慢性腎臓病(CKD)

更新日:2021年09月21日

あなたの腎臓大丈夫?~慢性腎臓病(CKD)を知っていますか~

腎臓は、腰あたりに位置しています。左右1つずつあり、そら豆のような形をしています。

腎臓のはたらき

腎臓は毛細血管の集まりです。血液をろ過して尿をつくるフィルターの役割をしています。

■血液中の老廃物を尿として排出(ろ過)

■血圧の調整

■赤血球の生成を促進

■骨を丈夫にする

慢性腎臓病(CKD)とは

慢性腎臓病(CKD)とは腎臓の働きが徐々に低下していくさまざまな腎臓病の総称です。

肥満や加齢、高血圧や糖尿病などの生活習慣病によって、腎臓の働きが健康な人の60%未満

になった状態をいいます。患者数は、約1,330万人(成人のおよそ8人に1人)と推測され、特に

高齢者の有病率が高いといわれています。

慢性腎臓病(CKD)は、末期腎不全まで進行すると、人工透析や移植が必要となります。

 

【加古川市の国民健康保険加入者の現状】

人工透析による治療を受けている者は、平成29年度から令和元年度にかけて、160~170名

で推移しており、同規模保険者と比較しやや多くなっています。人工透析による治療は、医療

費が非常に高額であり、一人当たりの透析治療者は年間で500万円にも上ります。慢性腎臓

病(CKD)による透析治療は、医療費全体の増加の一因になっています。

               〔参考:国保データベース(KDB)システム 同規模保険者比較〕

慢性腎臓病(CKD)の症状

腎臓は、沈黙の臓器と呼ばれ、病気が進行しないと症状が現れません。

■夜間尿

■むくみ

■貧血

■倦怠感

慢性腎臓病(CKD)になりやすい人は

加齢とともに腎機能は低下していくため、高齢者になるほど確立は上がります。

■高齢者

■高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病やメタボリックシンドロームがある

■過去に心臓病や腎臓病になったことがある

■家族に腎臓病の人がいる

■健診など蛋白尿が見つかったことがある

■たばこを吸っている

慢性腎臓病(CKD)の予防方法

生活習慣病や動脈硬化と深く関わっています。日頃の生活を見直し、リスクを減らすことが

大切です。

■塩分や脂肪を摂り過ぎない

■肥満を防ぐ

■喫煙や多量の飲酒を控える

■水分を十分摂る

■習慣的に運動する

早期発見のためにも定期的な健康診断を受け、自分自身の健康状態を把握しておきましょう。

 

◎慢性腎臓病(CKD)の患者団体として活動されている、「NPO法人 兵庫県腎友会」より啓発リーフレットを提供していただきましたので、参考にご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:市民健康課 健康推進係(本館2階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9191
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