加古川市の地域幸福度(Well-Being)指標について

更新日:2024年04月24日

デジタル庁が進めている「デジタル田園都市国家構想」では、「心ゆたかな暮らし」と「持続可能な環境・社会・経済」の実現を目指しています。
地域全体の「暮らしやすさ」と「幸福感」を数値化・可視化する指標として、(一社)スマートシティ・インスティテュートが作成・開発した地域幸福度(Well-Being)指標の活用が推奨されており、加古川市では、全国に先駆けてこの指標を導入しました。

加古川市では、市の最上位計画である総合計画に「将来の都市像」として『夢と希望を描き 幸せを実感できるまち 加古川』を掲げていることから、この指標を活用し、市民の皆さまの幸福感と相関の強い分野を分析しつつ、今後の政策立案に役立てたいと考えています。


地域幸福度(Well-Being)指標では、主観指標と客観指標のデータをバランスよく活用しています。

  • 主観指標:アンケート調査から市民の幸福度(Well-Being)を測定
  • 客観指標:オープンデータ(健康診断受診率、小学校数、投票率等)から市民の暮らしやすさを測定

Well-Being指標を活用した取組

地域幸福度(Well-being)アンケートの実施(主観指標)

加古川市では、市が取り組んでいる施策や今後のまちづくりの方向性について、市民の皆さまが日頃、お考えのことや感じておられることなどをお聞きし、その結果をまちづくりに反映していきたいと考え、毎年、市民意識調査を実施しています。

この中で、市民の皆さまの多様な意識や行動を把握するとともに、幸福感と相関のある分野を取得・分析するなど、今後の施策立案の基礎資料とし地域幸福度(Well-being)指標の活用 を促進することを目的に、市民を対象にアンケート調査(主観指標)を実施しました。

アンケート調査概要

  1. 調査名称
    令和5年度地域幸福度(Well-Being)アンケート
    令和5年度市民意識調査の中で実施)
     
  2. 調査対象
    加古川市在住の満18歳以上の市民の中から6,000人
    (住民基本台帳から無作為抽出)
     
  3. 調査方法
    紙の調査票及びオンライン調査票による
     
  4. 調査期間
    令和5年12月12日(火曜日)から令和5年12月28日(木曜日)まで
     
  5. 回答数
    2,034人(有効回答率33.9%)

アンケート設問

市民意識調査のうち、地域幸福度(Well-being)アンケートの項目を抜粋

アンケート調査結果

加古川市の幸福度(全国平均との比較)

加古川市の幸福度(年代別)

加古川市の幸福度(主観偏差値別)

加古川市の幸福度(幸福度との相関)

 

地域幸福度(Well-Being)アンケート結果の詳細はこちら
(令和5年度市民調査報告書より抜粋)
地域幸福度(Well-Being)アンケート結果(PDFファイル:892.7KB)

Well-Being人材育成プログラム(OASIS)の実施

加古川市では、Well-Being指標を用いた施策立案手法を習得するための研修を受講しました。OASISとは、Well-Beingの概念や指標の測定方法を理解し、主観・客観の両データを活用することで、市民の幸福感や暮らしやすさの実感を高めるための政策をデザインできる人材の育成を目的とした、全6回の研修プログラムです。((一社)スマートシティ・インスティテュート提供)

令和5年度実施概要

  1. 受講対象所属
    政策企画課、市民活動推進課、産業振興課、環境政策課、高齢者・地域福祉課、
    市民健康課、こども政策課、都市計画課、教育総務課、学校教育課
     
  2. 市長報告会の実施

    プログラム実施後、3つのチームに分かれ市長へ成果報告を行いました。

    1班:テーマ「文化・芸術」
    政策企画課、市民活動推進課・環境政策課
    チーム1発表資料(PDFファイル:1.8MB)

    2班:テーマ「公共空間」
    産業振興課、高齢者地域福祉課、市民健康課、こども政策課
    チーム2発表資料(PDFファイル:2.7MB)

    3班:テーマ「子育て政策」
    教育総務課、学校教育課、都市計画課
    チーム3発表資料(PDFファイル:1.7MB)

OASIS研修の様子

OASIS研修の様子

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