家庭での備え

更新日:2025年12月09日

 大きな地震などの災害が起こると、自宅の倒壊や停電、断水などにより、家庭で食料やトイレを確保できなくなる場合があります。
 市では、家庭での備蓄を補うため、食料や簡易トイレを備蓄していますが、備蓄できる量や種類には限りがあります。

 そのため、各家庭で最低3日分、できれば1週間分の食料品、飲料水、携帯トイレなどを備蓄しておきましょう。

非常備蓄品

日頃の備え

食料などの備蓄

食料品

 市の備蓄だけでは、アレルギーや健康状態、宗教、年齢、好みなど、すべてのニーズに対応することはできません。 主食・主菜・副菜となる食料品等を家族構成に応じて、必要な食料を事前に準備しておくことが大切です。

 また、持ち出しが可能な方が避難所に食料を持参されなかった場合、自宅から食料を持ち出せなかった方への提供分が不足してしまう恐れがあります。

 なお、危険な場所に無理に戻って食料等を持ち出す必要はありませんので、自身や家族の身の安全を最優先に行動してください。

飲料水

 断水が発生した場合、市の備蓄や給水車などで飲料水の提供を行いますが、道路の寸断等により、すぐに提供できるとは限りません。
 災害時に安心して過ごせるよう、各家庭でも飲料水を備蓄しましょう。(目安:1人1日3リットル)

携帯トイレ

 大きな地震などの災害により停電・断水が起こると、自宅などの水洗トイレが使用できなくなる可能性があります。
 また、使用できても、下水管や下水管へつながる排水管が損傷している場合、汚水が逆流する可能性があります。
 大きな地震などの災害の後は、下水管や排水管が損傷していないことが確認されるまで、水洗トイレの使用は控えましょう。

 トイレの使用を避けるために、排泄を我慢し、食事や水分の摂取を控えることとなり、エコノミークラス症候群や体調不良などを引き起こす恐れがあります。
 健康被害を防ぐためにも、各家庭で携帯トイレを備蓄しましょう。(目安:1人1日5回から7回)

市の備蓄

 市の備蓄を紹介します。ご家庭での備蓄の参考にしてください。(加古川市の備蓄状況

避難場所・経路の確認

総合防災マップなどを参考に、避難場所がどこにあるのか、どこを通って避難場所へ行くのか、途中に危険なところはないかなどを確認しておきましょう。また、普段から家族でどこに避難するのかを話し合っておくことが重要です。

避難経路の確認

情報入手手段・連絡先の確認

災害時の情報入手手段(テレビ・ラジオ・インターネット、加古川市防災ポータルなど)を確認しておきましょう。

家族の災害時の緊急連絡先などを確認しておきましょう。

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災害発生の危険性が高まっているとき、または災害が発生したときには、市役所や消防・警察・テレビ・ラジオなどの正しい情報を入手し、デマに惑わされないようにしましょう。

安易な情報に惑わされない

避難するときのために

避難するときに持ち出す必需品です。いざというときすぐ持ち出せるように、リュックなどにつめて準備しておきましょう。

非常時持出品

地震に備える

地震発生時の行動

  • 身の安全を守る

 まずは身の安全を守ることが最優先。急いで机やテーブルの下に身を隠したり、家具や電化製品の少ない部屋に移動してください。身近に机やテーブルがない場合は、ざぶとんなどで頭部を保護してください。あわてて外に飛び出すと、屋根瓦やガラスの破片などが落ちてきてケガをすることがあります。落ち着いて行動しましょう。

地震発生時の行動

避難の心得

避難するときは、あわてず冷静に行動することが大切です。いざというときに、冷静に対応できるように、普段から災害が起きたときにどのようにすればいいのかを家族で考えておきましょう。

 

  • 避難の前に火元を確認

 地震の二次災害で怖いのが火災です。火災を防ぐために、避難する前にもう一度ガスの元栓がしまっているか確認しておきましょう。また、電気のブレーカーも忘れずに落としましょう。

火元確認ブレーカー

 

  • 安全な服装で避難する

頭部はヘルメットや防災ずきんで保護し、服は長袖・長ズボンで木綿製のものを着用しましょう。手には軍手をつけ、靴は底の厚い丈夫なものをはきましょう。荷物は最小限にまとめましょう。

安全な服装で

 

  • 家族で連絡を取る

災害は仕事や学校、外出など家族がバラバラにいる時に起きる可能性もあります。
あらかじめ家族で集合場所を決めておき、必要に応じてNTTの災害伝言ダイヤル「171」なども活用しましょう。

171

 

  • 避難は徒歩で

原則的に避難するときは徒歩で行いましょう。車での移動は消火活動や救助活動の妨げになるばかりでなく、渋滞や道路被害などにより自らも避難することができなくなることがあります。

避難は徒歩で

 

  • 子どもや高齢者に目を配る

避難の最中家族がはぐれないように注意しましょう。特に子どもや高齢者とはしっかりと手をつないでおきましょう。

 

  • 避難のときは一声かけて

避難するときは隣近所にも一声かけて一緒に避難しましょう。特に一人暮らしの高齢者など、避難行動要支援者の安否確認や避難の補助などをしてあげてください。

呼びかけ

 

  • 危険な箇所は避けて避難する

狭い道や川べり、がけの近く、塀や自動販売機のそば、ガラスや看板の多い場所などは避けて避難しましょう。


 

わが家のチェックポイント

対策1

対策2

風水害に備える

避難の心得

高齢者等避難、避難指示が発令されたら、速やかに危険な場所から避難しましょう。過去の災害では、避難途中で災害に巻き込まれ犠牲になられた方もいます。情報と現状をもとに自らが判断し、早めの避難を心がけましょう。

避難は、「浸水が始まる前」「自主判断」「徒歩」が大原則です。

いろいろな避難の方法

「立退き避難」 気象情報や防災情報をもとに、 早めの避難を心がけましょう。 避難場所だけでなく、安全な親戚・知人宅も避難先と考えられ ます。

「近隣の安全な場所への避難」 大雨や強風などにより、長距離の移動が危険をともなう場合には、避難場所にこだわらず、「近隣の安全な場所」へ避難しましょう。

「屋内の安全な場所への避難」 最低限の避難行動として、建物の2 階以上や、斜面とは反対側の部屋に移動して、安全を確保しましょう。

「在宅避難」 避難とは難を避けること、つまり安全を確保することです。安全な場所にいる人は、避難場所に行く必要はありません。

いろいろな避難の方法

浸水が始まる前の早めの避難行動を

浸水が始まると、水深が浅くても移動することが困難になります。気象情報や河川の水位情報をもとに、身の危険を感 じたら直ちに避難しましょう。車の移動も故障や渋滞に巻き込まれるおそれがあるため、徒歩での移動を心がけましょう。

避難するときは、隣近所で声を掛け合い、なるべく複数人で避難するようにしてください。 危険な箇所は避けて、遠回りでも安全な道を歩いてください。

注意点

わが家のチェックポイント

屋根瓦などがずれていないか

風で飛ばされたり、雨漏りしたりしないように、瓦やトタンのはがれやずれをチェックしましょう。瓦がずれていたら修理しておきましょう。

外壁などにひび割れはないか

外壁や塀にひび割れなどがないか確認しておきましょう。もしあれば補修しておきましょう。

窓ガラスはがたついていないか

窓ガラスにひび割れやゆるみなどがないか確認しておきましょう。台風が近づいてきたら外側を板でふさいだり、内側からガムテープで補強しておきましょう。

屋外に風で飛びそうなものは置いていないか

鉢植えや物干し竿などは、風で飛ばされないように屋内に入れておきましょう。また、プロパンガスなど、屋内に入れることができないものは固定しましょう。

雨どいなどが外れていないか

雨どいの継ぎ目が外れていないか、落ち葉などが詰まっていないか確認しましょう。必要であれば、補修しておきましょう。

側溝が詰まっていないか

側溝にごみなどが詰まっていないか確認しましょう。水がスムーズに流れるようにきれいに掃除しておきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:防災対策課(消防庁舎4階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9717
ファックス番号:079-427-3623
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