国が実施するワンコイン浸水センサ実証に参加しています

更新日:2025年08月18日

スマートシティを推進する加古川市が主導し、令和4年度から三田市と連携を開始し、令和5・6年度は加古川流域の自治体(三田市、西脇市、小野市、加東市、播磨町)に連携を拡大して、広域での減災及び治水対応力の向上を目指した実証を国土交通省の支援を受けて実施しました。

実証に参加する各市町が設置した「ワンコイン浸水センサ」のデータを当市の「行政情報ダッシュボード」に表示し、各市町において浸水被害発生時の迅速な対応に活用するための効果検証を行いました。

令和7年度も引き続き国土交通省が実施するワンコイン浸水センサ実証に参加しています。

リアルタイムに浸水状況を把握できます!

効果検証を行った結果、一部のアンダーパス(別府町新野辺、東神吉町砂部)に設置したセンサの情報を公開することで、市民の皆さまが安全・安心に暮らせるまちづくりに寄与することが確認できたため、ワンコイン浸水センサ情報を行政情報ダッシュボードで見える化しました。

アンダーパスは短時間で浸水が進行しやすく、車両の立ち往生や事故のリスクが高いため、リアルタイムの情報を公開することにより、安全な通行の判断等に役立てていただくことを目的としています。

アンダーパス:主に市街地で道路や鉄道等と交差し、前後区間に比べて急激に道路の高さが低くなっている区間

アンダーパスに設置したワンコイン浸水センサ

ワンコイン浸水センサの概要

国土交通省「ワンコイン浸水センサの実証実験」プレスリリース(2022年3月18日)

行政情報ダッシュボードの表示イメージ

行政情報ダッシュボードの表示イメージ

目的・背景

国土交通省では、近年、大雨による浸水被害や河川の氾濫が頻発しており、面的に浸水の状況をいち早く把握し、迅速な災害対応を行うことが重要となっていることから、国・自治体・民間企業等の様々な関係者が「小型・長寿命・低コスト」の「ワンコイン浸水センサ」を多数設置し、浸水状況を面的にリアルタイムで把握する仕組みの構築に向けて、センサの特性や情報共有の有効性等の実証を実施しています。当市でも同様の課題を認識し、国土交通省が実施する実証に参加しています。

実証期間

令和6年3月1日から令和7年3月31日まで

過去に実施した実証

広域的な減災対策・治水対策の実施を目指し、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター(センター長:山室芳剛)の協力のもと、三田市(市長:森哲男)が取得した浸水情報を加古川市のデータ連携基盤へ格納し、行政情報ダッシュボードに表示させる実証実験を実施しました。

実証実験の概要

  1. 三田市内に設置した浸水センサから取得したデータを加古川市のデータ連携基盤に連携し、加古川市の行政情報ダッシュボードに可視化しました。
  2. その他データ連携基盤の利用・普及につながる取り組みを実施しました。

加古川市行政情報ダッシュボードの表示イメージ(過去の取組)

実証期間

  • 令和5年3月15日から令和7年3月31日まで

実施状況

三田市役所裏の水門に設置した浸水センサから収集したデータを、加古川市行政情報ダッシュボードで浸水状況を把握することができました。

加古川市行政情報ダッシュボードでの可視化イメージ

平常時

平常時のダッシュボード

浸水検知時

浸水検知時のダッシュボード

プレスリリース

3者共同プレス

本実証の開始にあたり、3者で共同のプレスリリースを発表しました。

「データ連携基盤を介した広域データ連携実証」の実施 ~三田市の浸水情報を加古川市の行政情報ダッシュボードで可視化~(PDFファイル:341KB)

その他

行政情報ダッシュボードへの可視化は、株式会社フューチャーリンクネットワークと締結している「地域の安全・安心及びスマートシティの推進に関する包括連携協定」により実現しています。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:デジタル改革推進課 スマートシティ・DX推進係(新館4階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9373
ファックス番号:079-429-2265
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