階です。このような場所を長期間開設していきたいと考えています。体育館の予約がまた入ってきておりますが、申し訳ありませんが6月末までの分は全部キャンセルさせていただきます。7、8、9月の予約分はまだ様子見ですぐにはキャンセルとはしませんが、新規予約は止めています。1回目、2回目の接種がまだの方は、市役所新館10階で行うことになります。

質疑応答

新型コロナワクチンの接種

(記者)

モデルナ社ワクチンの接種体制を構築するとありますが、これはモデルナワクチンを打つ会場を独自に設けるということですか。

【市長】

そうです。

(記者)

今は5会場を設置されていますが、追加するという意味ですか。

【市長】

5会場の中で設置するのか、あるいは追加で設置するのかも含めて検討しています。集団接種会場としてモデルナの会場をつくらざるを得ないと考えています。

(記者)

要するに、1つの会場でファイザーとモデルナは一緒に打たないということでしょうか。

【職員】

はい。本市の場合は分けようと考えています。

(記者)

5会場を地域で割り振るということですが、そうなるとモデルナの会場がある地域の人はモデルナになるとかにはならないでしょうか。

【市長】

割り振りは基本的に住所地で指定する考えですが、5会場のうち1つをモデルナにするとなればいろいろと調整が必要になると考えています。

 

以上

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