RSウイルス感染症について

更新日:2023年07月21日

RSウイルス感染症とは

RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。

発症の中心は0歳児と1歳児で、2歳までにほとんどの乳幼児が一度は感染するとされています。

感染経路

RSウイルスに感染している人の咳やくしゃみの飛沫(しぶき)を浴びて吸い込む飛まつ感染、ウイルスがついている手指や物品(ドアノブ、手すり、おもちゃ等)を触ったり又はなめたりすることによる間接的な接触感染で感染します。

症状

潜伏期間は2日から8日で、発熱、咳、鼻水などの症状が数日続きます。

多くは軽症で済みますが、初めて感染した場合には、症状が重くなりやすいといわれており、重症化するリスクの高い基礎疾患を有する小児(特に早産児や生後24か月以下で心臓や肺に基礎疾患がある小児、神経・筋疾患やあるいは免疫不全の基礎疾患を有する小児等)や、生後3か月以内の乳児が初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。

RSウイルス感染症を予防するには

・石けんでの手洗い、アルコール消毒

・おもちゃや手すりなどの消毒

・咳、鼻水などの症状がある場合に乳幼児と接する際はマスクの着用

インフルエンザや新型コロナウイルス感染症と同じ基本的な感染症対策が有効です。また、子どもが日常的に触る場所や物などを定期的に消毒することも有効です。

乳幼児の場合は、本人が感染症対策をすることが難しい場合が多いので、家族や周囲の人が感染症対策を行い、ウイルスに接触する機会をできるだけ減らすよう心がけましょう。

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