2010年7月号(特集・ミニ特集・タウンタウンなど)
平成22年7月号目次
- 特集 確認しよう 水害から身を守るための備え
- ミニ特集 わがまち加古川60選
- タウンタウン
- 市民リポーターの「調査ファイル」「潜入! 備蓄倉庫」
- ぶらり「新井(しんゆ)用水」
- グラフ加古川
- 地域医療を考える「どう進めるの? 市民病院と神鋼加古川病院の統合 再編」
- 情報コーナー 別ページに掲載しています。
- 第39回加古川まつり
- えんぴつ(編集後記)
特集
確認しよう 水害から身を守るための備え
近年、短時間のうちに局地的に降る大雨が増えており、そのほとんどが梅雨の時期から夏の終わりにかけて発生しています。また、これからの季節は台風に伴う豪雨にも注意が必要です。
大雨に伴う水害から身を守るには、日ごろの備えが大切です。このページでは、いざというときに備えてみなさんに再確認してもらいたいことを紹介します。
増えている「ゲリラ豪雨」
ここ数年、新聞やテレビのニュースなどで「ゲリラ豪雨」という言葉を見たり聞いたりすることが多くなりました。ゲリラ豪雨は、気象庁の用語ではありませんが、短時間に集中して狭い範囲に降る雨で、突発的で予測が困難なものを指すことが多いようです。
下のグラフは、一時間の降水量が五〇ミリメートル以上の雨が年間に発生した回数を示したものです。一時間の降水量が五〇ミリメートルの雨が降ると、水しぶきであたりが見えなくなります。一九七六年から八六年と一九九八年から二〇〇八年を比較すると、こうした強い雨の発生回数が約一 五倍に増えています。
万が一のときどうするか確かめておきましょう
ゲリラ豪雨は、現在の気象技術では正確に予測することが難しいため、気象警報や注意報が豪雨の前に必ず発令されるとは限りません。また、台風による豪雨でも、まだまだ大丈夫だと思っていても急激に状況が変化する場合があります。
こうした事態に遭遇したときの被害を最小限にとどめるには、平常時から対策を考えておくことが大切です。危険が迫ってからでは手遅れになることもあるので、異変を感じたらすぐに対応できるようにしておきましょう。
小さな負担で大きな支援県住宅再建共済(フェニックス共済)
- 対象となる災害 異常な自然現象により生じるあらゆる災害(暴風、豪雨、洪水、高潮、地震、津波など)
- 共済負担金 年額5,000円 新規加入年度は月額500円(上限5,000円)。
- 共済給付金 住宅が半壊以上の被害を受けた場合、次の金額を給付 再建 購入 600万円 補修 全壊200万円、大規模半壊100万円、半壊50万円 再建 購入 補修をしない場合 10万円
申込方法 申込書に必要事項を書いて、県住宅再建共済基金へ。 申込書は市役所案内、東播磨県民局などにあります。県住宅再建共済のホームページからも申し込むことができます。
8月スタート! 家財共済給付金制度
8月から、被災した住宅の家財を対象とする共済制度を始めます。負担金は年額1,500円、給付金は最大で50万円です。賃貸住宅に住んでいる人も加入できます。
問い合わせ先 県住宅再建共済基金(電話 078-362-9400)へ。
わが家の周辺を知っておこう
自宅の周辺でも、意外に知らないことがあったりします。今一度確認して、危険な個所を把握しておきましょう。
- 周辺の道路で冠水しやすいところ、危険な河川 ため池はありませんか
こうした場所が避難所までの経路にあると、いざというとき通ることができない場合があります。
- 水路や側溝、マンホールの位置を知っていますか
冠水時には、道路との境目が分からなくなり危険です。水路にふたがされていても豪雨で流されたり、雨水を排水しきれずにマンホールのふたが浮き上がったりすることもあります。
- 側溝にごみなどがたまっていませんか
雨水が流れず、そこから水があふれる可能性があります。
持ち出し品を準備しておこう
避難勧告や避難指示が出たときすぐに動けるように、非常持出品を準備しておきましょう。また、定期的にチェックしておくことも大切です。落雷による停電や夜間の避難では、懐中電灯が必要になります。予備の電池も準備しておくと安心です。
ハザードマップを活用しよう
ハザードマップとは、洪水、津波、地震などの自然災害による被害を予測し、被害の範囲や避難場所などの情報を地図上に示したものです。洪水による被害予測では、浸水が予測される範囲や深さなどを記載しています。市や県のホームページに掲載していますので、活用してください。
加古川市総合防災マップ
http //www.city.kakogawa.hyogo.jp/hp/hazardmap/01_hazardmap.html
兵庫県ハザードマップ
http //www.hazardmap.pref.hyogo.jp/hazmap/top.htm
インターネットや携帯メールで情報を集めよう
気象庁や国土交通省のホームページで、気象警報 注意報、降水量、川の水位情報などをいち早く確認することができます。防災ネットかこがわでは、市が発令する避難勧告や避難指示などの緊急情報を登録者に携帯電話 のメールでお知らせします。
気象庁ホームページ http //www.jma.go.jp/jma/index.html 5月27日から注意報 警報が市町単位で発表されています。
国土交通省川の防災情報 http //www.river.go.jp/
防災ネットかこがわ http //bosai.net/kakogawa/
土のうを準備しておこう
市では土のうを備蓄していますが、災害時には配布が間に合わないことがあります。土のう袋はホームセンターなどで購入できますので、地域や個人でも、前もって土のうを準備しておきましょう。
避難勧告が出たら
避難勧告や避難指示が出たら、市の指定する避難所へ避難することが原則です。しかし、すでに道路が冠水し避難所へ向かうことが危険な場合があります。こうしたときは、無理に避難所へ向かおうとせず、自宅が頑丈な2階建ての家であれば2階へ、近くにマンションなど2階建て以上の建物があればそこへ避難したほうが安全な場合が多いです。特に、避難所まで距離がある場合は、近くに安全な場所がないか、そこに入ることができるかなどを、普段から確認しておきましょう。
ご存じですか「災害時要援護者避難支援制度」
この制度は、地震や風水害などの災害が起こったときに、町内会 自治会や民生児童委員、消防団などと市が連携して、自力で避難することが難しい人を支援する制度です。登録を希望する人は、市役所危機管理室や高齢者 地域福祉課、各市民センターなどで申請してください。外出が困難な人は郵送でも申請できます。
問合先 市役所危機管理室(電話 427-9717)、市役所高齢者 地域福祉課(電話 427-9205)へ。
総合防災訓練
- とき 9月5日(日曜日) 9時30分から 11時30分
- ところ 加古川左岸河川敷(加古川バイパス北側)
- 内容 地震を想定した災害応急対策訓練
問合先 市役所危機管理室(電話 427-9717)へ。
当日「防災ネットかこがわ」のメール機能を活用した災害広報訓練を行います。登録者には、訓練用の緊急情報お知らせメールが届きます。
問い合わせ先 市役所危機管理室(電話 427-9717)
ミニ特集
わがまち加古川60選
新たな10選が決まりました
平成12年に市制50周年を記念して、市内の美しい自然や名所を「わがまち加古川50選」として選定しました。今回、市制60周年を記念して新たな名所10選を追加し「わがまち加古川60選」が誕生しました。
わがまち加古川 新たな10選
(1)加古川駅 加古川町篠原町
明治21(1888)年に開業した加古川の玄関口。駅舎と周辺の景観は時代とともに変わってきました。現在の駅舎は、平成17年に加古川の流れをイメージしてリニューアルオープンしたものです。
(2)金剛寺浦公園界わい 加古川町木村
かつて金剛寺という寺院があった一帯。昭和10(1935)年に旧加古川町公会堂として建てられた加古川図書館を中心に、昔ながらの市場や古民家を活用した店舗が集まる地区です。
(3)五ヶ井(ごかい)用水 加古川町大野ほか
聖徳太子と日向(ひゅうが)明神(日岡神社)が相談して開削したと伝えられ、1郷4庄を潤したことから五ヶ井と呼ばれたと言われています。加古川大堰(おおぜき)から始まり、加古川町から尾上町 別府町を網の目のように流れる用水です。
(4)新井(しんゆ)緑道 野口町水足ほか
加古川町大野と野口町水足の新井(しんゆ)用水沿いに整備された散策路です。明暦2(1656)年に開削された新井用水の歴史と、さわやかな四季の自然を感じながら散歩することができます。
(5)平木橋 野口町水足
花こう岩のアーチとレンガを組み合わせた水路橋で、大正4(1915)年に神戸の淡河(おうご)川と山田川から農業用水を引く疎水事業の一環として建造されました。昨年に東播磨南北道路建設のため、現在の場所に移築されました。
(6)西条の城山(じょやま) 八幡町中西条
加古川左岸に位置する標高85メートルのこの山には、中世に豪族の赤松則村が西条城を築いたと言われています。急な登山道を登りきれば、頂上から加古川の流れや遠くには明石海峡大橋を一望することができます。
(7)国包(くにかね)の鉄橋 上荘町国包
JR加古川線の厄神駅から市場駅の間の加古川にかかる鉄橋。大正2(1913)年、当時の播州鉄道開通時に架けられました。中央部の橋りょうは、昭和61(1986)年の豪雨被害後に架け替えられたものです。
(8)権現総合公園キャンプ場 平荘町中山
平成17(2005)年、権現湖畔にオープンしたキャンプ場。フリーキャンプとオートキャンプが利用でき、水道やかまどのある炊事棟も整備されています。豊かな自然を満喫できるキャンプ場として人気です。
(9)円照寺(えんしょうじ) 志方町広尾
花の寺として知られ、3月から11月にかけてユキヤナギ、ツバキ、ライラック、アジサイ、ノウゼンカズラ、スイフヨウなどの花が咲き乱れます。境内には明応7(1498)年の年号が刻まれた市指定文化財の銅鐘もあります。
(10)駒の蹄(つめ)と投げ松 志方町大沢
県内の多くの寺院に開基伝説を持つ法道仙人が一乗寺(加西市)から投げた松と言われ、神木としてまつられている「投げ松」。県道沿いには、法道仙人が馬で空を駆けた跡と言われる「駒の蹄」も大切に残されています。
わがまち加古川60選一覧
- 加古川駅 加古川町篠原町
- ベルデモール 加古川町寺家町
- 寺家町周辺 加古川町寺家町
- 光念寺 加古川町寺家町
- 春日神社 ニッケ社宅倶楽部 加古川町本町
- 称名寺 加古川町本町
- 金剛寺浦公園界わい 加古川町木村
- 泊神社 加古川町木村
- 鹿児の庭 加古川町北在家
- 松風ギャラリー 野口町良野
- 鶴林寺 加古川町北在家
- 松風こみち 尾上町安田ほか
- 尾上神社 尾上の松 尾上町長田
- 加古川河口 尾上町養田
- 浜の宮公園 浜宮天神社 尾上町口里
- 手枕の松(住吉神社) 別府町東町
- あかがね御殿(多木浜洋館) 別府港 別府町東町
- 加古川海洋文化センター 別府みなと緑地 別府町港町
- 教信寺 野口町野口
- 五社宮(野口神社) 野口町野口
- 横蔵寺 平岡町新在家
- 加古川総合文化センター 平岡町新在家
- 寺田池 明神の森 平岡町新在家
- 河川敷公園 加古川町河原ほか
- 水管橋 加古川町中津ほか
- 五ヶ井用水 加古川町大野ほか
- 日岡神社 加古川町大野
- 日岡御陵 加古川町大野
- 日岡山公園 加古川町大野
- 新井緑道 野口町水足ほか
- 平木橋 野口町水足
- 加古川大堰 八幡町中西条ほか
- 西条古墳群 西条廃寺 山手2丁目
- 西条の城山 八幡町中西条
- 宮山農村公園 八幡町上西条
- 宗佐の厄神さん(八幡神社) 八幡町野村
- 国包の鉄橋 上荘町国包ほか
- 漕艇センター 上荘町井ノ口
- 日光山常楽寺 上荘町井ノ口
- みとろフルーツパーク 上荘町見土呂
- 加古川右岸自転車道 米田町船頭河川敷緑地ほか
- 権現ダム 平荘町上原ほか
- 権現総合公園キャンプ場 平荘町中山
- 平之荘神社 報恩寺 平荘町山角
- 平荘湖 東神吉町天下原ほか
- 天下原の毘沙門さん 東神吉町天下原
- 加古川ウェルネスパーク 東神吉町天下原
- 神吉の常楽寺(神吉城跡) 東神吉町神吉
- 中西廃寺 西神吉町中西
- 加古川運動公園 総合体育館 西神吉町鼎
- 宮山遊歩道 西神吉町宮前
- 円照寺 志方町広尾
- 志方の城山 志方町広尾
- 七つ池 志方東公園 志方町広尾
- 駒の蹄と投げ松 志方町大沢
- 安楽寺 志方町細工所
- 志方八幡神社 志方町志方町
- 長楽寺 志方町永室
- 高御位山 志方町成井
- 雑郷の棚田 志方町雑郷
太字は新たな10選。
問い合わせ先 商工労政課駅前事務所(電話 424-2190)
タウンタウン 市民リポーター 大西恵理子の「調査ファイル」
no.3 潜入! 備蓄倉庫
大雨が続いた日「このまま降り続けたらどうなるのかな?」と思い、わが家の非常袋を見たら賞味期限が切れる直前のカンパンが 。そういえば、市内には災害時のための備蓄倉庫があると聞いたことがあります。いったいどんなものが備蓄されているのでしょう?
さあ、それでは調査開始!
「平成七年に発生した阪神 淡路大震災をきっかけに、災害対策が大きく見直されました。備蓄倉庫の整備もその中のひとつです」と話してくれたのは市役所危機管理室の羽原係長。以前から備蓄倉庫は市役所庁舎内にありましたが、より対応しやすくするため、災害時に各地区の拠点となる市民センターごとに設置されたとのこと。備蓄倉庫の備蓄物は、もしもの時に必要なものが提供できるように準備されているそうです。
さて今回は、尾上市民センターの備蓄倉庫に、吉田参事の案内で潜入! 「備蓄倉庫」と大きく書かれたシャッターを開けると、紙おむつや救急箱などが入った段ボール箱がきれいに積み上げられています。そこで「災害用備蓄毛布」と書かれた大きな箱を発見。中には、圧縮された袋に掛け用、敷き用毛布が二枚セットで入っていて、よく考えられているなと感心。最近では別府市民センターの毛布が、平成十六年の台風による水害で使われたそうです。そのほか防水シートやハンマー、エアジャッキといった防災資機材など、阪神 淡路大震災を神戸で経験した私が「当時あったらよかったのになあ」と思うものがたくさんあります。電気が止まった時のための発電機は、ガソリン式とカセットボンベ式の二台あり、月に一度の備蓄物点検時にエンジンをかけているとのことで、調査日も点検をかねてエンジンが軽快な音を響かせていました。
非常食、飲料水などは市役所庁舎内に一括して備蓄しているほか、災害時に食料や日用品などを確保してもらえるよう民間企業と協定を結んでいるそうです。いろんな対策を知れば知るほど、家庭での備えについても気になってきます。
家庭でも災害に備えて三日分の食料や飲料水、生活必需品を最低限備えておく必要があるそうです。ほかにも、薬を服用している人は常備薬を持ち出せるよう準備しておくことも重要だとか。「非常持出品や備蓄品の点検をしたり、防災について話し合って欲しいですね」と羽原係長。話を聞いて今すぐにでも家に帰って防災グッズを確認しなければと思った私。まさに「備えあれば憂いなし!」と身にしみて感じた調査となりました。
調査を終えて
調査後の休日、午後三時。わが家のテーブルにはカンパンと非常食の五目ごはんが 。家族で味わいながら「これめっちゃおいしいやん」とご機嫌な息子に「カンパンに乾杯!」と心の中でつぶやくのでした。
(掲載写真キャプション)
- エアジャッキの説明を聞く私。薄いゴム板を膨らませると、車を持ち上げることもできます。
- 発電機エンジン始動、投光機明かりよし、点検異常なし!
ぶらり 加古川史跡放浪記
新井(しんゆ)用水
水を満々とたたえた田で、緑の早苗が風にそよぐさまは、六月の風物詩といえます。ごく普通のように接する
光景ですが、降水量が少ない当地域の稲作には、かつて水を確保することとの悪戦苦闘の歴史がありました。貴重な雨水を有効活用するために数多くのため池が造られ、また用水路が新設されました。新井用水もその一例です。
江戸時代前期の承応三(一六五四)年は春から真夏にかけて雨がほとんどない干ばつで、姫路藩から年貢が免除されるくらいの惨状でした。農業用水確保のため古宮(こみや)(現加古郡播磨町)組の大庄屋 今里伝兵衛(いまざとでんべえ)が近隣の庄屋たちと協議し、藩の許可を得て新しく水路の開削工事を行ったのです。八幡町中西条(現在の加古川大堰(おおぜき)用地内)にある取水口から野口 平岡 別府各町の農地を潤し播磨町に至る全長十三キロ余りの水路は、延べ十六万人以上の人々が動員されて明暦二(一六五六)年に完成しました。水路は十メートル前後の等高線に沿って流れています。取水口と最下流の高低差は約七メートルのほぼ平坦地で、そのうえ途中には逆こう配の場所があって通水は容易ではなかったのです。この課題に対して、流れに勢いをつけるために水路幅を徐々に狭くしていくなどの工夫がなされています。このような背景をもつ新井用水は本市の文化遺産ともいえるでしょう。
新井用水は、既設の五ヶ井(ごかい)用水に対して新しい溝(川)という意味で新井と名づけられ、「しんゆ」と呼ばれています。加古川町大野から野口町水足にかけては水路に沿って遊歩道「新井緑道」が整備されており、先人の苦労のあとを身近に感じながら歩くことができます。
グラフ加古川
野外料理に挑戦!
5月29日、少年自然の家で「みんなでアウトドアクッキング」が行われ、7家族23人が参加しました。この日は、串で刺した肉の塊を炭火であぶり焼くブラジル料理「シュハスコ」作りに挑戦。肉の焼ける香ばしいにおいが辺りに漂い始めると、遊んでいた子どもたちも次々と炉の近くに集まり、そいでもらった肉をパクリ。緑が映える快晴にも恵まれ、参加したみなさんは野外での気持ちのいい1日を満喫していました。
めざすぞ! ごみゼロ
環境省が定めた5月30日の「ごみ0(ゼロ)の日」にあわせて、JR加古川駅 東加古川駅 宝殿駅、山陽電鉄別府駅周辺の4カ所で、美化キャンペーンが行われました。7回目の開催となるこの日は、町内会や地元企業、市民ボランティアのみなさんなど、約千人が参加。初夏の汗ばむ陽気の中、ポイ捨て防止の街頭啓発や、ごみ袋を手に清掃活動を行い、ごみのない快適なまちづくりに取り組みました。
エコらむ その17
「エコらむ」は、環境(エコ)に対する市の取り組みや提案などを紹介するコラムです。
市では、環境教育に携わっている先生や環境教育に興味のある人を対象に「環境セミナー」を実施しています。
エコについて、一緒に啓発活動をしませんか。
「環境セミナー」は、小 中学校や地域での地球温暖化防止活動などの充実を図るため、さまざまな環境問題やその対策について、多くの人に伝えられる人を育てることを目的に実施している講座です。
セミナーでは、普段の暮らしに役立つ環境対策や、環境問題を伝える手法などを紹介しています。本年度は「環境教育に使える理科の実験工作」など、参加者が体験できるセミナーを開催します。
セミナーを受講した人には、環境教育のリーダーとして、教育現場や地域で地球温暖化防止などの啓発活動をしてもらう予定です。あなたもセミナーに参加し、環境教育のリーダーとして地域で活躍しませんか。
問い合わせ先 市役所環境政策課(電話 427-9769)
次回は、10月号で「環境配慮率先実行計画」について紹介します。
地域医療を考える(2)
どう進めるの?市民病院と神鋼加古川病院の統合 再編
加古川市民病院と神鋼加古川病院は、来年4月に地方独立行政法人「加古川市民病院機構」として統合 再編します。今後とも、両病院は協力して地域医療を支え、市民のみなさんに、より充実した医療を提供していきます。今回は、今後の統合 再編の流れやよくある質問などにお答えします。
統合 再編の流れ
- 現在 加古川市民病院(病床数 405床)、神鋼加古川病院(病床数 198床)
- 平成23年4月 統合 再編
地方独立行政法人「加古川市民病院機構」を設立。
加古川西市民病院(現加古川市民病院)、加古川東市民病院(現神鋼加古川病院)の2病院に。 - 平成29年をめど
市内で新築 移転し、(仮称)加古川メディカルセンター(病床数 約600床)に。
統合 再編Q&A
Q.地方独立行政法人ってなに?
A.公立大学や公立病院などが行う事業を、地方公共団体に代わり、独立して行う法人のことです。
Q.地方独立行政法人「加古川市民病院機構」の設立は、だれがするの?
A.加古川市が設立します。
Q.どうして地方独立行政法人にするの?
A.公立病院では、近年の医療環境の変化に応じた柔軟ですばやい経営が困難です。法人化することで、現場でより迅速な意思決定が可能となり、市民や患者に対してより柔軟に対応できるようになるのです。
Q.どうして統合するの?
A.統合により2つの病院が持つ得意分野を生かすことで、総合医療としての力を発揮し、将来にわたり安定して高度な医療サービスを提供するためです。
加古川市民病院
加古川市民病院は昭和25年に設立され、今年で60周年を迎えます。開設以来着実に発展を続け、現在では東播磨の中核病院として地域の医療を支えています。
診療科目
内科、精神 神経科、消化器科、循環器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、小児外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、麻酔科
トピックス
東播磨の地域周産期母子医療センターに認定されています。平成20年11月には、手術室や集中治療室、最新の医療機器などを備えた中央診療棟が完成し、高度専門医療を提供しています。
神鋼加古川病院
神鋼加古川病院は、地元からの強い要望で、地元住民と神戸製鋼所従業員を対象として昭和55年に設立されました。それ以来、地域へ開かれた病院として多くの人に利用されています。
診療科目
内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、心臓血管外科、整形外科、リハビリテーション科、産婦人科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科
トピックス
循環器系の診療の充実に力を入れています。平成13年1月からは、地域の心臓血管センターとして24時間365日の救急診療体制で診察を行っています。
問い合わせ先 病院統合準備チーム(電話 427-3153)
水と緑の祭典 第39回加古川まつり
おまつり広場
7月31日(土曜日)
パレードや模擬店、盆踊りなど市内18会場で楽しい催しが行われます。
平岡北ふるさとまつりは開催日が異なります。
会場名 開催場所
- 加古川ふれあいまつり ニッケパークタウン周辺
- 氷丘まつり 氷丘公民館前広場
- 山手夏まつり 山手中学校
- 野口まつり 中部中学校
- 陵南まつり 陵南中学校
- 東加古川ふれあいまつり 平岡小学校
- 平岡南ふるさとまつり 平岡南小学校
- 平岡東ふれあいまつり 平岡東小学校
- 浜手地区ふるさとまつり 浜の宮市民グラウンド
- 別府町ふるさとまつり なかじま公園グラウンド
- 水と緑の両荘夏まつり 加古川河川敷両荘地区
- 東神吉真夏の夕べ 東神吉南小学校
- 西神吉真夏の夕べ 西神吉小学校
- 米田ふれあいまつり 川西小学校
- 志方町中地区夏まつり 志方公民館
- 志方東小学校区夏まつり しろやま農業研修センター
- 志方町西地区夏まつり JA兵庫南志方営農倉庫前広場
8月7日(土曜日)
- 会場名 平岡北ふるさとまつり
- 開催場所 平岡北小学校
光と音のファンタジー花火大会
- 8月1日(日曜日)
- 19時30分から 20時45分
- 加古川河川敷加古川バイパス北側
悪天候の場合は中止します。会場周辺には駐車場はありませんので、自動車での来場はしないでください。
市民レガッタ
- 7月31日(土曜日)、8月1日(日曜日)
- 8時00分から 17時00分
- 漕艇センター前300メートルコース
ハモリing&ゆずっこコンテスト 川と遊ing2010
- 7月31日(土曜日)
当日は、手作り船レースや模擬店などもあります。
問い合わせ先 加古川まつり実行委員会(電話 424-2190 8月1日のみ電話 427-9235)
7月31日、8月1日は、次の電話 番号で花火大会の有無をお知らせします(電話 0180-997-871)。
えんぴつ
取材で少年自然の家へ行ってきました。緑のアーチをくぐって坂道を下ると、林の中には手彫りの愛らしいパンダやカエル、木の枝にはフクロウがかくれんぼ。表情豊かな動物たちに誘われて、思わずぐるぐると広い敷地内を探検してしまいました。
奥にはアスレチックや工作館などもあり、電動糸ノコを使った木工などもできるそうです。私も今度はお弁当を持って、子どもとチャレンジしてみようかな。無料開放日には一般開放もされているそうなので、みなさんも訪れてみてはいかがですか? (み)
この記事に関するお問い合わせ先
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2019年12月23日