食中毒予防

更新日:2024年04月30日

食中毒とは

食中毒とは、食中毒を起こすもととなる細菌やウイルス、有毒な物質を含む食品を食べることによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。

食中毒予防の3原則

細菌を「つけない、増やさない、やっつける

家庭で食中毒を予防するための6つのポイント

 食中毒を引き起こす菌は目に見えませんが、私たちの身の周りのあらゆるところに存在している可能性があります。

 食中毒は飲食店での食事が原因と思われがちですが、家庭でも発生しています。

 家庭での食中毒は、症状が軽かったり、家族のうち全員に症状がでなかったりすることが多いので、食中毒と気づかれないことも少なくありません。

 乳幼児や高齢者では、重症化する恐れもあるので家庭での食中毒対策をしておきましょう。

 

ポイント1 食品の購入

▶消費期限などを確認して購入する。

▶冷蔵などの温度管理の必要な食品の購入は買い物の最後にし、購入後は早めに帰る。

ポイント2 家庭での保存

▶冷蔵などが必要な食品は持ち帰ったらすぐに冷蔵庫などに入れる。

▶冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意する。

ポイント3 下準備

▶生の肉や魚等の汁が、果物やサラダ等、生で食品や調理の済んだ食品にかからないようにする。

▶タオルやふきんは清潔なものと交換する。

ポイント4 調理

▶手を洗う。

▶加熱して調理する食品は十分に加熱する。(目安は中心部の温度が75度で1分間以上)

ポイント5 食事

▶食事の前に手を洗う。

▶清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛り付ける。

ポイント6 残った食品

▶残った食品を扱う前にも手洗いする。きれいな器具、皿を使って保存する。

▶時間がたちすぎたら思い切って捨てる。

食中毒の主な原因ごとの予防対策

食中毒の原因としては、細菌、ウイルス、自然毒、化学物質など様々ありますが、食中毒を引き起こす主な原因は「細菌」と「ウイルス」です。

 細菌は室温や湿度などの条件がそろうと食品の中で増殖し、その食品を食べることによって食中毒を引き起こします。

 一方、ウイルスは食品の中で増殖しませんが、食品を通じて体内に入ると、腸の中で増殖し、食中毒を引き起こします。

 細菌やウイルスの種類によって、食べてから症状がでるまでの期間や症状が異なります。

種類 予防対策
カンピロバクター

・肉は中心部まで十分に加熱

・調理器具は使い分ける(肉用、野菜用など)

・焼肉は、肉を扱う箸と食べる箸を分ける

・生肉を扱った後は石けんで手を洗う

腸管出血性大腸菌(O157など)

・肉は中心部まで十分に加熱

・調理器具は使い分ける(肉用、野菜用など)

・焼肉は、肉を扱う箸と食べる箸を分ける

・生肉を扱った後は石けんで手を洗う

サルモネラ属菌

・卵、肉、魚は中心部まで十分に加熱

・卵は割ったらすぐ調理

・調理器具は使い分ける(肉用、魚用など)

・卵、肉、魚、ペットなどに触れた後は石けんで手を洗う

黄色ブドウ球菌

・手指の洗浄、消毒を徹底

・手荒れや化膿創があるときは、直接食品に触れない

ノロウイルス

・手洗いの徹底

・食品の中心部まで十分に加熱調理

 特に、牛や豚などは、解体処理する過程で腸内にいる腸管出血性大腸菌やサルモネラのような病原性の細菌が肉や内臓に付着したり、E型肝炎ウイルスなどの人に害を与えるウイルスや寄生虫に感染している場合があります。
 このため、新鮮なものかどうかに関わらず、生や加熱不十分なものは重篤な食中毒が発生する危険性がありますので、よく加熱して食べましょう。厚生労働省の専用ページもご確認ください。

 細菌やウイルスの詳細については厚生労働省のHPをご確認ください。

【参考】

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:市民健康課 健康推進係(本館2階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9191
ファックス番号:079-421-2063
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