マダニによる感染症に注意しましょう

更新日:2023年07月19日

 マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。

 マダニに咬まれることで、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「日本紅斑熱」などの感染症に感染することがあります。

 登山や農作業などダニの生息場所に出かけるときは、ダニに咬まれないように気をつけましょう。

 その他、詳しい情報は下記の厚生労働省及び兵庫県の「ダニ媒介感染症について」のホームページでご確認ください。

主なダニ媒介感染症について

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

 潜伏期間は約6~14日です。主な症状としては、発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)が多く、ときに、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。

日本紅斑熱

 潜伏期間は約2~8日です。主な症状として、頭痛、発熱、倦怠感などが挙げられます。

予防のポイントについて

 予防のポイントは、野山や畑、草むらなど、ダニの生息場所に出かけるときにはダニに刺されないように次のことに気をつけましょう。

  • 長袖・長ズボンなどで肌の露出を少なくし、防虫スプレーを使用する。
  • 直接草むらや地面に座ったり、衣服をおいたりしないようにする。
  • 帰宅後はすぐに入浴し体についたダニを落とし、新しい服に着替える。

 皮膚に刺したダニは、潰さないように注意しながらダニの口の部分をピンセットで挟んで取り除くか、医療機関でとってもらいましょう。無理に潰すと病原体を体に注入してしまうことがあります。

 詳しくは、下記の厚生労働省の注意喚起チラシや国立感染症研究所の「マダニ対策、今できること」のホームページをご確認ください。

【厚生労働省】注意喚起チラシ(ダニ感染症)

【厚生労働省】注意喚起チラシ(ダニ感染症)(PDFファイル:754.2KB)

感染したと思ったら?

 早期に適切な治療を受ければ予後は良好ですが、治療が遅れると重症化し経過も長くなりますので、早期に適切な治療を受けることが重要です。ダニの生息場所に立ち入った後、2日から10日目に疑わしい症状がみられる場合はすぐに医療機関を受診してください。また受診の際は発症前に野山などに立ち入ったことを申し出てください。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:地域医療課(本館2階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9100
ファックス番号:079-421-2063
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