定例記者会見(令和3年5月25日)

更新日:2021年06月21日

発表内容

会見要旨

【市長】

本日もお時間いただきありがとうございます。

私から8点ご説明させていただきます。

新型コロナワクチンの接種について

集団接種会場の追加・平日接種の開始について

菅総理から「7月末までに65歳以上の接種を終えたい」という表明が出され、各自治体は大急ぎで準備をしています。当初は集団接種をメインとしていた自治体が個別接種を行ったり、集団接種を増やしたり、また、個別接種をメインとしていた所も結局は集団接種を始めたり、それぞれの自治体でありとあらゆる形でスピードアップを図っている段階です。本市におきましては、これまで5月の8~9日、15~16日、22~23日と3週末にわたり接種を行ってきました。2回目接種の方がいよいよ今週末(5月29~30日)から始まります。これまでは、今後2回目の人が加わることを想定して、各会場で接種できる人数を半分程度にしてスタートしてきました。今のところ市民の方で合計3,859人、加えて医療従事者等の方で71人の接種を終えています。今週末からいよいよ1回目の方も2回目の方も合わせて接種していきますので、会場では一気に人が増えたように見える状況になると思います。しかしながら、このままではとても7月末での高齢者の方への接種完了が見通せないので、スピードアップを図っていかなければいけません。お手元の資料にありますように、先ほど決まったばかりですが、神戸製鋼所の加古川体育館(正門のすぐ手前にある大きな体育館)を集団接種会場に使わせていただくことなりました。この会場は、最終的に6レーンで接種できる日岡山体育館並みの会場になる予定で、最初は3レーンで始めていきます。また、市役所の新館10階にある大会議室も集団接種会場に加え、最終的には4レーンで接種する予定です。これらの会場は、6月5日の午前から接種会場となります。6月5日からは、既存5会場プラスこの2会場の合計7会場全てで土曜日の午前に接種ができるようになります。この土曜日の午前については、加古川中央市民病院と県立加古川医療センターの医療従事者に出ていただけることになり、普段からコロナ患者を診ていただいてところですが、土曜日もご協力いただけることになりました。この2会場については、当面土曜日の午前としますが、7月頃からは土日の午前、午後共に稼働します。

次に、平日にも集団接種を始めます。6月7日から、月曜日から金曜日の午後に市民会館で行います。OBの先生方や平日に休診されている診療所の先生方にご協力いただく予定です。

次に、5月28日に抽選を行います。急遽追加した会場については、これまでエントリーされた方は申込画面上で選択することができませんでしたので、再度エントリー内容を更新できるようにします。

その他として、6月4日に臨時の抽選を行います。また、5月26日からはWEBで抽選申込をされた方がホームページで結果を確認できるようにします。

以上のように、今後、接種のスピードアップを図っていき、8月には65歳以上の方の2回接種を終えることができるのではないかと思っています。当初の予定からすると相当な前倒しになります。加えて、個別接種も現在調整しているところです。5月27日と6月1日に75カ所程の診療所の先生方に説明会を開催します。調整が整い次第になりますが、6月中には開始できるのではないかと思っています。また、集団接種会場についても更に増やすことができるかもしれませんし、今後も更なるスピードアップを図っていこうと思います。8月には完了すると申しましたが、あくまで目標は7月末として引き続き頑張っていきたいと考えています。

高齢者施設等の入居者等のワクチン接種の開始について

次に、高齢者施設でのワクチン接種についてです。先ほど申しあげた8月末での完了見込みには含めていません。100施設程が対象になり、65歳以上の入所者で接種対象者は3,400人ほどおられ、加えて従業員の方が2,900人程おられますので、約6,300人の方が接種対象になります。基礎疾患を有する方をどうするかが次の課題として出てきています。施設の中での基礎疾患を有する場合は65歳未満でも対象としたいと考えています。障害者施設も対象に含めています。今週末の5月29日土曜日と30日日曜日の両日とも午後に、社会福祉法人グラン播磨さんの施設で従業員も含めて180人程の方が接種されます。

接種券の発送について

次に接種券の発送についてです。78歳から79歳の方6,558人へは5月28日に、65歳から77歳の方46,028人へは6月4日に接種券を発送します。つまり65歳以上の方も6月4日には全員発送させていただくことになります。兵庫県が姫路市に会場を設置し、6月中旬には受付や接種が始まると聞いています。姫路となれば相当な方が行かれると思いますので、65歳以上の方には当初は段階的に年齢層を区切って接種券をお送りしようと思っていましたが、一気に発送させていただくことにしました。ただ誠に申し訳ないですが、大阪にある自衛隊の大規模接種会場は確か31日から受付ができますので、31日にはお手元に接種券がなく申し込めないということになってしまいます。

本市の抽選申込みはずっと受付状態になっていますのでエントリーはできます。ただ、エントリーはできますが、年齢が上の方から順番に抽選の対象にして予約を決めていきたいと考えています。

かわまちづくりプロジェクトについて

イベントの実施について

かわまちづくりプロジェクトとして、12のイベントを予定しています。加古川市協働のまちづくり推進事業補助金を使って今年度に河川敷で実施されるイベントです。5月に予定されていたロハスパーク加古川やスケートボード協会の分は、コロナの影響により延期となっています。6月12日、26日にもイベントが予定されているところですが、緊急事態宣言が延長されると、主催者側と相談をして延期などの決定がされることになると思いますが、川の新たな魅力づくり、賑わいづくりのプロジェクトを進めていこうとしています。

シンポジウムの開催について

次は、ミズベリングやかわまちづくりです。市民のみなさんを巻き込こんで、一緒に進めていくためのシンポジウムを6月27日にウェルネージ加古川で予定しています。

デシディムへの参加者募集について

次はデシディムを使ったオンラインでの議論についてです。実際に会場で顔を合わせて議論をするワークショップと、このデシディムでの議論との組み合わせになります。つまり、先ほどご説明したシンポジウムの中で行う議論と、このデシディムでの議論が一対となっているものです。ぜひご参加いただき、いい空間を河川敷に作っていきたいと思っています。ただ、コロナの関係で、開催については状況を見ながらまた判断していきたいと思います。

指定ごみ袋制度の開始について

次に、指定ごみ袋制度の開始についてです。我が家も以前から45リットルの指定ごみ袋を利用しており、近所のスーパーに買いに行きましたら売っていました。30枚入り45リットルなどは300円を切っていたと思いますので、1枚当たり10円もせずに売られています。承認している6者の製造事業者がそれぞれ製造し、スーパーマーケット、ホームセンターやドラッグストアなど市内で買えるようにしていただいています。指定ごみ袋制度自体は県内29市の中で19市が既に導入されており、うち13市はもう一歩進んだごみの有料化をされている状況です。

ごみの減量自体は、20パーセント減という目標を達成できています。令和2年度末で見ると、25年度比で24.4パーセント減まで来ております。内訳的には、家庭系ごみでおよそ14.3パーセント減、事業系ごみでおよそ37.6パーセント減です。町内会によっては各世帯に指定ごみ袋を町内会予算などで配っていただいたりしています。町内会放送を流していただいている所もあり、一丸となって6月1日を迎えられそうな流れになっており誠にありがたい限りです。

新婚世帯応援について

次に、新婚世帯の応援についてです。この制度自体は内閣府の地域少子化対策重点推進交付金という補助を受けられる制度で、市として今年度予算を4,500万円準備していますが、半分は県を通じて国から補助が入ります。以前は所得要件が夫婦合算で340万以下であったり、年齢も34歳までであったりしましたので、利用が非常に少なかったと聞いています。これまで9つの県内市町で実施されていましたが、今年度から国が制度を見直され、所得要件も400万まであがり、年齢も39歳以下となりましたので、多くの利用が見込めるという事で本市でもスタートしようとしています。今年度は17の県内市町で実施されます。

バーチャルインターンシップ合同説明会の開催について

次に、地域の企業と学生の皆さんとのインターンシップをマッチングする機会を作りたいということで、バーチャルでの説明会を開催します。昨年も同じように開催をしており、23社の企業と、131名の学生が参加されました。昨年は11月に実施しました。今年は6月26日に予定しており、24社の参加です。皆さんリラックスして参加できることや交通費もかからずにご自宅から参加できるという事で、参加される学生にとっては非常にメリットが大きいです。企業側としても、一度に多くの人を対象にすることができますし、遠方の学生も参加しやすくなりますので、双方にとっていいイベントだと思います。

熟議2021の開催について

次に熟議についてです。場所は兵庫大学で、テーマとしては「2040年の東加古川を考えよう」としています。昨年度はコロナの関係で開催できませんでした。進め方としては、最初に熟慮講演会を聴講いただき、参加者の方に必要な情報を共有してもらい、次にワークショップを別の日に開催し、議論して発表いただくというものです。熟慮講演会は6月12日に行い、ワークショップは7月10日に行います。無作為抽出でご案内状をお送りし、それに応じていただいた市民の方から30人くらい抽選で選ばせていただきます。また、高校生や大学生は兵庫大学が募集します。

イベントの中止について

次に、イベントの中止についてです。ツーデーマーチ、市民レガッタ、加古川マラソンの3事業については、まだ先のイベントではありますが、今年度も中止させて頂きたいと考えています。緊急事態宣言下でありましたので、実行委員会は開催せず、書面決議の中で諮らせてもらい、実行委員会のみなさんにご理解いただき、実行委員会決議として中止を決定したところです。秋冬のイベントですので、その時の感染状況がどうなっているか見通せませんが、少なくともワクチン接種が進まなければ第5波が来てもおかしくないと思っています。現役世代のワクチン接種を年内に完了したいので前倒しをしているところですが、大きなイベントですので、開催については厳しい見通しだと思っていました。加えて大きいのは内部の人員体制です。何とかならないのかというお声もあるかもしれませんが、今年の1月から、ワクチン接種を進めるために、他の部署から次々に職員が応援に入っている状況です。抽選制度も導入して市民のみなさんにとって利便性は随分と改善できたと思いますが、内部では人海戦術になっているところも正直あり、本当に大変な状況になっています。ですので、こんなに早くから準備を進めていく大型の事業については、今年度も見送らせていただき、それに取り掛かる予定であった職員につきましては、早い段階でワクチン接種の準備に充てていきたいと考えています。具体的には、集団接種の会場も増やしていかないといけませんし、個別接種も進めていかないといけませんので、そのような所に当たっていただくことになります。今年度は部を超えてワクチン接種を最優先事項と位置付けていますので、そこの人手を最優先に考え、大変申し訳ございませんが、2年連続の中止とさせていただきます。

オープンミーティングについて

次に、オープンミーティングです。今年度はオンラインを取り入れて実施することは既に発表していました。結論から先に申しますと、緊急事態宣言が延びるだろうという中で、初日の6月1日、2日目の6月10日、3日目は18日に予定しており、仮に20日まで延長となるとこの3つの日程が当てはまります。

3つの会場と私がいる市役所の会場をオンラインで結び、また、オンラインだけでご自宅などからも参加できるようにと考えて募集していますが、正直に申しあげて申込状況は非常に少ないさみしい数字です。緊急事態宣言がこれから延びるかもしれない状況ですので、会場に行こうという気持ちにならないのは当然のことだと思います。ですので、宣言自体が延長するかどうかは28日あたりの判断になると思いますが、6月1日は目前に迫ってきていますので、3会場にご来場いただくのは中止にします。会場の方でお申込みされた方には申し訳ありませんが、オンライン枠への変更もご案内していきたいと思います。6月10日以降については、宣言の延長や感染状況などを見ながら、開催の方法を順番にお知らせしていこうと思っています。

質疑応答

ワクチン接種について

(記者)

接種券が届いたら抽選の申込みができますが、抽選は80歳以上の方から優先されるということですか。

【市長】

6月中旬には80歳以上の方の予約がほぼ決まりますので、その下の年齢層の方を順次抽選していきます。

(記者)

自分の年齢がいつ抽選対象になるかわかるのですか。

【市長】

今の段階ではまだ具体的に示すことはできませんが、基本的には年齢が上の方から順次抽選対象とします。

(記者)

今は80歳以上の方2万数千人の方に接種券を送付しており、その中では年齢の優越はありません。今後65~79歳の方に接種券が送付されますが、同じようにその中での年齢の優越はなく一律の扱いになるのでしょうか。

【市長】

その抽選の方法については、例えば3歳区切りで抽選するのかなど、今後至急決めて広報したいと思います。

多分次の5月28日の抽選で、80歳以上の方については、申込されている方の予約がほぼ確定すると思います。そこで、6月4日に臨時の抽選日を設けます。その結果として、おそらく6月19日と20日の予約枠の残が出てくると思います。この度5月28日に78歳と79歳の方を対象に接種券を送付しますので、次回以降については78歳、79歳の方に優先的に予約を入れていき、その下の世代の方については予約状況を見ながら対応していきたいと考えています。

(記者)

28日の抽選について、当初は約6千人の予定でしたが、6月5日から追加となる集団接種会場2会場も入るのですか。

【市長】

入ります。

(記者)

それでは、5月28日の抽選では何人ぐらい受け付けることができますか。

【市長】

6月7日から11日までの市民会館の平日分も合わせ、7,218人分となります。

当初は高齢者の方の接種率は65パーセント程と考えていましたが、申し込み状況を見ていると7割の方が予約又は予約申込をされています。これからは施設での接種もはじまりますので、75パーセントくらいまでいくのではないかと考えています。

(記者)

加古川市は、今日の発表以前に7月中に接種を完了するという回答を国の方にしていますが、その根拠はどこにありますか。今日の発表も含めても、接種率75パーセントで想定されているとのことですが、市長のお話しでは8月末までには終えるとありました。今においても7月末までにできるという確証がない中で、国に対して7月末までに完了できると国に回答したことは、矛盾が生じるように思いますが。

【市長】

7月末に接種を完了するようにと国から急遽発表され、総務省や知事から電話がありました。その時点では現場からするととてもできるとは思えない状況でしたが、何とか7月末を目標にしてありとあらゆる手段を尽くしていこうと。まだとても発表できないような希望的なことも含めて、できることは目一杯やっていくイメージをつくり、国に対して回答したということです。

(記者)

現時点ではなんとか7月末に滑り込めるよう頑張っていくということですが、市民の方は7月末までに接種ができると期待を持ちますよね。

【市長】

そうですね。ですので、何とか7月末に間に合うように体制の強化などを発表していきたいと思っています。ただ、例えば1回目の予約が7月下旬になってしまった人は、2回目が8月になりますので、7月末には間に合わないことになります。今後の見通しなども含めて、今後発表していかないといけないと思っています。

(記者)

7月末に接種が完了するということではなく、目標ということでしょうか。

【市長】

目標として考えています。

(記者)

抽選申込の特別窓口を設置するとありますが、どのようなイメージでしょうか。

【市長】

各公共施設で予約申込をお手伝いする体制を整えます。

(記者)

概ねいつ頃からでしょうか。

【市長】

65歳以上の方に対して6月4日に接種券を発送する予定ですので、その翌週あたりからできればと考えています。多分コールセンターに電話がたくさんかかってくると思いますので、それをちょっとでも緩和していきたいという考えです。

(記者)

今回、体制の拡充を発表されましたが、これは8月以降も維持していく方針でしょうか。

【市長】

そうしたいと考えています。

(記者)

個別接種はどうでしょうか。

【市長】

個別接種については、いわゆるベッドを持っている病院と持ってないいわゆる診療所やクリニックに分けて考えています。ベッドを持っている病院については、6月の前半にはどこかでスタートしていきたい。診療所などについては、かかりつけ患者さんを中心に個別接種をしていくことを想定しています。

(記者)

他の地域では、個別接種を始めたら医療機関に問い合わせが殺到したり行列ができたりしたり、別の問題が起きています。個別接種についても抽選を導入するのかなど、何かお考えはありますか。

【市長】

基本的には、病院での接種については市で予約を受け付けることになります。診療所の方はこれから説明会をしますが、かかりつけの患者だけに接種となれば、市ではわかりませんので、直接お問い合わせいただきたいと考えています。かかりつけ患者ではなく、不特定多数の方へ接種いただける病院については、市の方で予約を受け付ける予定です。

(記者)

個別接種はいつ頃から始まりそうですか。

【市長】

できれば6月の中旬ぐらいから実施できればと考えています。

指定ごみ袋制度の開始について

(記者)

指定ごみ袋制度ですが、仮に間違えて以前の袋で出してしまったらどうなりますか。

【市長】

町内会のみなさんが見ていただいていますが、基本的にはステッカーを貼るなどして置いておくことになります。

(記者)

放置される量が多かったり、頻発したりしても全て置いておくのですか。

【市長】

これはよくないことですが、町内会で指定ごみ袋に入れ直して出していただくことになります。あまりに頻発するようであれば、更なる啓発をしていかなければいけません。

(記者)

ごみ袋ですが、我が家はポストに45リットルの10枚入りが一つポストに入っていました。市が全戸配付されたのでしょうか。

【市長】

町内会からだと思います。市の予算で直接配布はしていません。

(記者)

広報紙と一緒に入っていたので市の取組みかと思いましたが、町内会単位での取組みであれば配布していないところもあると思いますので、そういう意味ではまだ知らない市民がいる可能性はあります。

【市長】

そうですね。ただ、毎年度市民意識調査をやっており、指定ごみ袋制度については74.7%の認知度がありましたので、他の施策と比べるとかなり浸透しています。

(記者)

今回燃やすごみを対象としていますが、他の自治体ではプラスチックもやっているところもあります。

【市長】

今のところは予定ありません。

これまで何十パーセントのごみを減量したいという目標に合わせて施策を積み重ねてきました。今は20パーセントの減量目標に対して24.4パーセントまできています。しかしながら、全国のごみ減量が進んでおり、本市はまだ全国平均よりも多いことになっています。今後さらにごみ減量を進めていくことになれば、様々な施策との比較の中で議論していくことになるのではないでしょうか。

以上

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