生物多様性について考えてみませんか?
生物多様性とは?
私たちのすむ地球上には、生きものが互いに関わりを持ちながら生息しています。この生きものたちの個性と、そのつながりのことを「生物多様性」といいます。生物多様性には、次の3つのレベルの多様性があります。
1.生態系の多様性…河川、ため池、里山、海など、様々な生育環境
2.種の多様性…動物、昆虫、植物など様々な生きものの種類
3.遺伝子の多様性…チョウの羽の柄やアサリの貝殻のように、同じ種でも形や模様が違うなどの個性

市内に生息する貴重な生物 ギフチョウ
生物多様性のもたらす恵み
生物多様性は、私たちに様々な恵み「4つの生態系サービス」をもたらしています。
1.供給サービス…食べ物、飲み水、薬の原料など、人間の生活に重要な資源を供給
2.調整サービス…気候の調節、水の浄化、洪水を防ぐなど、環境を調整
3.基盤サービス…栄養塩や水の循環、酸素、土壌の形成など、生きものの営みを支える基盤
4.文化的サービス…心のやすらぎ、美しい景色、レクリエーションの機会を提供
志方町雑郷の棚田
生物多様性の危機
しかしながら、これまでの人間活動や人為的な影響などにより、生物多様性には「4つの危機」が生じており、現在もその危機は増大しています。
第1の危機…開発や乱獲など、人間活動による生態系の破壊・種の減少・絶滅
第2の危機…里地里山の管理放棄など人間の働きかけが減少したことにより、山林などが荒廃
第3の危機…外来種や化学物質などによる生態系への被害
第4の危機…地球温暖化による危機、多くの種の絶滅、生態系の破壊

アメリカザリガニ(侵略的外来種)
生物多様性かこがわ戦略(概要版)はこちら!
【兵庫県】生物多様性アドバイザーとは?
兵庫県では、県民、活動団体、企業や行政が自然改変を伴う事業や自然環境の保全・再生活動などを行う際の配慮すべきことなどを、直接、具体的にアドバイスできる専門家を「生物多様性アドバイザー」として登録しています。
「生態系への影響を極力小さくするには?」「生物多様性の向上のために配慮すべきことは?」「生物多様性の観点から留意すべき事項は?」など、分野ごとに専門家が対応しますので、是非ご活用ください。
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この記事に関するお問い合わせ先
担当課:環境政策課 環境政策係(新館7階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
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更新日:2021年12月01日