2009年6月号(特集 ミニ特集 タウンタウンなど)

更新日:2019年12月23日

平成21年6月号目次

  • 特集 児童クラブ
  • タウンタウン 「寺家町商店街で「かえっこバザール」を開催する岩崎由美子さん」
  • 市民リポーターの「行ってきまーす!」「市役所育児支援課」
  • グラフ加古川
  • ミニ特集 尾上公民館がオープン
  • 情報コーナー  別ページに掲載しています。
  • みとろフルーツパーク
  • えんぴつ(編集後記)

特集

児童クラブ
子どもたちの心豊かな育ちを応援します

市では、子どもたちの安全の確保や健全な育成のために、すべての小学校区に「児童クラブ」を設置しています。
今月の特集では、「児童クラブ」について紹介します。

子どもの放課後をサポートする児童クラブ

共働き家庭や母子 父子家庭の子どもたちは、小学校から帰宅した放課後や夏休みなどの長期休業日には、子どもだけで過ごすことになりがちです。市では、こうした子どもたちの安全の確保、健全な育成のために放課後に子どもたちを預かる、学童保育「児童クラブ」を設置しています。
児童クラブは、現在、市内のすべての小学校区にあります。今年度からは、閉所時間を三十分延長しました。授業終了後から午後六時三十分まで、夏休みなどの長期休業日は午前八時から午後六時三十分まで開所しています。

宿題、読書、遊びなど専任の指導員による楽しい活動

各クラブは、専任の指導員によって運営されており、活動内容は各クラブによって異なります。多くの児童クラブでは、宿題や読書、外遊びなどに加え、読み聞かせや百人一首の指導などを行っています。また、おやつの時間は、子どもたちの楽しみの一つとなっています。そのほか、特別プログラムとして、お楽しみ会やクリスマス会などの楽しいイベントも行っています。

1日の活動例

放課後から 15時30分 宿題 読書
15時30分から 16時00分 外遊び
16時00分から 16時30分 読み聞かせ、百人一首など
16時30分から 17時00分 おやつ
17時00分から 18時30分 お迎え 帰宅

児童クラブの入所児童を募集

入所申込を受け付けています。現在の入所児童数によっては、すぐに入所できないクラブもあります。くわしくはお問い合わせください。

入所資格
次の条件を満たしている子ども(1)市内の小学校に通う1から3年生 (2)放課後、父母や同居している祖父母などが、仕事などで不在、または病気などのため、家庭で十分な保育ができない

費用
月額7,000円  ほかに、保険料やおやつ代、空調費などが必要。

申込方法
申請書に勤務証明書(父 母 同居の祖父母)を添えて、直接市教育委員会社会教育 スポーツ振興課へ。
申請書は、市ホームページまたは市教育委員会社会教育 スポーツ振興課にあります。
通学している小学校区の児童クラブにのみ申し込みできます。

児童クラブはこんなところ
西神吉児童クラブを紹介します

児童クラブの活動は、小学校 幼稚園の空き教室や専用のプレハブ教室を使用して行われています。今回は、西神吉小学校の空き教室で活動している西神吉児童クラブを訪問しました。活動のようすや保護者の声などを紹介します。

指導員や補助員の先生に宿題を見てもらえ、家でも自発的に机に向かうようになりました。
お兄さんやお姉さんをはじめ大勢の友だちと遊べるのが良いですね。
みんなで食べるとおいしいよ!
先生、さようなら!
安心して預けられ、仕事が続けられるので助かっています。

指導員 喜多美和子さん

子どもたちが来たくなるような場所にしたいと日ごろから心掛けています。上級生が面倒を見てくれるので、1年生の子どもたちもここに来るのが楽しみのようです。これからも、子どもたちとともに遊んだり、勉強したりしながら成長を見守りたいと思います。

児童クラブの臨時職員登録者を募集

資格 幼稚園、小 中学校の教諭普通免許、保育士免許を持っているか、児童の指導について知識 経験がある人
勤務時間 放課後3時間程度(長期休業中は5時間程度)
賃金 時給1,050円
申込方法 申込書に写真(縦3.5センチ×横3センチ)を添えて、市教育委員会社会教育 スポーツ振興課へ。  申込書は、市ホームページまたは市教育委員会社会教育 スポーツ振興課にあります。

社会教育 スポーツ振興課 貴傳名(きでな)課長

共働き家庭の増加や核家族化の進行、子どもを対象とした犯罪の多発などにより、児童クラブの社会的ニーズが高まっています。市では、市内すべての小学校区に児童クラブを開設し、放課後などの子どもの居場所づくりや子育て支援を進めています。児童クラブは「学校」と「家庭」の中間にある存在として、子どもにとって心安らぐ楽しい場所となることを目指しています。
今後も、児童クラブをはじめ、子どもたちが安全に安心して過ごすことができる環境づくりに取り組んでいきます。

  • 問い合わせ先 市教育委員会社会教育 スポーツ振興課(電話 427-9751)へ。

タウンタウン

こんにちは
遊びの中から学んでほしい

寺家町商店街で「かえっこバザール」を開催する

岩崎由美子(いわさきゆみこ)さん (39歳)

加古川町在住

「遊びを通じて、子どもたちにリサイクル活動の大切さを学んでほしいんです」と語るのは「かえっこクラブ」代表の岩崎由美子さん。岩崎さんは、昨年十二月と今年四月に寺家町商店街で「かえっこバザール」を開催した。このイベントは、不要になったおもちゃなどをポイントと交換し、このポイントで他の子どもが持ってきたおもちゃなどと「とりかえっこ」するというもの。さまざまな団体によって全国各地で開催されている。
結婚を機に、宮城県から加古川に移り住んだ岩崎さん。かえっこバザールを始めたのは、自身の子育て経験がきっかけだ。「子どもが大きくなって、遊ばなくなったおもちゃが家中にたまっていました。でもまだ使えるのに捨てるのはもったいなくて 。再利用してもらえたらと思っていたとき、寺家町商店街の人から活動の紹介があったんです」と振り返る。
その後、商店街のサポートを受け、年末の商店街の催しの一つとして開催された、かえっこバザール。かえっこバザールではゲームに参加したり、イベントの運営を手伝ったりしてもポイントを集めることができる。「単なる物々交換ではなくて、子どもたちが自主的にいろんな活動ができるような場なんです。遊びの中でさまざまな体験をして、たくさんのことを学んでくれたらと思います」と語る。
岩崎さんの実施するかえっこバザールでは、おもちゃ以外にも、ペットボトルのキャップや空き缶のプルトップを集めて持ってくれば、ポイントと交換できる。それらをボランティア団体に送ることによって、世界の子どもへのポリオワクチンの配布や車イスの購入をしている活動に協力しているそうだ。「一回の開催で集めることのできる量は少ないですが、かえっこバザールを通じて、そのようなリサイクル活動があることを、子どもたちに伝えていければと考えています」と語る。
小学校の環境整備をしたり、地域交流イベントを手伝ったりと、地域の活動にも積極的に参加している岩崎さん。こうした活動を続ける中で、協力の輪も広がっているという。「同じように子どもたちのことを考え、地域をよくしようという思いを持って活動する仲間がいるから頑張れるんです。今後は、かえっこバザールの会場を、幼稚園などにも広げていきたいと考えています。そしていつかは、子どもたちがいつでも自由に活動できるような場をつくることができたらいいですね」と目を輝かせながら話してくれた。

(掲載写真キャプション)

  • 今年四月に開催したかえっこバザールには、おもちゃを求めてたくさんの子どもたちが集まった。
  • かえっこバザールでは、おもちゃの受付や交換などをするスタッフは、子どもたちが中心となっている。

市民リポーター阿部英美の行ってきまーす!

心のドアをノックします

市役所で見つけた「こんにちは赤ちゃん事業」のチラシ。かわいいネーミングに心を引かれた私は、さっそく、くわしい内容を知ろうと、担当課の

市役所育児支援課で話を聞きました。

「生後四カ月までの赤ちゃんがいる全家庭に、看護師などが直接訪問して、赤ちゃんやお母さんのようすを聞いたり、子育て支援情報をお知らせしたりしています」と担当の苫田さん。事前に訪問の連絡を郵送で通知後、訪問日を電話 で調整し、訪問するのだそう。郵送時に同封するアンケートには、お母さんの体調や心の状態についての質問もあるそうで、子育て中のお母さんの精神的なサポートが大きな目的のようです。「赤ちゃんが健やかに育つための環境づくりを、少しでもお手伝いできたら」と苫田さん。看護師や保健師の資格を持つ訪問員が、悩みや不安に答えたり、役立つ施設の情報を伝えたりと、いろんな面で子育て中のみなさんを応援しているよう。やりがいがありそうから。ぜひ私も行ってみたいとお願いし、訪問員の粕谷さんと一緒に

訪問先に行ってきまーす。

今日の訪問先は、三月に二人目の赤ちゃんを出産したばかりのお宅だとか。子育て情報がいっぱい詰まった「子育てガイドブック」などの冊子を手に、チャイムを鳴らすと「はからい」と元気な声が返ってきます。「こんな声を聞くとホッとします」と粕谷さん。すでにお母さんの心の状態が分かっているみたい。さすが!
玄関先で話を聞くこともあるそうですが、この日はお部屋でゆっくり話を聞きました。まずは赤ちゃんの顔を見ます。すやすや眠る顔は幸せそうで、思わず私も笑顔に。続いて、アンケートの回答を見ながら、少しずつお母さんの不安や悩みに触れていきます。特に心配なこともなく、子育てを楽しんでいるようすですが「ときどきイライラしてしまうときもあって 」と、ぽつり。そんなお母さんに「大丈夫よ」と声をかけ、優しい口調でアドバイスする粕谷さん。ホッとしたような明るい笑顔に戻っていくのを見ていると、一人で抱え込まず、だれかに悩みを相談することって、やっぱり大切なんだなぁと実感しました。「四カ月児健診でお待ちしていますね」と声をかけ帰路につきながら「あの笑顔を見ると、心からうれしい」と話してくれた粕谷さんの笑顔が、とてもすてきでした。

「閉じこもりがちなお母さんを地域へ送り出すパイプ役になれたら」

の思いで活動している訪問員さんたち。私も長男が四カ月までのころは、体調も万全でなく、寝不足だったり、育児不安だったりで、ストレスがたまり、精神的に不安定だったように思います。そんなときに伸びる救いの手が「こんにちは赤ちゃん事業」なのかもなぁ。玄関のチャイムが鳴りドアを開けるように、だれかに話を聞いてもらうことで、次第に打ち解け心のドアも開けられる――。今日もだれかの心を開いているのでしょう。訪問員さん、これからも応援しています。

ここで一句

子育ての 心を支える お手伝い

(掲載写真キャプション)

  • 「子育て中の友達は多くいますが、やっぱり専門的なアドバイスは参考になります」と笑顔のお母さん。うれしい一言です。
  • 子育てガイドブックには、相談窓口や子育てプラザの紹介、小児科の一覧など、子育てに役立つ情報がぎっしり。助かるわ。

グラフ加古川

かわいいな テントウムシの風車

「花とみどりの加古川、やすらぎとうるおいのあるまちづくり」をテーマに、4月28日 29日に日岡山公園で開催された「花とみどりのフェスティバル」。公園内は春らんまんで、色とりどりの花や木が、やわらかい日差しできらきらと輝いていました。会場では、地元の高校生らが作った花壇やガーデニング作品の展示、植木のセリ市など、花とみどりにまつわる催しがあり、訪れたみなさんは、うららかな春のひとときを楽しんでいました。

こう折ったらいいのかな?

こどもの日の5月5日に、総合文化センターで「こどもフェスティバル」が開催されました。この日は、プラネタリウムの無料上映、博物館や宇宙科学館の開放やマジックショーなど、好奇心をくすぐる数々の催しがあり、参加した子どもたちは興味津
々。折り紙教室では、先生や家族の人に教えてもらいながら、真剣なまなざしでペンギンなどを折り上げ、達成感あふれる表情を見せていました。

エコらむ その12

「エコらむ」は、環境(エコ)に対する市の取り組みや提案などを紹介するコラムです。

市では、環境省で実施している「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」にあわせて、市内のライトアップ施設や事業所、家庭の消灯を呼びかけています。

ライトダウンキャンペーンは全国で一斉に実施されます

ライトダウンキャンペーンの目的は、普段いかに照明を使用しているかを実感することによって、日常生活でできる温暖化防止対策を実践するきっかけにしてもらうことです。
昨年は、洞爺湖サミットと合わせて、6月21日(夏至の日)と、7月7日(クールアースデイ)に全国一斉消灯を呼びかけました。市役所や地元企業を含む全国約15万カ所の施設が実施し、消費電力量237万キロワット時の削減ができました。これは、CO2排出量925トン(一般家庭約6万4千世帯の1日分の排出量)に相当します。
今年も、6月21日を「ブラックイルミネーション2009」、7月7日を「七夕ライトダウン」と題して、一斉消灯を呼びかけます。
みなさんも、防犯や安全面で支障のない範囲で、ご協力をお願いします。

次回は、7月号で「緑のカーテン」について掲載します。

ミニ特集

尾上公民館がオープン

新しい生涯学習の拠点

四月に、浜の宮中学校区の新たな生涯学習の拠点として、尾上公民館がオープンしました。このページでは、尾上公民館の魅力について紹介します。

利用案内

尾上公民館 電話 423-2900

  • 所在地 尾上町池田1804-1
  • 開館時間 火から土曜日 9時00分から 21時00分 日 月曜日 9時00分から 17時00分
  • 休館日 祝日、年末年始

だれもが使いやすい公民館です

建物は平屋建てで、各部屋への移動のために階段を上り下りする必要がありません。また、廊下と部屋の間に段差がないバリアフリーな設計です。ロビーや中庭の近くには、くつろいで話をしたり、休憩したりできるソファーもあります。新しい仲間づくりや地域の交流の場として活用してください。

木の温もりにあふれています

木造風の外観のほか、室内の内壁にも木材を多く使用しています。中庭には、木の質感を生かしたウッドデッキを設けています。公民館全体が、木の温かみを感じることができる、安らぎの空間になっています。

用途に応じたさまざまな部屋があります

最大で200人収容できる大ホール、講座などに適した研修室、調理室、和室など、利用目的に応じたさまざまな部屋があります。フローリングの床に床暖房を備えた、ふれあい交流ルームもあります。季節を問わず、床に座って遊ぶことができるので、子育てサークルなどの活動にも最適です。

環境にも配慮した設計です

自然環境に配慮し、発電時に温室効果ガスを出さない太陽光発電設備を備えています。晴れた日なら、空調を除いた公民館全体の電気使用量の7から8割をまかなうことができます。ロビーには、発電量やCO2削減量などを表示するモニターを設置。現在の発電量でどんなことができるかなどを分かりやすく紹介しています。

リラクセーションTime参加者を募集

いろいろなリラックス法を体験しながら、自分にあった方法を見つけてみませんか。

  • とき 7月4日から来年2月の毎月第1土曜日 9時30分から 11時00分  8回コース。
  • 内容 アロマテラピー、音楽鑑賞など
  • 対象 市内に住んでいるか勤務している60歳未満の女性  妊娠中の人は参加できません。
  • 定員 25人(申込者多数の場合は抽選)
  • 参加費 3,000円
  • 申込 問い合わせ先 6月16日までに、電話 かメールで尾上公民館(電話 423-2900、メールアドレス onoe_s_n@bb.banban.jp)へ。

みとろフルーツパーク

遊びにおいでよ自然いっぱいのみとろフルーツパークへ

豊かな自然に囲まれたみとろフルーツパークが、新しい魅力を加えてリニューアルオープン! 子どもから大人まで、みんなが楽しむことができる施設です。家族や仲間同士で、自然の中でゆっくり過ごしてみませんか。

利用案内

みとろフルーツパーク 電話 428-1113

  • 所在地 上荘町見土呂845-16
  • 開園時間 月から金曜日 10時00分から 18時00分 土 日曜日、祝日 9時00分から 18時00分
  • 休園日 年末年始

自然の中で遊ぼう!

三輪車やビニールボールなど、外で遊べるいろんな遊具を置いています。パーク内にはジャングルジムや芝生広場もあり、自然の中で思いっきり遊ぶことができます。また、パークの隣にあるウォーキングセンターには、ベビーベッドやたたみの床、ついたてなどを設置。ちょっとひと休みするときに利用できます。

緑の中を散策しよう!

遊歩道を整備し、ハイキングコースを設定しました。明石海峡まで見渡すことができる展望台を通るコースや、隣接する観光果樹園を散策するコースなど、500から1,600メートルの6コースがあります。また、季節の花々が咲き誇る花畑などもあり、四季折々の自然を楽しむことができます。  果実の収穫期には、一部通行制限があります。

自然を味わおう!

パーク内の観光農園では、玉ネギやサツマイモの収穫体験など、農業に親しむことができる催しを定期的に行っています。毎週日曜日には、地元産の新鮮な農作物の朝市もあります。また、隣にある観光果樹園では、6月下旬からはスモモ狩り、7月中旬からはブドウ狩りなど、季節の味覚を楽しむことができます。

7月4日芝すべりの丘がオープン

みとろフルーツパーク内に、新しく「芝すべりの丘」がオープンします。全長30メートルの天然芝の斜面を一気にすべるのはスリル満点。ぜひ一度遊びに来てください。

オープニングイベントを開催

とき 7月4日(土曜日) 10時00分から 11時00分
内容 芝すべり体験、スモモ狩り、三輪車などの遊具の貸出し  芝すべり用のダンボールを持参してください。
参加費 無料  スモモ狩りは、中学生以上は700円、4歳から小学6年生は500円が必要。

えんぴつ

市内で新型インフルエンザ感染者が確認されたニュースが、今月号の掲載内容を最終確認しているときに飛び込んできました。情報コーナー見開きの左上に記載のとおり、今後どのような状況になるか分かりません。催しなどに参加のときは確認をお願いします。
新型インフルエンザといっても、症状も対策も季節性インフルエンザと大して変わらないそうです。みなさんも、うがいや手洗いの励行、マスク着用、不必要な外出を控える、休養とバランスの良い食事を取るなどの感染予防に努めてください。 (K) 

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