2009年7月号(特集 ミニ特集 タウンタウンなど)

更新日:2019年12月23日

平成21年7月号目次

  • 特集 行財政改革
  • タウンタウン
  • グラフ加古川
  • 市民リポーターの「行ってきまーす!」「少年自然の家」
  • ミニ特集 救命サポートステーション
  • 情報コーナー  別ページに掲載しています。
  • 第38回加古川まつり
  • えんぴつ(編集後記)

特集

行財政改革
進めています 行財政改革

市では、平成8年から行財政改革に取り組んできました。しかし、世界的な経済危機の影響は地域経済にも及び、市の財政状況も厳しさを増しています。こうした中、市政が危機的な状況に陥ることを防ぐとともに、将来にわたり市民のみなさんの多様なニーズに応えることができる行政経営の基盤づくりを緊急の責務として、改革を進めています。
このページでは、昨年度の主な取り組み結果と、改革の効果を生かして今年度、集中的に実施する事業を紹介します。

平成20年度の取り組みにより
11億3,620万円の効果がありました
主な取り組みを紹介します

市民サービスの向上や経費の削減を目指し、民間活力の導入を進めました

  • 平成20年4月より平岡東小学校給食調理業務の民間委託を開始
  • ウェルネスパークや市民会館、斎場など19施設について、民間 事業者の指定管理者を選定

業務改善や組織の見直しなどを進め、効率的な行政経営手法の導入と人件費の削減に取り組みました

  • 現在2,261人いる職員を平成23年度には2,100人まで削減することを目指し、少ない人数で効率的に行政経営を行うことができる仕組みを構築
  • 平成17年度から20年度の間に、職員114人を削減
  • 組織全体で業務改善に取り組み、時間外勤務を約4万6千時間、金額にして約1億60,000,000円削減
  • ウェルネス協会など3財団法人を統合し、文化 スポーツに関するイベントや講座の開催、市民団体の支援など、いわゆるソフト事業に集中的に取り組む法人に再編
  • 市職員の地域手当の支給率を引き下げ

市有地など財産の売却を進めました

学校施設や公民館の使用料 利用料金の見直しを進めました

市ホームページにバナー広告を掲載しました

税や水道料金などの未収金対策を進めました

改革の成果は、元気なまち 安心して子育てができる まちづくりに生かされます

行財政改革の取り組みによる成果は、新しい事業を始めたり、これまでの事業を充実 継続したりするための費用の一部に生かされます。主な事業は次のとおりです。

妊婦のみなさんと胎児の健康を守るため、妊婦健康診査費の補助の対象を14回までに拡大

小学校3年生までの子どもの医療費無料化を継続して実施

安全 安心なまちを目指して、防犯灯の設置を推進

生後4カ月までの子どもがいるすべての家庭を訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」を実施するなど、育児中の家庭を応援するための事業を展開

加古川駅南子育てプラザ、東加古川子育てプラザの運営を、子育てサークルが中心となったNPO法人に委託し、子育て世代の目線に立ったサービスを提供

将棋の日イベントなど、加古川の魅力を全国に発信する催しの開催

敬老会を、地域のみなさんの支えによって実施する事業に変更

今後も引き続き改革に取り組み、事業の選択と集中により、限られた経営資源を有効に活用し、個性あるまちづくりを目指していきます。行財政改革についてくわしくは、市役所行政経営改革推進課(電話 427-9315)へお問い合わせください。  行財政改革に関する資料は市役所行政経営改革推進課や行政資料室で見ることができます。また、市ホームページにも掲載しています。

タウンタウン

グラフ加古川
さすが播磨の法隆寺

5月29日、「播磨の国宝巡りバスツアー」が開催されました。加古川市、加西市、小野市、加東市の国宝を1日で訪問するこのツアーは、4市の観光協会が協力して実施しているもので、行楽日和となったこの日は49人が参加。鶴林寺では、住職から寺の歴史などについて説明を受け、特別に公開された太子堂内や宝物館などを見学しました。普段は聞くことのできない興味あふれる話や、貴重な文化財の数々に、参加した人からは感嘆の声があがっていました。

みんなびっくりするよね

5月29日、JR加古川駅前のサンライズ加古川ビル自由通路に高さ約2メートル、長さ約11メートルの壁画が登場しました。「光と夢のまち」と題されたこの作品は、県立加古川西高等学校美術部の生徒が、卒業生の協力を得ながら約4カ月かけて制作。加古川の流れや市の花つつじ、名物かつめしができあがるようすなどが色鮮やかに表現された力作で、通りがかった人たちの目を引き付けていました。

エコらむ その13

「エコらむ」は、環境(エコ)に対する市の取り組みや提案などを紹介するコラムです。

市では、庁舎や各市民センター、学校などで、建物の外壁をゴーヤやアサガオなどの植物で覆う「緑のカーテン」普及啓発事業に取り組んでいます。

「緑のカーテン」は夏の暑さを和らげます

緑のカーテンには、建物の外壁をつる性の植物で覆うことによって、建物内の温度上昇を抑えることができるという効果があります。これまでに緑のカーテンを実施した施設では、涼しく快適に過ごせた、夏にクーラーの使用頻度が減ったなどの声があげられました。
市では、ゴーヤの苗を県立農業高校の生徒に育成してもらったり、つるを這わせるネットを市内の漁業協同組合から提供してもらったりするなど地域の協力を得て実施しています。
これからの暑い季節は、冷房が必要となる日が増えますが、緑のカーテンで室内温度を下げることによって、冷房機器の使用回数を減らすなどの省エネが可能です。
市庁舎のゴーヤの生育状況などをホームページで随時紹介しますのでぜひご覧ください。

次回は、10月号で「昨年度の環境配慮率先実行計画の結果」を掲載します。

市民リポーター阿部英美の行ってきまーす!

自然――夏、星、そして思い出

私の大好きな季節、夏がやってきました。夏休みもあるし、今年は子どもたちと一緒にどんな思い出づくりをしようかなぁと検討中の私に「少年自然の家って楽しいらしいよ」の情報が。それは調べてみなければ! と、さっそく

少年自然の家に行ってきまーす。

平荘湖のほとりに目指す施設はありました。「少年自然の家は、自然の中で野外活動体験ができる社会教育施設です」と教えてくれたのは職員の太井さん。施設内にはアスレチックコースやポニー牧場、キャンプ場、天体観測室など、自然や生き物とふれあいながら、野外活動を楽しめる環境が整っているそう。学校や子ども会などの団体利用が中心ですが、事前に予約すれば個人で利用できる施設もあるとか。また、家族で自然と親しむ企画もたくさんあるそうで「テントで泊まって野外活動をするサマーキャンプや、宿舎に一泊して、夜に天体観測を楽しむ星見会も予定しています」とのこと。私も親子で参加したいなぁと思っていると「今度の土曜日に、星の学習会と天体観望会がありますよ」とのお話が。そこで今回は、わが家の子どもたちと一緒に

天文塾に参加することに。

この日の参加者は約三十人。夜七時、天文塾スタートです。「雲が増えだしたので先に星を見ましょう」とのことで、大型望遠鏡のある天体観測室に移動しました。今日は月と土星が見られるそう。望遠鏡のそばでは、野外教育指導員のみなさんが、望遠鏡の見方を教えてくれたり、星のくわしい説明をしてくれたりと、丁寧に指導してくれます。しばらくすると「わぁからきれい」と、歓声が。「どんなふうに見えるのかなから」と、期待に胸を膨らませていましたが、次第に厚い雲が月を覆い、あっという間に真っ黒に 。天候には勝てませんねから。
続いて部屋に戻り、天体観測の歴史や星などについて学びます。メモをとる子どもや、「分かる人から」との問いかけに「何やった?」と相談し合う親子など、みんな真剣そのもの。何でも七月二十二日には、太陽が月に八割も隠れる部分日食が加古川でも見られるとか。日食が始まる時刻や太陽の正しい見方などを教わって、大満足の二時間。最後は、おさらいクイズに挑戦し「楽しかった。また次、星を見に来ようね」と子どもたちも大喜びでした。

「実際の星を見て学べるこの場所は、

子どもたちにとってすばらしい環境だと思います」と話す指導員さんの言葉どおり、ここは本やテレビでは味わえない、実体験のすばらしさを感じられる場所なのだと思いました。
取材中、施設内を歩いていると、小学生のころの野外活動を思い出しました。まきでご飯を炊いてみんなで食べたり、夜、星空を眺めたり 。自然の中で仲間と一緒に体験した思い出は、今も色あせないステキな宝物です。懐かしさに浸りながら、今度はそんな経験を子どもたちと一緒に味わいたくなりました。夏休みには親子で参加できるイベントがたくさんあるそう。よし、今年の夏休みは、自然にふれあえるイベントに親子で参加するぞから。

ここで一句

夏休み 今年は自然と ふれあうぞ!

(掲載写真キャプション)

  • 「クレーターまで見えるから!」と驚きの声が上がります。「こうした声が一番のやりがい」と指導員さん。次は見るぞから。
  • 今年はガリレオが初めて望遠鏡で宇宙を観察してから400年にあたる「世界天文年」なのだそう。
  • 少年自然の家では夏休み期間中に行う、さまざまな催しの参加者を募集しています。くわしくは18ページをご覧ください。

ミニ特集

救命サポートステーション
AEDで助け愛(あい)まちの救命サポートステーション制度が始まります

みなさんは、公共施設や駅などでAED(自動体外式除細動器)が設置されているのを見かけたことはありませんか。現在、市の施設以外にも、民間の事業所などでAEDの設置が進んでいます。このたび、AEDを設置している事業所に応急救護所の役割を担ってもらう「救命サポートステーション」制度が始まります。

AED(自動体外式除細動器)とは

心肺停止した人の心電図を自動解析し、電気ショックが必要な場合に音声などの指示により電気ショックを与える機器。一般の人でも使用できる。

いざというときAEDを貸し出します

急に人が倒れて心肺停止状態になったとき、あなたならどうしますか。救急車を呼んでいる間に、もしも近くにAEDがあれば 。
そんなとき、近くの「救命サポートステーション」の表示の事業所に行くとAEDを借りられ、すぐに救命処置が行える――。このような制度が、七月から始まります。公共施設のAEDに加え、「救命サポートステーション」のステッカーのある事業所を確認しておくことで、いざというときの救命に役立ててください。

救命サポートステーションを募集します

対象 加古川市、稲美町、播磨町にあり、次のすべての条件に該当する事業所 (1)AEDを設置している (2)救命講習などを修了した人が勤務している (3)業務時間内にAEDを貸し出すことができる (4)市ホームページなどで公開することに同意している

申込 問合先 申請書に必要事項を記入して、市消防本部警防課へ。
申請書は、市消防本部警防課、各消防署にあります。市ホームページからも印刷できます。

普通救命講習会

  • とき 7月24日(金曜日) 9時30分から 12時30分
  • ところ 防災センター
  • 内容 固定や止血などの応急手当、AEDを使用した心肺蘇(そ)生法  受講者には、修了証を交付します。
  • 対象 加古川市、稲美町、播磨町に住んでいるか勤務している人
  • 定員 30人(先着順)
  • 申込 問い合わせ先 7月8日 9時00分から、電話 で防災センター(電話 423-0119)へ。
    月曜日、第3日曜日、祝日(月曜日の場合はその翌日)は受け付けできません。
  • 問い合わせ先 市消防本部警防課(電話 42-6524)

水と緑の祭典 第38回加古川まつり

会場名 開催場所

  • 加古川ふれあいまつり ニッケパークタウン周辺
  • 氷丘まつり 氷丘公民館前広場
  • 山手夏まつり 山手中学校
  • 野口まつり 中部中学校
  • 陵南まつり 陵南中学校
  • 東加古川ふれあいまつり 平岡小学校
  • 平岡南ふるさとまつり 平岡南小学校
  • 平岡東ふれあいまつり 平岡東小学校
  • 浜手地区ふるさとまつり 浜の宮市民グラウンド
  • 別府町ふるさとまつり なかじま公園グラウンド
  • 水と緑の両荘夏まつり 加古川河川敷両荘地区
  • 東神吉真夏の夕べ 東神吉小学校
  • 西神吉真夏の夕べ 西神吉小学校
  • 米田ふれあいまつり 川西小学校
  • 志方中地区夏まつり 志方会館
  • 志方東夏まつり しろやま農業研修センター
  • 志方西地区夏まつり 志方西小学校

おまつり広場
8月1日(土曜日)

パレードや模擬店、盆踊りなど市内18会場で楽しい催しが行われます。
平岡北ふるさとまつりのみ開催日が異なります。

花火大会
8月2日(日曜日)

19時30分から 20時45分
加古川河川敷河原地区
悪天候の場合は中止します。会場周辺は渋滞が予想されますので、自動車での来場はご遠慮ください。
光と音のハーモニー
3,000発

ハモリing&ゆずっこコンテスト

川と遊ing2009
当日は、クラフト教室や模擬店などもあります。

8月1日(土曜日) 15時00分から
JR加古川駅南広場周辺

市民レガッタ

8月1日(土曜日) 2日(日曜日) 8時00分から 17時00分
漕艇センター前300メートルコース

8月8日(土曜日)
会場名  平岡北ふるさとまつり
開催場所 平岡北小学校

問い合わせ先 加古川まつり実行委員会(電話 424-2190  8月2日のみ電話 427-9235)
8月1日 2日は、次の電話 番号で花火大会の有無をお知らせします(電話 0180-997-871)。

えんぴつ

「行ってきまーす!」のページでも紹介していますが、七月二十二日に奄美大島北部や屋久島など九州南部の島で、太陽が完全に隠れる皆既日食を見ることができるそうです。日本での皆既日食は四十六年ぶりだそう。加古川市でも午前十一時ごろに、太陽の約八割が欠ける部分日食を見ることができるそうなので、天文にはくわしくない私も楽しみです。太陽を直接見ることは危険なので、観測するときは「日食グラス」など専用の道具が必要です。そして当日が雨 なんてことがありませんように。  (く)

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