定例記者会見(令和3年8月16日)

更新日:2021年08月16日

発表内容

会見要旨

【市長】

本日もお時間いただきありがとうございます。

私から3点ご説明させていただきます。よろしくお願いします。

新型コロナワクチンの接種

はじめに、新型コロナワクチンの接種についてです。

本日の発表に間に合わせたかったのですが、30歳台以下の方の予約開始等の日程については、明日詳細に発表させていただきたいと思っています。なぜかと言うと、県経由でワクチンが配送されますが、次の13クールの箱数は28箱と分かっており、これが8月30日と9月6日の週に来る予定です。しかしながら、具体的な納入日は明日に県から発表される予定で、それを確認してから30歳台の方の予約受付日や予約枠数を公表したいと思っています。県には急いでもらうよう常々お願いしているところですが、本日発表できずに申し訳ございません。

状況としましては、今は40歳以上の方の予約受付と接種が進んでおり、先般ご案内したように平日などの枠も追加をしています。40歳台の方の希望される方は概ね予約が取れていると考えており、次の段階として30歳台からと考えています。

国や県からワクチンが配送されるルールや基準は以前から随分と変わっていますが、国の方では、先の日程を明らかにする目的で13~15クール分のワクチン数を都道府県に預けた形となっており、総箱数を明らかにしています。兵庫県の方では、13クール、つまり8月30日の週と9月6日の週に関係する分については各市町への配分数が決定されていますが、その次の14クールと15クール、つまり9月13日の週と20日の週に関係する14クール、9月27日の週と10月4日の週に関係する15クールについては、各市町の基本枠に加えて上積みする分の配分が決まっていません。本市にとっては、9月の中旬にどれだけ接種できるかという事にかかわってくることなのでとても困っています。県の方には様々なルートから早期の配分量決定を申し入れているところです。ですので、29歳以下の予約開始日については、14クール以降の納入日によって決めていきたいと考えています。

複合施設の愛称決定

次に、加古川東市民病院跡地に建設している子育てプラザと東加古川公民館の複合施設の愛称が決定しました。

結論を申しあげると、「かこてらす」に決まりました。投票結果としては、約50.84%、投票総数のちょうど半分くらいを「かこてらす」が獲得して決定となりました。最終の3案にはデシディムを使って絞り込みましたが、参考までに、2位は「kakotto(かこっと)」で2,478票、32.14%でした。3位は「カコミン」で1,312票、17.02%でした。

様々な形で投票を募りました。施設のすぐ近くにある平岡南中学校では、一人一台配付しているクロームブックで投票していただき、総数410票ありました。また、LINE(ライン)での投票が非常に多く、2,729票ありました。全体は7,709票でした。あとは投票ボードを市の公共施設や施設の近隣の店舗等に設置し、投票シールを貼っていただく形で約4,000票近くありました。

当初からご案内していましたように、最終案にはさらに2万円を提供させていただくという事になっていますので、「かこてらす」が5万円、次点の「kakotto(かこっと)」、「カコミン」には3万円を提供させていただくことになります。

中学校給食完全実施

最後に、2カ所目となる神野台学校給食センターが完成いたしました。

9月3日から、新たに加古川中学校、中部中学校、浜の宮中学校、別府中学校の4校が加わります。また、以前から志方学校給食センターで担っていた志方中学校と両荘中学校についても、メニューを合わせる意味でこの新しい神野台学校給食センターから配送しますので、合計6校分がここから配送されることになります。

質疑応答

新型コロナワクチンの接種

(記者)

ワクチン接種について、前回の市長定例会見では、県の配分基準をはっきり決めてほしいと要望されていましたが、その後県と直接お話しはされましたか。

【市長】

私自身、健康医療部長と一緒に県の担当部長に要望に行かせていただきました。ただ、県の方もある意味困っておられ、少し前に国が配分量を変えて県に配送した時は、県は国の積算根拠に基づいて各市町に配分されたそうですが、あの時は神戸市や姫路市がかなり不足しており、両市に多めに配分されました。ただ、詳細な積算根拠は明らかにされませんでした。その次からまた基準が変わり、今は県の裁量枠数が大きくなっているはずです。13クールでは412箱が兵庫県に配分され、加古川市は28箱いただきました。14クールと15クールについては、基本枠と言われている分だけが示されているだけで、あとは県の調整枠分のおよそ100箱をどのように配分するかが示されていません。県の調整枠の配分する基準をはっきりしてもらいたいと考えています。地域医療部から県の担当部に対しては重ねてお願いしており、また、県民局長にもお願いしていますが、はっきりとなっていません。県としても悩ましいところがあるのだと思います。けれども、早く決めて頂かないと9月の中旬の週にどれだけの接種できるかが変わりますので。とりあえず基本枠の分を予約受付するということも出来ますが、そうすると後から追加する上積み分の予約枠は、実はもう少し早い時期に打つことができたということになってしまいます。他の市町からも同じ要望は出ていると思いますので、県には早く決めてもらいたいと考えています。

(記者)

今14、15クールが止まっているのは、国の積算根拠が示されていないからなのか、それとも県が基準を決めかねているからなのか。

【市長】

後者だと思います。県からは文書が出ていまして、14、15クールについては県から各市町に希望量等が照会されており、それを踏まえて決定するというものです。本市も回答していますが、結果がまだ来ていません。県として調整されていると思いますが、それが明らかにならないと困る状況になっています。

(記者)

知事が変わったことは関係ありますか。

【市長】

まだそこまで入り込まれていないと思います。私たちもまだ知事に直接お会いする機会もありませんし。

(記者)

今加古川市は集団接種だけで個別接種はやっていませんが、今の市の接種能力から見ると、県から配分される量は接種能力を下回っているということですか。

【市長】

そうですね。7月のピーク時には、個別接種も足し合わせれば2万5,000人くらいに打っていました。直近では2万人くらいに減ってきていましたが、この配分量では半分くらいの1万数千人になります。

(記者)

現在開設している会場で言うとどうなりますか。

【市長】

8月16日の週だと1回目、2回目を合わせて17,600人ですが、このペースは続かないと見ています。

(記者)

いつくらいから足りなくなるのですか。

【市長】

例えば8月30日の週や9月については、13,000人程のペースになります。

(記者)

加古川市の接種能力のピーク時に比べて、今は接種会場を減らしています。市の最大で接種できる数とワクチンの入荷量にはどのくらい差があるのですか。

【市長】

9会場をフル稼働した際は、集団接種だけでも2万回は打てていました。今はワクチン数が減っており会場も減らしています。

(記者)

では、供給量が回復すればまた9会場に増やせるのですか。

【市長】

可能ですが、一旦お断りした会場には予約も入ってきていると思いますので、再開には多少時間はかかると思います。

(記者)

13,000人のペースに落ちた時は、どこか会場を休止するのですか。

【市長】

会場ではなく、レーン数を減らします。また、姫路市で行っている県の大規模接種会場や、職域接種で接種した人のデータもVRSに入っています。市で接種を進めているファイザーのワクチンと県の大規模接種会場等のモデルナのワクチンの合計接種率によって、調整枠の配分が変わると言われていますが、その基準は示されていません。

(記者)

市内でモデルナはどれくらい接種されていますか。

【市長】

だいたい1週間で千数百回です。8月11日時点で、市が進めているファイザーのワクチンは1回目2回目を合わせて約184,000回で、モデルナのワクチンは1回目2回目合わせて約12,000回です。

(記者)

仮に8月30日と9月6日の週の配分数が13,000回分で、当面この数が続くとなると、希望者に打ち終るのはいつくらいになるのでしょうか。

【市長】

13,000回というのは、24箱程度配分される想定のものです。この想定でいくと、1回目の接種が70%を超えるのが9月27日の週で、2回目は59.5%程度となります。10月の18日の週や25日の週になると、1回目が8割、2回目が7割になる予定です。なお、割合は12歳以上の人口比で算出しています。

(記者)

ちなみに市長も接種の対象年齢になっていますが。

【市長】

はい。接種を予定しています。当初は高齢者が終わってから打たせていただこうと思っていましたが、急にワクチンが減ることになってタイミングを逃していました。その後接種が進みだして40歳台が始まりましたので予約しました。

(記者)

40歳台が対象年齢になった時点で、ご自身で予約をされたということですか。

【市長】

そうですね。携帯電話から予約しました。

(記者)

県の斎藤知事とはまだお会いしていないとのことですが、現時点で今後の予定は。

【市長】

まだ日程は確定していません。斎藤知事も忙しいでしょうし、県内41市町ありますので。ただ、県と一緒に進めている土木系の事業は、国道2号線関係、南北道路関係、東加古川駅周辺関係、播磨臨海道路関係などたくさんありますので、なんとか時間を割いていただければと思っています。

 

以上

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