クビアカツヤカミキリの侵入警戒と早期防除対策について
クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリは特定外来生物で、サクラなどの樹木、モモ、ウメ、スモモなどバラ科の果樹の害虫です。幼虫が樹幹内部を食害し枯死させてしまいます。
近隣府県で発生が確認されており、兵庫県内でも令和4年6月に成虫が初めて確認されています。
現在のところ、県内の果樹園で発生は見られていませんが、今後、侵入の可能性があります。発生時の被害を最小限に抑えるためには、早期発見・早期防除が重要です。
早期発見・防除対策について
成虫は樹皮の隙間に産卵します。幼虫は樹皮と木質部の間を食害しながら成長し、その間、樹幹表面にフラス(幼虫のフン)が排出されます。卵から成虫になるまでの期間は2~3年です。幼虫は外から見えないため、このフラスが重要な目印になります。
≪早期発見・点検方法≫
成虫または幼虫の活動時期である4~10月に、頻繁に園内樹木の点検をお願いします。
≪防除方法≫
★幼虫
フラスの排出孔やドリルで開けた穴から殺虫剤を注入してください。針金や千枚通しで幼虫を刺殺する方法も有効です。
★成虫
踏みつぶすなどして確実に殺処分してください。(情報提供のため、写真または死骸を保管してください。)
※疑わしいフラスが見られた樹木は、樹幹部(高さ1.5~2mまで)にネットを巻き付けて、内部からの成虫の脱出を防止してください。
情報提供について
成虫や疑わしいフラスを見つけたら、最寄りの農業改良普及センターや、兵庫県農業改良課、兵庫県病害虫防除所に連絡をお願いします。
(注意)加古川市では、防除は行っていません。
・加古川農業改良普及センター:079-421-9354
・兵庫県農林水産部農業改良課:078-341-7711(内線3997)
・兵庫県病害虫防除所:0790-47-1222
更新日:2022年08月15日