旅するチョウ「アサギマダラ」が陵北小学校に飛来しました

更新日:2025年11月06日

 令和7年6月、絶滅の危機に瀕している加古川固有種の「フジバカマ」(兵庫県版レッドデータブックAランク)の保全活動を行っている住友ゴム工業株式会社加古川工場から、約50株の苗が陵北小学校に届けられました。
 同校教諭と園芸委員の児童たちは、校内の花壇で夏休み中も大切に育ててきました。やがて、その株は児童たちの背丈を超えるほど大きく成長し、真っ白な花が見事に咲き誇りました。辺りは桜餅のような香りに包まれ、その香りに誘われて、10月にはついにアサギマダラ7~8頭がやってきたのです。アサギマダラは、人気アニメキャラクターのモチーフとなっていることもあり、児童たちの関心は高く、甘い香りの中、あさぎ色の美しい羽で優雅に舞う姿に、歓声が上がりました。
 生きもののつながりや自然環境保全の大切さを、花やチョウから教えてもらえました。チョウたちがこの場所を覚えて、来年も飛んできてくれることを願っています。

アサギマダラ

 

 

フジバカマ(藤袴)
秋の七草の一つで、背丈は1m以上にもなり、夏の終わりから初秋にかけて花(加古川固有種の花は白色)が咲き、桜餅のような香りを放つ。

フジバカマに飛来したアサギマダラ

アサギマダラ
あさぎ色の羽をしており、フジバカマやヒヨドリバナの蜜を好む
秋に日本本土から南西諸島・台湾へ、夏には逆のルートで数百から数千キロメートルも旅をする。

フジバカマで吸蜜するアサギマダラ

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